コミック
SIDOOH―士道―
シリーズ内の平均評価:
(42)
完結
ニッポンが“幕末”と呼ばれる少し前、動乱の世に放たれた二人の兄弟がいた。兄は雪村翔太郎:14歳、弟は雪村源太郎:10歳――たった二人で生きる決意を誓った幼き“侍”に、容赦なく降りかかる時代の混沌、修羅の世界。ROCKする《SAMURAI COMIC》の決定版、ついに始動!
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瑠儀を討ち、“白心郷”を滅びへと導いた会津軍。深傷を負った兄・翔太郎と共に、弟・源太郎は一路、会津を目指した。やがて眺望が開けると、そこには夢にまで見た磐梯山が・・・。家族を想い、友の存命を願い続けた翔太郎が、静かにその瞳を閉じた。戊辰の戦火により壊滅的な打撃を受ける試練の中、武士道を貫く源太郎が最後に下した直往邁進の決断とは!? 史上最強の侍COMIC、ここに堂々完結――!!
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戦火をかいくぐったものの、幕軍はさらなる窮地に追い込まれていた。「頼りは会津」と、最後の望みを会津軍に託した将軍・徳川慶喜が、翔太郎に命じた策は、「将軍の影武者となって上総へ行き、瑠儀を討て」というものだった。決意を胸に、“白心郷”本陣へと赴いた翔太郎たちは、徳川慶喜になり代わり、悲願達成できるのか!? 翔太郎VS瑠儀、未だかつてなかった究極の戦いが、今始まる・・・!!
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起死回生を期して、江戸へと舞い戻った幕軍。はるばる会津より、翔太郎を訪ねて来た百舌と谺だったが、全面敗北からの再起を誓う翔太郎の胸中は複雑だった。一方、思わしくない菊乃の体調を憂い、気持ちが揺れる源太郎は故郷・会津への一時帰還を決意。信じ続ける源太郎を慕いながらも、心の叫びを封印する菊乃の切実な涙――会津軍は、本当の意味での正念場を迎えた。
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京都郊外、鳥羽街道で旧幕府軍と新政府軍が衝突。砲撃に導かれ、ついに日本は国内史上最大規模の内戦、鳥羽伏見の戦いへと突入した。翔太郎・源太郎を中心に、誇り高き“会津磐颯隊”は決死の突撃を試みるものの形勢は不利。敗走の色を払拭できないまま、瀕死の痛手を負う会津軍にさらなる追い打ちが・・・!?
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“白心郷”の砦へ入城を果たした西郷は、抜き差しならぬ緊迫感の中、瑠儀からの手厚い歓待を受けながら、時代を先読みする驚愕の新世界に魅せられる。一方、翔太郎、源太郎、リャンの3人も“白心郷”の砦へ決死の上陸。不意に瑠儀との遭遇を果たしてしまった源太郎! 源のブッ放した銃弾が瑠儀の片腕を奪った!! 事態は予想だにせぬ結末を迎える・・・。意地と武士道のぶつかり合う乱世の幕が開いた! そして日本は、史上最大規模の内戦:戊辰戦争へと導かれる――
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捕虜となっていた、“白心郷”の那鴨より、坂本龍馬と瑠儀、密会の情報を得た翔太郎たちは、その絶好の機会を狙い、近江屋への襲撃を計画。力花火と空飛ぶ駕籠を武器に、大空飛び交う気球から襲撃を試みる源太郎。一方、近江屋に潜入した翔太郎は、ついに坂本龍馬、中岡慎太郎と遭遇を果たした。最先端のピストルを構える坂本に対する翔太郎の剣。翔、源、リャンVS“白薩長”同盟、遺恨のバトル勃発。
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重態のまま長州軍に捕らえられた鮫島太助は、高杉晋作の配慮により厚遇を受けるが、“私”よりも“隊”を想う自らの武士道を貫き、数日後、心身ともに清々しいまま自害の道を選んだ。それから間もなく、病に伏していた高杉は下関にて二十七年八か月の生涯に幕を閉じた――そして日本は大政奉還を経て新たな時代へ。勝海舟に促され、新たな使命を受けた雪村翔太郎と弟・源太郎は、西郷隆盛の懐刀リャンキナーと初めての邂逅を果たし・・・
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宿敵“白心郷”と遺恨の遭遇を果たした会津軍。敵の執拗な攻撃によって劣勢に陥りながらも、雪村翔太郎の統率でなんとか窮地を凌いだ。一路、幕敵にして逆賊・長州の戦場へ。道中、戦で傷ついた鮫島太助は、一人無念の撤退を決意。だが、時既に遅く敵の包囲網に捕らえられ・・・!?
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幕府と長州は遂に手切れ。血で血を洗う戦闘の火ぶたが切られた。幕府軍の潰走を知らぬ、雪村翔太郎率いる“磐颯隊”の歩みは宿敵・長州領へと向けられた。思わぬ山中での敵陣遭遇。夥しい敵の刃が静かに忍び寄る。“磐颯隊”窮地! その時、先陣を切った鮫島太助が眼前に捉えた忌敵“白心郷”の旗――未だかつて無かった凄惨なる遺恨の戦いが始まる!
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会津・薩摩、そして長州――合戦の炎が京を嘗め尽くす。動乱の兆しがますます濃くなる中、翔太郎が百舌との祝言を決意。一方、倒幕に暗躍する坂本龍馬と中岡慎太郎。二人が出向いた先に鎮座するは、勝海舟、西郷隆盛、高杉晋作・・・!! 相容れぬはずの三者を呼び寄せたのは、鞍馬の天狗こと“白心郷”の主・瑠儀だった!!
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“白連隊”と新選組は、尊皇攘夷派の取り締まりを強化し、京市中の探索を行っていた。そんな折り、“白連隊”鮫島太助は新選組が捕らえた天野から、京都守護職:松平容保公の暗殺計画を聞き出す。一方、京を守る新選組は、池田屋で秘密裏に会合していた倒幕志士たちを壊滅させるが・・・!?
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新選組への入隊を希望する若者・北里平三に武士の資質を見いだせない源太郎は入隊を諦めさせるべく、新選組の羽織を着せたまま、“度胸試し”とも言える危険な見廻りの任務に連れ出した。しかし、その行為は新選組に敵対する天誅組が絡んだ大事件へと発展し・・・。卑劣な天誅組との激戦必至!!
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