小説
煮売屋なびきの謎解き仕度
シリーズ内の平均評価:
(2)
なびきは幼い頃に親兄弟とはぐれ、神田に煮売屋を営む久蔵に引き取られた。養親となった久蔵が富士のお山でのご来光を拝むために旅立ったことで、十四歳のなびきが女将として、間口二間で二階建ての店を任される。久蔵が残した「神棚の神さまへの供えだけは忘れるな」という教えと、料理の腕で店の切り盛りは何とかなるものの、なびきを悩ませるのは、店に持ち込まれるお客たちの事件や謎だった。不思議な神さまのお告げと持ち前の鋭さで、なびきは難事を乗り越えていくのだが……。美味しい料理と事件の謎が彩る、江戸前ミステリーの誕生・・・
便利な購入方法
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なびきは、幼い頃に親兄弟とはぐれ、神田に煮売屋を営む久蔵に引き取られ育てられた。十四歳になってから、店と加護する神棚を久蔵から引き継ぎ、常連客から寄せられる事件を、持ち前の感の鋭さと神さまのお告げで解決してきた――。風が冷たくなってきた師走、夢のお告げの後に煮売屋に四国八十八ヶ所巡礼を終えた禅僧・道維がやって来るわ、看板娘のおしずの元旦那が押しかけてきて騒動になるわと難題が押し寄せる。煮売屋なびきは平穏な日々は戻るのか。江戸前ミステリー、いよいよクライマックス。
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幼い頃の火事で親兄弟と生き別れになった少女・なびきは、養父の久蔵の元で煮売屋を営んでいる。富士参りから久蔵が帰ってきて、落ち着きを取り戻したと思ったのも束の間、ツケをため過ぎて蓄電したはずの、店の常連客の荒太が江戸に舞い戻ったことで、思わぬ問題が巻き起こる。目黒不動の富くじを当てたという荒太の振る舞いで、浮足立つ常連客たち。同心の小者の大寅にも目をつけられた上に、不審な男の影が店の周囲に現れる。威勢の良さと持ち前の推理力で、難事を鮮やかに解決する江戸前コージーミステリー、第二弾!
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なびきは幼い頃に親兄弟とはぐれ、神田に煮売屋を営む久蔵に引き取られた。養親となった久蔵が富士のお山でのご来光を拝むために旅立ったことで、十四歳のなびきが女将として、間口二間で二階建ての店を任される。久蔵が残した「神棚の神さまへの供えだけは忘れるな」という教えと、料理の腕で店の切り盛りは何とかなるものの、なびきを悩ませるのは、店に持ち込まれるお客たちの事件や謎だった。不思議な神さまのお告げと持ち前の鋭さで、なびきは難事を乗り越えていくのだが……。美味しい料理と事件の謎が彩る、江戸前ミステリーの誕生。
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