しろくろに染まる
阿路乃もと
「世界は『偽物』で できている」初恋の人、涼士(りょうじ)に「都合の良い相手」と吐き捨てられ、信じられるものを何もかも失くしてしまった要(かなめ)。家にも学校にも居場所がなく自暴自棄になっていた要に、優しく手を差し伸べてくれたのは同級生の昭人(あきと)だった。人間は皆、嘘つきで、この世は上辺だけの世界だと心を暗く閉ざしていた要は、昭人の優しさに触れて温かい心を取り戻していく。「友達になりたい」と優しく抱きしめてくれた昭人に恋心を抱く要だったが、昭人には恋をしている人がいて…切なくも優しい、ヒュー・・・
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「―――好きです。ずっと、好きです」
涼士(りょうじ)のアパートに通うことをやめた要(かなめ)は、唯一の居場所を失くして寂しい日々を過ごしていた。
ずっと抱いていた想いを涼士に伝えることができずに後悔していた要。
《ケイ》という男に利用されながらも、涼士に会うことができた要は好きな人と最後の夜を共に過ごす。
要の想いは届くことなく、二年ぶりに再会した涼士には「覚えてない」と冷たく突き放されてしまうが―――。
切なくも優しい ヒューマン・ラブストーリー、ここに完結。 -
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昭人(あきと)と大晦日に会う約束をした要(かなめ)は、大切な人と過ごせる日々に喜びを感じていた。
帰宅途中に涼士(りょうじ)の知り合いである男《ケイ》に出くわし、無理やり連れられて要は二年ぶりに涼士と再会することになる。
辛い別れをした涼士のことを要は ずっと忘れようとしていたが、忘れられなかった。忘れたくなかった…
「だって 涼士さんは、初めて好きになった人だから」
要と涼士の切なくも優しい出会いが明らかになる、過去篇が開幕――――。 -
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「世界は『偽物』で できている」
初恋の人、涼士(りょうじ)に「都合の良い相手」と吐き捨てられ、信じられるものを何もかも失くしてしまった要(かなめ)。
家にも学校にも居場所がなく自暴自棄になっていた要に、優しく手を差し伸べてくれたのは同級生の昭人(あきと)だった。
人間は皆、嘘つきで、この世は上辺だけの世界だと心を暗く閉ざしていた要は、昭人の優しさに触れて温かい心を取り戻していく。
「友達になりたい」と優しく抱きしめてくれた昭人に恋心を抱く要だったが、昭人には恋をしている人がいて…
切なくも優しい、ヒューマン・ラブストーリー。 -
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