紙の罠
都筑道夫(著者)
,日下三蔵(著者)
/ちくま文庫
作品情報
紙幣印刷用紙が輸送中のトラックから強奪された。犯人は紙幣贋造を狙ったのだろう。そんな計画を察知した近藤庸三は贋造に必要な“製版の名人”の身柄を押さえ、紙強奪犯へ引き渡す取引を思い立つ。しかし、同じ企みを持つ土方と沖田、さらに強奪犯の一味も動き出していた……。二転三転する物語の“結末”は完全に予測不能。奇想天外アクション小説が遂に復活。シリーズ続編「NG作戦」併録。
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商品情報
- シリーズ
- 紙の罠
- ジャンル
- 小説 - ミステリー・サスペンス・ハードボイルド
- 出版社
- 筑摩書房
- 掲載誌・レーベル
- ちくま文庫
- 書籍発売日
- 2019.11.07
- Reader Store発売日
- 2021.12.31
- ファイルサイズ
- 1.6MB
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この作品のレビュー
平均 2.8 (7件のレビュー)
-
先に『悪意銀行』を読んだ時は今ひとつのめり込めず仕舞いだったが、こちらの『紙の罠』にはだいぶしっくり来た。
例の贋幣事件の顛末や友子にまつわるくだりなど、スッキリ解決。
物語の始まり方はかなり唐突…。
バタバタっと飛び出して行ったが最後、二転三転する事件の渦に雪崩式に巻き込まれていく。
頭が切れて弁が立って格闘もこなせる主役に、度胸にセクシーさに情も備えた美女の相棒、襲いかかる手強い刺客たちは勿論のこと狡猾で冷酷なボスも登場、窮地に加勢する味方…とまさに「定石」のキャラクターが配置される。
そして彼ら彼女らが繰り広げるアクションとコメディとセクシー要素が見事にミックスしたものが一話目「紙の罠」。
二話目「NG作戦」も思わせぶりな開幕に謎の立て籠り事件に爆破予告と短編ながらそそる要素てんこ盛り。
ただ種明かしが拍子抜けというか、いま一歩スッキリ出来なかったのが残念。
p42の「五人を相手に〜十二、三の女だったけれど」の部分、更に前日譚があるのか…?
1刷
2021.9.25続きを読む投稿日:2021.09.25
たまたま何かの小説(たぶん石持浅海作品)の解説に、著者の名前が紹介されていて興味を持ち、図書館で借りて読んでみた。
古めかしくて、「いつの時代?」と思わず書かれた年代を確認してしまうほど。
携帯もU…berもない時代、連絡や移動手段の確保が大変そうだな〜なんて現代っ子丸出しの感想を抱く。
まず目次から面白い。
——————
第一章
ここではとんびが三羽よって
あぶらげのさらいっこをする
第七章
ここでは角砂糖の用途がわかり
近藤は三度目の気絶をおこなう
——————
といった感じ。どういうこと?と思いながらもワクワクするし、全て読み終わってから目次に戻ると、「確かに」と唸ってしまう。
次から次へと予想できない出来事の連続と馬鹿馬鹿しい展開に、伊坂幸太郎の『陽気なギャング』をうっすら思い出した。
特に、ラストの以外すぎる人物との対決には笑いが止まらなかった。ぶっ飛んでる!
令和のコンプライアンスにがんじがらめなテレビドラマに慣れ切った感覚で読むと、バンバン人が死にまくって不謹慎極まりないし、無駄としか思えないお色気描写など、フェミニストが激怒しそうな表現が盛りだくさんでとても新鮮だった。
感圧の解説で、宍戸錠さんと浅丘ルリ子さんで映画化したと知り、なんとなく納得。
好きか嫌いかで言ったら全然好きじゃないけど、最後までページをめくる手が止まらないほど引き込まれたし、面白い読書体験だった。
普段読まないようなジャンルもたまにはいいな、と思えた。作中に登場するようなレトロ喫茶にふらっと行ってみたくなった。続きを読む投稿日:2023.01.28
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