同調圧力 日本社会はなぜ息苦しいのか
鴻上尚史(著)
,佐藤直樹(著)
/講談社現代新書
作品情報
新型コロナウイルスがあぶり出したのは、日本独自の「世間」だった!
長年、「世間」の問題と格闘をしてきた二人の著者が、自粛、自己責任、忖度などの背後に潜む日本社会の「闇」を明らかにする緊急対談!
●戦争中から変わらない「国民総自粛」
●日本人が名刺をもらうとホッとする理由
●「世間=同調圧力」を生み出す日本独特のルール
●西欧は「社会」、日本は「世間」の大きな違い
●感染者はなぜ謝罪に追い込まれるのか?
●学校でも会社でも「先輩」が強すぎる不思議
●日本では「批評」がそのまま「人格批判」となる
●言霊の国なのに、言葉が信用されない謎
●ネット上の匿名が圧倒的に多い日本人
●若者の自己肯定感が低い理由
●なぜ出る杭は打たれるのか――芸能人の政治発言
●不寛容の時代に窒息しないために
生きづらいのはあなたのせいじゃない。世間のルールを解き明かし、息苦しさから解放されるためのヒント。
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商品情報
- シリーズ
- 同調圧力 日本社会はなぜ息苦しいのか
- 出版社
- 講談社
- 掲載誌・レーベル
- 講談社現代新書
- 書籍発売日
- 2020.08.19
- Reader Store発売日
- 2020.08.19
- ファイルサイズ
- 2.5MB
- ページ数
- 176ページ
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この作品のレビュー
平均 3.6 (60件のレビュー)
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日本で言う世の中は、世間であって社会ではない。なるほど!
日本には、「社会」というものがなく、あるのは「世間」。それがどういうことなのかが、お二人の対談で明らかになっていきます。すると、最近流行の、自粛であるとか、忖度なんかも見えてくると言うわけです。
… 「権利」というコトバは江戸時代にはなく、明治になってから、rightと言うコトバを翻訳して「権利」というコトバを作ったとの指摘は、大変興味深いものでした。rightというコトバには、「正義」という意味もあり、権利を行使することは正義である。よって、やむにやまれず生活保護を申請することは、恥でも何でもないわけです。しかし、日本では、権利ばかり主張している奴は嫌なヤツとなる。つまり、社会の中では当然のことが、世間では歓迎されないと言うことなのでしょうか。また、自己責任というコトバは、もともと証券・金融業界で使われ、投資者が判断を誤って損失を被っても、自分が責任を負うとの意味だったとか。でも今はどこか、自業自得みたいな使われ方であるのは、ご指摘の通りです。
それで処方箋としては、色々な「世間」を持つことであると言います。会社だけ、家庭だけの世間ではダメだということですね。コレはまぁ、納得できます。ただ、世界標準は一神教であり、神に支えられた個人主義というのは判らなくもありませんが、だとしたらアメリカ等の激しい人種差別はどう解釈すればよいのでしょうか?宗教が違うわけでもないのに、また同調圧力でもありますまい。日本にも勿論、差別はありますが、よってたかって暴行を加えるなどということはないですよね。いやいや、ホームレスに対する集団襲撃事件ってのは、ありましたっけ。
何にせよ、私自身は、正直言って、さぼと息苦しいとは感じていないのは、居心地のよい「世間」にどっぷりつかっているからかもしれません。ただ、お二人の対談は、とても興味深いものではありました。続きを読む投稿日:2021.12.05
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日本社会は村社会で、同調圧力がとても強くて生きにくい。個性を埋没させされてしまうという話。その通りでよく分析されていると思うのだが、じゃあどうやって生きていったらよいか、各自で考えてという意図だろうけ…ど、問題提起に関する続編を読みたい。続きを読む
投稿日:2023.11.05
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