20年勝ち続ける伝説のトレーダーに10倍大化け株の見つけ方をこっそり教わってきました。
坂本慎太郎(著)
/SBクリエイティブ
作品情報
初心者・初級者トレーダーの悩みは何でしょう?
「どの銘柄を買っていいのかわからない」
「買ったはいいものの、日々の値動きにビクビクしている」
ということではないでしょうか。
証券会社のディーラー時代に月に5000万円以上の利益を出し(当時の年収は1億円超)、かんぽ生命のファンドマネージャー時代には10兆円規模の運用を行っていた坂本さん。
個人投資家としては、少額から大きく増やすチャレンジとして、元金150万円を1年半で約5000万円にする投資を行っていました。
「勝ち続けることは不可能」ともいえる投資の世界で、好成績を収める背景には、株価を先読みするための情報収集、そしてIRフェアに足しげく通うなどの行動力がありました。
サラリーマン投資家でもマネできる王道のIR分析から、マニアックな視点まで、わかりやすくて楽しいレッスンをお届けします。
「どの銘柄を買っていいのかわからない!」
「日々の値動きに動揺したくない!」
誰でもアクセスできる情報から、買ったら放置で待てばいい!
【本書は、こういう人にオススメです】
●銘柄の見つけ方がわからない人
・「市場で過少評価されている企業」の見つけ方がわからない人
・企業分析しても、必要な分析が抜け落ちていてうまくいかない人
・成長株、割安株を見つけたい人
●中長期ほったらかしで、その分、大きく儲けたい人
・就業時間中に株価を気にしたくない人、値動きに動揺したくない人
・ほったらかしの中長期投資をしたい人
・ギャンプルではない投資をしたい人
【この本で得られるもの】
●銘柄選択のための、王道の分析からマニアックな分析まで、わかりやすく
●ストーリー仕立てで楽しくわかる!
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この作品のレビュー
平均 3.0 (2件のレビュー)
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このレビューはネタバレを含みます
・相場があれそうなときは、ディフェンシブ、内需株に移る作戦。
レビューの続きを読む
・米国債の金利が上がるとNYダウがさがる(株より利回りの良い債券への投資が増えるとダウが下がる)
・自社株買いすると発行済み株式が減るのでEPS(1株当たり純利益)が上昇→株価も上がりやすい
・減損損失は一時的な特損。将来にとってはプラス
・M&Aで株価上昇の期待(買収して次のQから)
→成功するM&Aは書いても売りても黒字。買収先企業の利益率が買収元よりもいいケース。本業に近い会社を買うのが成功確率が高い。
→M&Aの効果が期待できないケースは、買収元企業の売り上げに対して、買収先の打ち上げが圧倒的に少ないケース。買収先が赤字。
・外食や小売りのM&Aは決算まで待たなくても月次の売上高などIR情報で確認。(既存店) ※全店にしたら新規オープンが入るので売り上げ上がるの当たり前投稿日:2020.07.12
投資に関する本です。株の買い方については多くのテクニカルな手法が本などでも紹介されていますが、鍵になるのはやはりその企業の業績です。業績の見極め方と、それに応じた株の買い方を教えてくれる1冊です。
…
【特に印象に残ったフレーズ】
「チャンスを生かすには株価が伸びる銘柄を選ぶ。いくつかの銘柄をピックアップしたら、業績を分析し、その銘柄が宝石なのか石なのかを見極める必要がある。業績に対して株価が割安か、割高かといった判断をする。」
「いろいろなことに興味を持ち、好奇心のアンテナが立つようになると、儲かるストーリーが頭に浮かんできて、利益もついてくるようになる。失敗を恐れず、トライ&エラーを繰り返し、徐々にトレードの精度を上げる。」
「個人投資家は買う量も損切りのタイミング、量も全部自分で決められる。どんなに恥ずかしいことをしてもバレない。判断基準は増やさない。どうしても自分にとって都合のいいものを採用し、厳しいものは全部無視する。ファンダメンタルズ分析の知識が固まるまでは、テクニカルの知識は全部捨てておく。」
→儲かるストーリーが頭に浮かんでくるレベルになれば、投資は楽しくなるのかな、と感じました。
【本のハイライト】
・株価が安くなった時こそ投資のチャンス。チャンスを生かすには株価が伸びる銘柄を選ぶ。銘柄選びは、株式投資で利益を上げるためのキーポイント。ファンダメンタルズ分析を行う。いくつかの銘柄をピックアップしたら、業績を分析し、その銘柄が宝石なのか石なのかを見極める必要がある。業績に対して株価が割安か、割高かといった判断をする。
・いろいろなことに興味を持ち、好奇心のアンテナが立つようになると、儲かるストーリーが頭に浮かんできて、利益もついてくるようになる。失敗を恐れず、トライ&エラーを繰り返し、徐々にトレードの精度を上げる。
〇低迷する相場でも生き残る
・株価の動きは、日米・日中・米中関係、EUとの関係、為替レートなどの世界の動きと密接に結びついている。トレードで利益を上げるには、世界の動きを知り、高成長が期待できる銘柄を選ぶことが必要。
・個人投資家は買う量も損切りのタイミング、量も全部自分で決められる。どんなに恥ずかしいことをしてもバレない。判断基準は増やさない。どうしても自分にとって都合のいいものを採用し、厳しいものは全部無視する。ファンダメンタルズ分析の知識が固まるまでは、テクニカルの知識は全部捨てておく。
〇「これだけはチェックせよ」という経済指標
・相場全体のトレンドを把握する。個別銘柄の値動きだけを気にして一喜一憂しない。コンスタントに利益を上げるためには、市場の環境を判断し、状況に応じて投資先を検討する。
・為替、金利、NYダウの動きを知ることは、相場の今後を予測するいい指標になる。
・下がりそうな時には買わない、休むという経験を積んだ方が成長できる。難しいところではあえて勝負をする必要はない。一方、低迷期は逆張り投資をするチャンス。株価が上がりすぎて、手が出なかった銘柄を買う。
〇低迷相場でも生き残る逆張り投資法
・市況関連株は暴騰、下落を繰り返す。買うなら上昇の初動のみ。損を抱えないために注意できることはある。好業績なのにPERが上がらないなら、その原因を考える。
・当期利益が上がっているのに株価が下がっている銘柄があったら、疑問を抱く。そこから楽しい銘柄の深掘りが始まる。下がった理由を推理する。
・ファンダメンタルズ分析には定量分析と定性分析がある。定性分析は、数字以外の実地調査、安定性、成長性などで、ニュースを読んだり、アナリストのレポートを読んだりして、自分で評価するもの。
〇高配当銘柄とM&Aに投資する
・M&Aが盛んに行われるのは、過去に行ったM&Aが成功して新たな余裕が生まれた時や、企業の業績が良好で、総資産に対して現金の保有比率が高い時。今後もM&Aは増える可能性は高い。買い手企業は事業が拡大、発展するので業績も伸びるはず。株価の復活は期待できる。市場での買い付けで株式譲渡が実施されれば、株価の復活も期待できる。
・株価が安くなると配当利回りが高くなる。ここが落とし穴で、高利回りの銘柄には、業績悪化で株価が下落し、その結果利回りが良くなっているものが多い。配当を狙うなら、毎年安定的に配当を出している銘柄が安全。配当性向が良く、当期純利益が増えている銘柄もねらい目。
・M&Aでは、買収先の決算が買収した会社の決算に加わり、業績が上がる。決算前に株を仕込んでおけば、上昇が期待できる。月次でも、判断は可能。注目するのは「既存店」。全店は、新規出店があれば店舗数は増え、売上は当然良くなる。
〇「大化け株」の見つけ方
・最初はなんとなくでも、どこかの時点で株価が上昇するストーリーを立てられるかどうかが基本。必ずしも初動からでなくてよい。株価が動き出した途中からストーリーが描ければ、その動きに乗ればいい。
・東証一部より新興市場の方が見つけやすい。その中でも、時価総額が小さい銘柄を選ぶ。その銘柄が売上、利益を着実に伸ばしていることが大前提。中小企業なら、経営者が経営に対して、きちんとしたビジョンを持っていること。一過性ではなく将来にわたって需要を持続することも必要な条件。
・株価は業績で動く。この当たり前のことを忘れないこと。
・頑張らず、勉強するのが日常になって、トレードが楽しめるようになるのが一番。続きを読む投稿日:2021.01.15
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