太平洋戦争の終結から70年。全世界の化石燃料が枯渇するなか、日本は石油の利権を一手に握っていた。対米戦に勝利してハワイとカリフォルニアを併合していた日本は、太平洋を支配下に置くだけでなく、経済的にも世界の覇者となっていたのだ。復讐に燃える敗戦国アメリカだったが、雌伏のときを経てついに立ち上がる。戦艦“大和”を強奪した米海軍と、州境の防御ラインを破った陸軍重旅団戦闘団が目指したのは、カリフォルニア奪還だった。対する日本も動きだした。サンディエゴから西海岸駐留艦隊の原子力空母“赤城”“天城”が、真珠・・・
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太平洋戦争の終結から70年。全世界の化石燃料が枯渇するなか、日本は石油の利権を一手に握っていた。対米戦に勝利してハワイとカリフォルニアを併合していた日本は、太平洋を支配下に置くだけでなく、経済的にも世界の覇者となっていたのだ。復讐に燃える敗戦国アメリカだったが、雌伏のときを経てついに立ち上がる。戦艦“大和”を強奪した米海軍と、州境の防御ラインを破った陸軍重旅団戦闘団が目指したのは、カリフォルニア奪還だった。対する日本も動きだした。サンディエゴから西海岸駐留艦隊の原子力空母“赤城”“天城”が、真珠湾からは超戦艦“蝦夷”と機動部隊が出撃。さらに、空軍基地から忍者戦闘機『心神2』が発進する。狙いは原子力戦艦“ミニットマン”と“アメリカ”と艦名を変えられた“大和”の撃破。太平洋の覇権を賭けた第二次日米戦がここに生起した―。
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希少資源である石油の利権を巡って日米が戦った米西海岸大動乱。それは石油が枯渇する中、北海道に突如出現した大油田によって世界の覇者となった日本に敗戦国アメリカが挑んだ復讐戦だった。再び日本が勝者となった動乱から七年、今度は北海道が激動に襲われる。ドイツ・イギリスをはじめとするEU連合とロシアが、北海道を狙って武力侵攻してきたのだ。折悪しく南方機動演習に出払っていた日本陸海空軍の代わりに、孤軍奮闘する北海道道州軍。だが、日本軍が主力を欠く隙を狙ったような侵攻作戦の裏には大きな陰謀が…。未曾有の戦乱の前途に勝者はいるのか?そして、南方から急ぎ取って返す超巨大空母“大和”の目的は。
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