インド独立の志士「朝子」
笠井亮平(著)
/白水社
作品情報
アシャ(日本名「朝子」)という女性のことを知る者はそう多くないだろう。アシャは1928年、神戸を拠点にインド独立運動を展開していた父サハーイと母サティの間に長女として生まれた。サハーイは、日本におけるインド独立運動のなかでは「中村屋のボース」ことR・B・ボースに次ぐ存在で、「自由インド仮政府」の閣僚を務めた人物でもある。
神戸の小学校を卒業後、昭和高女(昭和女子大学の前身)在学中に来日したチャンドラ・ボースに感化されてインド独立運動に身を捧げることを誓ったアシャは、インド国民軍(INA)に入隊することを決意。1945年5月、バンコクにあったINA婦人部隊に配属されるも、日本の敗戦により活動は終了してしまう。その翌年、シンガポールで父と合流したのち、アシャは生まれて初めて祖国インドの地を踏んだ――。
本書は、本人と関係者へのインタビューのほか、未公開の日記や回顧録など貴重な資料を駆使し、一独立運動家の目で見た戦前・戦後の日印関係を再構成。日本で生まれ育ち、若くしてインド独立運動に身を投じたアシャとその家族の数奇な運命を通して、気鋭の研究者が日印関係史に新たな視角をもたらした傑作である。
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商品情報
- シリーズ
- インド独立の志士「朝子」
- 著者
- 笠井亮平
- 出版社
- 白水社
- 書籍発売日
- 2016.03.24
- Reader Store発売日
- 2018.03.09
- ファイルサイズ
- 18.6MB
- ページ数
- 270ページ
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この作品のレビュー
平均 4.5 (2件のレビュー)
-
なにかきっかけがあって
この本を読もうかと思ったんですが
何だったか 忘れてしまいましたが 読みました。
イメージとしては
主人公の「朝子」さんの日記がベースになって
「アンネの日記」のような …読み物かと思いましたが
著者は それだけでは 全体像がわかりにくいと思ったらしく
インド独立運動の リーダーである チャンドラ・ボースや
彼女の父親である サハーイや母サティなどの事などを 詳しく描いていました。
ので 当初は少々退屈っぽかったけど
インド独立運動といえば
ガンジーさんというイメージしかなかったので、
独立運動が 第二次世界大戦の時期とからみ(多分これは学校で習ったと思うけど)
日本が 敗戦したけど インド独立に協力した事などが 理解できました。
だから 東京裁判でインドの人が 擁護してくれたのですね~と
勝手に解釈しました。
インドと日本は こういう結びつきがあったのですね。
主人公の「朝子」さんこと アシャさんは
この本ができるまでは 生きていらっしゃったようで
著者が直接インタビューできたようです。
「朝子」さんは 日本で生まれ育ち
そして 独立運動に協力したいと 17歳で家族と離れて 婦人部隊に入隊して
インドに戻って「アシャ」という名前に戻り(インド名)生きていきました。
もしも、あの戦争で 日本軍が勝っていたら
インド独立の時期も変わっていただろうし
インドとパキスタンは 離れていなかったかもしれないし ・・・
歴史に 「もしも」 はありませんが
こういう 争いなどが 起こった 事実などは 継承されて
二度と争いのない 世界になると 良いですね。続きを読む投稿日:2022.06.16
その時の感情は
そのときにしか生まれ得ないことでしょう
どの時代に生存したのか
ということは、その人の生き方に相当の重みを残す
ましてや 戦争という時代に存在したからこそ
経験せざるをえなかったことも…むろんあることでしょう
すべてのことにいえることですが
その時の判断 その時の思い
戦後70年を経て
ようやく現れ出た史実をもとに
その当時を生き抜いたインド人女性アシャさん
アシャさんなればこそ浮かび上がってきた事実
よくぞ書き残してくれたと思います
昨日までは今日につながり
今日は明日からにつながっている
あらためて
そのことに思い至らせられました
それにしても
この戦争の時代での在日独逸人「朝子」と同じように
ドイツでの在独日本人「○○」は存在したのだろうか?
かなり興味深いことである続きを読む投稿日:2016.06.24
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