中原さん、経済オンチの私に日本の未来を教えてください
中原圭介(著)
/SBクリエイティブ
作品情報
◆あなたは、こんな苛酷な未来を生き抜ける?
2025年 定年が75歳になる
2027年 持ち家の価格が下がり続ける
2030年 稼げる難関資格が負け組に
2037年 あのトヨタが絶体絶命の危機に
2042年 給与の天引き額が最大化
経済学のセオリーが通用しない時代、
政府の御用エコノミストには語れない
日本経済のこれから、本当の危険度!
イノベーションが雇用を奪う
10年以上先も生存するために!
誰もが安泰ではない世の中が加速する10年後、
楽観はダメ!
戦略的な「撤退戦」が求められる!
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この作品のレビュー
平均 3.5 (3件のレビュー)
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「少子高齢化」にキチンと取り組んだ書 真摯な姿勢、データのレベル高い
①経済縮小 ②税収不足 ③社会保障費の膨張
→日…本の未来を『真剣に』考える
不動産価格 地方自治体 大学 国民所得
1.社会保障費の増加(43)
わずか10年間で30兆円増える 誰も直視しない 先送り
2042年高齢者ピーク3935万人 ただし高齢化率は上がる
2.日本の自動車関連産業 530万人8%
EVクルマ
自動運転
3.AIの雇用問題
生活保護(86)世帯倍増 2000年75万人→2015年163万人
4.日本の不動産
住宅ストック6062万戸 総世帯5245万戸を越える越える
空き家 63万戸 14%
貸し家新築 41万戸
5.地方自治体の財政問題
6.可処分所得は減少続きを読む投稿日:2018.11.10
記録によれば昨年末(2017)に読んでいた本ですが、先週改装オープンした近隣の図書館へリサイクルとして出す本を纏めていたら、まだレビューを書いていないことが判明しました。
ここ数年、私の興味が向いて…きたこともあり、日本の人口の将来像を解説した本が目立つようになりましたが、この本でも、つい数年先の2025年から2045年あたりにかけて、会社に勤務している人達にとって激動の時代を迎えることになるその現象を予測して書かれています。
将来こんな姿になりますよ、とだけ書かれたら素通りしてしまいそうですが、この本のように明確な年限が明示してあると、なんだか危機感を感じてきます。
特に、自動車メーカとして日本だけでなく世界でも重要な位置を占めているトヨタの経営がピンチになるのが、2037年とのことですが、我が家の娘たちを含めて現代の若者の関心事を見ても、クルマとのかかわりが変わっていくことは予想されます。
私が新入社員として社会人になった平成元年には、「君達は60歳まで、この会社で働くんだよ!」と言われましたが、3つの点で変化してしまいました。一つは、定年は事実上、65歳になったこと、この本では2025年には75歳になると言っています。二つ目は、勤務して20年足らずで私が転職してしまったこと。三つ目は、もその会社が吸収合併されて無くなってしまったことです。この3点は、おs会社に入ったときには想像もできなかったことでした。
そのような時代に生きている私達は、今後、人口推移に関する予測だけは「実現することがほぼ約束されている未来」です、その時にどのような社会になっているかは、断言できませんが、かなりの確度でその様になっていくでしょう。トヨタが経営危機を迎え、あのホンダと合併せざるを得なくなる、とは平成6年に刊行された、堺屋太一氏の予測小説「平成30年」という本に書かれていたことですが、あの小説を読んだときには予測できなかった世界が、現在起きている(若者の車離れ、スマホ・インターネットの普及、自動運転化による車のコモデティ化等)を思えば十分にあり得ることです。
今までの10年を振り返るだけで凄い変化が起きたと実感します、今後10年間ではさらにそれが加速することでしょう。1年1年を悔いのないような生活を送っていきたいと思いました。
以下は気になったポイントです。
・GDPは国内で生み出された付加価値の総額だが、その在り方は30年前と比べて大きく変わっている、なので付加価値を旧態依然のままのモノの見方で見ること自体がおかしい(p35)
・2040年代までは、国民が自分事として危機感を持つのは、なかなか難しいと危惧している、人口は毎年少しずつ減っていくので(p49)
・VWは研究開発費が抑えられる電気自動車へと舵を切らざるを得なくなった、排ガス規制逃れの賠償金があまりにも巨額なので(p55)
・米国では、カリフォルニア州、ワシントン州、ニューヨーク州はパリ協定目標に取り組む米国気候同盟を結成、いずれ米国もパリ協定に復帰するだろう(p60)
・企業は常に効率化を目指し、今まで以上に利益を出すことを追求する、ここに資本主義の限界、先進国における限界が露呈してきている(p65)
・日本の高齢者は、2042年の3935万人でピークになる、遅くとも30年後に医者が負け組になる根拠、それに加えてロボットやAIが医師を代替えする、2065年には、2017年よりも少ない3400万人を切る(p82)
・職人技は機械では代替えできないと思われてきたが、3Dプリンタを使えば寸分たがわない精度で実現できる(p83)
・AIに勝てるものとしては、「おもてなしの心=」人間同士の気持ち良い付き合い、触れ合いである。観光・農業・医療が日本の生き残る道であろう(p88
・どんな時代になっても「考える力」の重要性は変わらない、それが無ければ生き残るのは難しい(p118)
・2025年以降は東京都でも人口が減少しはじめるので、地方だけでなく東京でも空き家が目立ってくるだろう(p125)
・このままだと国も地方も財政がもたないので、定年を75歳にする、今の40代よりも下の世代はその覚悟が必要(p183)
・外貨を稼ぐための手段として注力すべきなのが、観光+医療を組み合わせる、「医療ツーリズム」(p218)
2018年6月30日作成続きを読む投稿日:2018.06.30
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