この作品のレビュー
平均 3.8 (6件のレビュー)
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アイドルになりたい子へのアドバイス。
アイドルという職業が生半可ではできないことがよく分かる。
なので、この本を読んでアイドルになりたいと思うのであれば、かなり意志が固いだろう。
アイドルとは「好…き」になってもらう職業
好きになってもらうには個性が必要。
アイドルにとっての個性とは「魅力的な欠点」。
アイドルには運が必要。
その運を引き寄せるためには努力をしている必要がある。
これは、サッカーでなぜかゴール前にいて点を入れられるFWのよう。いつでも、ゴールの可能性があるポジション取りをする努力をしている。
アイドルは天然と腹黒しかいない。
そのままで魅力的でないなら腹黒になるべき。
腹黒になる-自分を魅力的に見せるためには、まず自分のことを知らなければならない。さらにはファンのこともよーく考えなきゃいけない。一人一人のファンを研究して、いかに自分をアピールするか?
アイドルになるのに一番必要なのはメンタル。
ガッツ、ハングリー精神。
アイドルの歴史に書いてあった
岡田有紀子の命日にファンがいまでも集まっている
というのは凄いなと思った。続きを読む投稿日:2021.05.23
『アイドルになりたい』
著者 中森明夫
ちくまプリマー新書 2017年
この本はアイドルになるためにどういう心構えが必要であったり、歴史であったり、アイドルの仕事とは何かというものを書いた、アイドル…に関する入門書である。けれど、僕はこの本はアイドルという職業を通して見た現代社会の入門書的な本であると考える。
まず著者はアイドルは好きになってもらう仕事だと定義しています。もっと詳しく書くと、メディアを通して、好きになってもらう仕事だと書いてある。この好きになってもらう仕事というのがなかなか難しく、いろんな人に好きになってもらう仕事であり、言ってしまえば、究極の客商売であると書いている。たとえ嫌いだと思う人でも、自分に会いにきた人であるなら、笑顔を見せなきゃいけない。まぁ、ここに関しては自分に好意があると考えれば、そこまで苦ではないと思うが。
そして著者はアイドルに関しての歴史を書いているが、ここに関しては重要なことはメディアの変化の歴史がアイドルの変化の歴史であるということである。いわゆるTVが一般家庭に普及した1970年代に最初の国産アイドルである南沙織が誕生し、そこから連綿と続く、アイドルの歴史はスタートし、今の動画配信の時代にまた新たなアイドルの形が萌芽したと言える。
この後に、アイドルという文化を広めるためにはどうすればいいかなど話は続くが、興味が出た方は是非とも買って一読をお勧めする。
最後に、一番印象に残った箇所を引用する。
アイドルとしてブレークしたら、君は友達を失う
親友とも関係を断つことになる。
絶対に……とは言わないよ。けど、ほぼほぼそうなる。ブレークしたアイドルの多くが、そうなったことを、僕は知ってる。
悲しいことだ。でも、これが現実なんだ。
個人的にはこの文章を飲み込めるかどうかが、アイドルになれるかなれないかの分かれ道だと考える。アイドルは別に歌が上手くなくても、ダンスが上手くなくてもいい。けれど、やっぱり状況が変化してもそれに耐えうる能力が必要だと思う。もし、それがなければ、無駄に傷つくことになるし、なにより知らなくてもいいことを知ってしまうと思う。
そして何より、アイドル的な要素はどの芸能人も備えなければいけないし、さらに今のこの動画配信の時代誰もがアイドルになれる機会がある。すなわち一億総アイドル時代である。ならば、この本はアイドルに関する本と見せかけて、今の社会を生きる僕らに関して書いているのだと思う。
続きを読む投稿日:2024.01.19
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