確定拠出年金の教科書
山崎元(著)
/日本実業出版社
作品情報
確定拠出年金に加入しているすべての人、待望の基本書!
2016年3月末時点で、企業型548万人、個人型25万人と、多くの人が加入し、毎月何万円ものお金を積み立てている確定拠出年金。
うまく利用すれば非常にお得な制度であるにもかかわらず、ベストな運用をしていなかったり、そもそも加入できるのにしていなかったりで、“もったいない”ことになっているのが現状です。
本書では“お金との賢い付き合い方を教えてくれる第一人者”である著者が、すべての人が最も得できる確定拠出年金の活用法を、実際の商品ラインナップの例も交えながら、シンプルかつロジカルに解説。
2017年から施行される改正法にも対応しています。
この本を手元に置いておけば、誰もがすぐに、確定拠出年金とのベストな付き合い方ができるようになります。
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商品情報
- シリーズ
- 確定拠出年金の教科書
- 著者
- 山崎元
- 出版社
- 日本実業出版社
- 書籍発売日
- 2016.06.10
- Reader Store発売日
- 2016.07.22
- ファイルサイズ
- 9MB
- ページ数
- 240ページ
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この作品のレビュー
平均 4.0 (22件のレビュー)
-
投資の専門家による確定拠出年金についての解説本。教科書と言うにふさわしい、よくまとまった本だと思う。確定拠出年金とはどういうもので、どのように活用すればいいかがよくわかった。
「日本航空が破綻したと…きは、現役社員で給付額の5割、既に退職したOBで3割にあたる企業年金額が減額された」p28
「厚生労働省は、厚生年金基金制度を将来的に廃止する方針を既に決定している。ピーク時には全国に1800以上あったが、経済的に余力のある大企業の基金を中心に代行返上や解散が相次ぎ、今や基金の数は245まで減っており(2016年4月1日時点)、残っているのは主に、解散等に掛かる損失処理の負担に母体企業が耐えられないことで、やむを得ず残った基金が多い。確定給付型の年金から確定拠出年金へという企業年金のトレンドは、当面、加速することはあっても、逆行することはないだろう」p54
「選択肢が多いことは、一見悪いことではないように思われるかもしれないが、行動経済学の研究から、人間は選択肢が多すぎる場合、選択行為を放棄したり、選択が雑になったりすることがしばしばあることが知られている」p66
「国内株式のインデックス・ファンドは確定拠出年金以外の口座でETFを買う方が運用管理手数料が安いので、運用資金を増やして確定拠出年金で外国株式インデックス・ファンド、NISAで国内株式ETFといった組み合わせになるべく早く持っていきたいところだ」p114
「本書では詳しく書いていないが、金融機関の職員の勧めを聞くとろくなことはない。彼らに相談することは、たとえ無料相談であってもやめたほうがいい。筆者自身が金融ビジネスに関わりながら、こう言うのは少し残念なのだが、運用商品の新製品など、いちいち気にする必要はない。そして、金融マンに運用の相談をしてはいけない」p219
「(確定拠出年金加入者(1017年1月1日改正))公務員は年間14万4000円(月額1万2000円)」p223
「確定拠出年金利用の三原則: ①可能な限り大きく使う、②自分の運用全体の一部として扱う、③運用商品は、手数料が安くてシンプルなものを選ぶ(手数料0.2%以下で、国内外の株式で運用)」p229続きを読む投稿日:2018.10.23
このレビューはネタバレを含みます
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確定拠出年金の出口戦略を書いた本があまりなく、さすが山崎氏という内容。役に立った。
詳細株知識に入力。投稿日:2023.03.07
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