株はよみがえった
鈴木亮(著)
/日本経済新聞出版
作品情報
バブル経済の崩壊から25年。日経平均株価は3万8915円から8000円を割り込む水準まで下げ、「株は死んだ」と言われた。デフレは止まらず、円高も止まらず、企業はリストラに走り、経済は縮小するばかり。こんな悪循環に終止符を打ったのがアベノミクスだ。はたして「株はよみがえった」と言っていいのだろうか。この流れは続くのか。本書は、アベノミクス相場と呼ばれる日本株市場に起きた大きな変革を再検証し、今の日本株の置かれる状況を分析、これからの行方を展望する。
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商品情報
- シリーズ
- 株はよみがえった
- 著者
- 鈴木亮
- 出版社
- 日経BP
- 掲載誌・レーベル
- 日本経済新聞出版
- 書籍発売日
- 2015.10.15
- Reader Store発売日
- 2015.11.20
- ファイルサイズ
- 5.5MB
- ページ数
- 216ページ
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この作品のレビュー
平均 3.0 (1件のレビュー)
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鈴木亮著株はよみがえった 日経平均3万円への道/鈴木亮 読了。TVの経済番組でも頻繁に出演されている日本経済新聞社編集委員兼キャスターが2015年10月に執筆された著作です。2015年度秋といえば、日…経平均が2万円台を越えて、まだまだこれから、といった風潮が満ちていた頃。一方2016年度に入ってからは、経済金融状況は一変し、日経平均も2万円台のピークから約4000円以上も下落した水準で青息吐息といった感じ。しかるに、本著を読み進んでいくにつれて、もっと長い視点で考えると確かに日本経済を取り巻く「劇的な変化」はあるのだな、と考えさせてくれた一冊であった。
本著では、先ずは今回の「アベノミクス相場」の再検証からスタートしている。丁度良い機会なので、本著を読み進めながら、我輩なりに「アベノミクス相場」の経緯を改めて整理してみる事にした。
(1)2012年11月:日経平均株価は8千円台、為替は79円ドルという超円高の状況。衆議院での民主党野田前総理と、安倍晋三当時自民党総裁の党首討論が今回の大相場のスタートであった。
(2)2013年度に入ると、日銀黒田総裁が就任し、所謂黒田バズーカ第一弾による大胆な金融緩和が導入されて、日経平均株価は年間で何と57%上昇し、一気に1万6千円台へと駆け上った。円相場も100円台の円安となり、正に金融緩和に支えられた大相場の1年となった。
(3)2014年度は、4月に消費税が5%から8%に増税となった影響で、日本国内の景気はやや低迷するも、GPIFなどの年金による株の買い支え効果や、10月の黒田バズーカ第二弾によって、日経平均は年間で約7%上昇。1万8千円台に突入。円相場も120円ドル台に円安が進行し、またまた金融緩和に支えられた円安主導による株高が演出された1年であった。
(4)2015年度はというと、円安に加えて、原油価格が1バレル100ドル台から一気に40ドルを下回る水準に下落。エネルギー価格の下落は、日本経済には追い風になる一方で、海外では資源価格の下落による新興国経済の悪化や、中国経済の鈍化が鮮明となる一方、欧州ギリシャ危機の再燃など不透明要因が出てくるも、日経平均は遂に2万円台を回復した。
本著では、日本経済が「アベノミクス」によって、歴史的な変革期を迎えており、2016年度以降もその勢いは衰えず、2017年度4月に予定されている消費税の再増税等で一時的な調整局面はあるものの、日経平均の2万円台はゴールではなく、いずれは3万円以上を目指すという大胆な仮説が展開されている。
冒頭に記載したように、本著が発売されたのは2015年秋であり、2016年度の状況変化を踏まえてもやはり、日経平均は3万円を目指すという考えに変わりはないのか?と著者に是非とも聞いてみたいものでありますが、我輩なりに明日以降の日記でも本著を教材に日本経済の行く末と株式市場について、もう少し掘り下げて考えてみることにしたいと思うのであります!!!
【Dance1988の日記】
http://d.hatena.ne.jp/Dance1988/20160126続きを読む投稿日:2016.05.08
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