日本の特別地域11 これでいいのか 東京都 世田谷区(電子版)
岡島慎二(編)
,奥岡幹浩(編)
,鈴木亮介(編)
/日本の特別地域
作品情報
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完全に勘違いされている!
街というのは、何かしらのイメージを持たれるものだ。
世田谷区もその例に漏れず、しかも強固なイメージが存在している。
世田谷区は、江戸時代に多摩川の水を江戸市中に引き込むための
灌漑事業(玉川上水)が行われたことによって開発され、江戸の農産地帯として発展。
やがて1964年の東京オリンピックを契機に高度経済成長の流れに乗って、
農地の多くが宅地として開発され、世田谷は都心に近い郊外の住宅街に変貌した。
その住宅街の一部は、成城を筆頭にいわゆる「高級住宅街」と化していったが、
この高級住宅街というのが大きなポイントだった。
この印象がとにかく強過ぎるせいで、「世田谷=金持ち」のレッテルを貼られてしまったのだ。
そのほかに、世間一般の人々が世田谷を表現する言葉として、
「高級」「ハイソ」「セレブ」「オシャレ」などがある。
そのどれもが、聞くと思わず背中がムズがゆくなるくらいの「ゴマスリ言葉」ばかりだ。
内心では「違うのに~」と歯噛みする世田谷区民だって大勢いるのだ。
そこで、世田谷区の高級幻想の破壊を前提にした上で、東急と小田急という世田谷路線の二大巨頭を軸に、
さまざまな「対決」の図式を提示しながら、世田谷区という地域と、そこに住む人々を分析。
世田谷区が本当に進むべき、あるべき姿を追求していこうと思う。
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商品情報
- 出版社
- マイクロマガジン社
- 掲載誌・レーベル
- 日本の特別地域
- 書籍発売日
- 2009.11.25
- Reader Store発売日
- 2014.07.04
- ファイルサイズ
- 69.1MB
- ページ数
- 176ページ
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この作品のレビュー
平均 3.5 (2件のレビュー)
-
最初からもう分かっていたさ。
経済と効率、消費を基点に面白おかしくおちょくって「地域評論」するってことが、中身のない週刊誌のキャッチみたいなものだということを。はっきりいって「地域愛」はない。
「イ…メージが良いけれど、区内は嫉妬と見栄が蔓延する」とか、「少数の富裕層が物価を押し上げる」だとか・・。へえ~って感じ。どうでもいい。
その評論は、表層的イメージ的でしかない。「これでいいのか」との冒頭キャッチには、全く応えていません。賛同したのは道路は「樹海状態」、「陸の孤島」というあたりでしょうか(笑)
なんせ、区役所に行くのに、乗り換えないと行けない、路線利用ではエリアが違うと区外に出てからでないと到達できないのは本当なんですから。続きを読む投稿日:2011.06.26
2013年5月25日読了。「セレブ」「環境よさそう」「広い」などの良いイメージが先行する東京都世田谷区の実態を暴こうとする本。「一般人が『こうだと思っている』とライターが考えている世田谷」の姿がなあん…かしっくり来ないので、「うんうんその通り、するどいなあ」というより首をかしげながら読む時間が多かった。とはいえ東急田園都市線沿線の駅たちの「なんかイケてない感」は、これらの街が近年開発された246通り沿いに発展したものであり、その246の上空を首都高が走っているが故の薄暗さ・閉塞感に起因するものであるという指摘など、私がもやっと抱いていた「世田谷の不思議」が晴れるような知識も多く得ることができた。鉄道駅から離れた「陸の孤島」が世田谷には多いが、「交通の便が悪い→地価が安い→低所得者が住む」「交通の便が悪い→喧騒を離れ環境が良い→高所得者が住む」といったように、同じ出自・属性を持っていてもその地域の歴史に応じて現在の姿が変わってくるとか、超高層タワーから下界を見下ろすのを好む後期世田谷入居者と畑に囲まれた緑地に暮らす地縁者、などの対立構造など。面白く読むことができた。「セレブ度」で言うと、目黒区や港区の方が明らかに上だよな~続きを読む
投稿日:2013.05.26
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