「俺は聞いてない!」と怒りだす人たち
榎本博明(著)
/朝日新書
作品情報
「俺は聞いてない」「私はそんなこと知らないぞ」――上司や取引先の人にこう言われて、困った覚えのある人は多いはずだ。昨年の東日本大震災の福島原発の有事でも、当時の首相・管直人氏が「俺は聞いてない!」といって、東電の現場を混乱させたという話がまことしやかに伝わってきている。この「俺は聞いてない」発言の裏にある心理状況や、そういった「知りたがる」人たちの「聞いた・聞いてない」の裏にある「メンツ」、さらには「セクショリズム」などの日本の企業社会に潜む問題にも焦点をあてる。
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商品情報
- シリーズ
- 「俺は聞いてない!」と怒りだす人たち
- 著者
- 榎本博明
- 出版社
- 朝日新聞出版
- 掲載誌・レーベル
- 朝日新書
- 書籍発売日
- 2012.12.30
- Reader Store発売日
- 2013.03.15
- ファイルサイズ
- 0.3MB
- ページ数
- 232ページ
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この作品のレビュー
平均 3.4 (17件のレビュー)
-
コミュニケーションの明快なスキル→自分が明快さを嫌う→曖昧なまま
上司のメンツ→知らされていないことを嫌う。
職務中心ではなく職場中心→制度より人間関係
存在感をアピールしたい上司の心理,鋭い質問は…難しいので「聞いていない」
パワー動機→人が思い通りにいかないとフラストレーション,イライラ
国会議員「俺は聞いていない」→事前に相談していないので,絶対に認めない。
1本の法律をつくるのに,100人以上に根回し
何を決めるのにも,事前に自分に相談→自分がキーマンという万能感
メンツへの配慮
アドラー→劣等感を人間の成長の原動力
コンプレックスに駆られる→自分が見えない。衝動的な行動。冷静に考えればみっともない行動も平気
部下の体調より自分の立場が気になる上司→知らなかったことを気にする愚
①課題志向型リーダーシップ②情緒志向型リーダーシップ
自己愛性パーソナリティ障害
「察して動け」
日本→高コンテクスト(文脈)文化
自分の記憶も疑ってみる→対策を立てるべき。
メンツを重んじる日本社会→子供のころから恥を知る教育
飯島勲秘書官→突如秘書を辞職
欧米→コミュニケーション→論理的,説得力 日本=関係保つ手段
政治家→政策より感情
ウチとソト→日本は場の意識が非常に強い→ムラ社会
メンツを潰さないために知恵を尽くす日本人
上司は傷つきやすい→有能でありたい。嫉妬深い。存在感を示したい。→時に不合理な動き
ロジカルシンキング,ディベートを重視してこなかった→場に応じて適切に用いるよう心がけるべき
オリンパス事件→新社長が院政に気付き,愕然とする。→場の意識が組織を蝕んでいる。
政治家,官僚,財界のピラミッド→頂点がない
日本的リーダーは無知,無能のふりをする→調整役,どこか抜けていると部下の出番。
勉強,スポーツ→自分のため。 ×親,監督のため
ネット社会→空気読み社会を助長
P理論,M理論 パフォーマンスとメンテナンス続きを読む投稿日:2014.07.27
2023年11月17日読了。「俺は聞いてない!」と怒りだす人たち。上司なりエライ人からいきなりこう言われて戸惑った経験はいくつも思い当たる節があるが…。原因は日本的な、「場の空気」を重視して白黒つける…ことを避けるコミュニケーションのやり方と、「無能と思われたくない・部下の有能さを認めたくない」上司の自己防衛本能にある、というのはその通りだと思う。いくら「言った・報告した」エビデンスがあっても、「その場で自分の無能さを示すことを回避したい」という欲求を上司が抱きがちである以上、こうした不毛なやり取りはなくならない…と。聞いてないならその場で聞いて考えればいいし、聞いてないからと言って結論を出せないほうが上司の無能を周知するようなもんだと思うが…不思議なことだ。「日本人は場当たり的」の指摘は当たっていると思うが、一方「日本人は『スジ』を好む」という指摘もあると思う、どちらがより日本人を適切に表す表現なのだろうか?続きを読む
投稿日:2023.11.17
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