いい映画を見たときは、「映画館を出ると、とたんにみんなに吹聴したくなる。見てない人に早く見せたくなってくる。そう言うのが嬉しい。」と語る生粋の映画中毒者J・J。懐かしのマルクス兄弟をはじめ、半世紀にわたる映画とのつきあいを集成!
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エリア・カザン、ジョン・ヒューストン、ウイリアム・ワイラー、ビリー・ワイルダーなど、十三人の第一級アメリカ映画監督をとりあげ、それぞれの作品に即したかたちで、映画のつくりかたの秘密を探り出す、シネマディクトJの面目躍如としたアメリカ映画論。沢山のアメリカ映画の作り手からJ・J氏は何を学んだのか?
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映画は夢のドキュメントだ。アントニオーニ、パゾリーニ、そしてもちろんフェリーニ。イタリア映画の才気あふれる巨匠たちの人と作品を批評し、分析するシネマディクトJの心が躍動する。戦後イタリア映画の特色をなしたネオ・リアリズムから、イギリス映画の新人まで、J・J氏の映画散歩・英伊編。
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アメリカ生まれのジャズが海をわたった。前衛ジャズが話題になりはじめ、フランスはじめヨーロッパのジャズ・シーンが溌剌と動きだす。J・J氏のジャズ勉強にも一段と熱が入ったこの時期に、精力的に書きつがれた単行本未収録のエッセーを中心に構成。
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モダン・ジャズの世界に次つぎと素晴らしい音楽の冒険を繰りひろげる大勢のミュージシャンたち。オーネット・コールマンとセシル・テイラーを中心に、鮮やかな描写で、まるで「ジャズの十月革命」の現場に居合わせるような興奮を呼びおこす好エッセイ。ジャズ・アヴァンギャルドに貢献した音楽家の肖像を描き出す。
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ファンキーづいたファンは黒くなるんだ! キャノンボール・アドレー、アート・ブレイキー、ホレス・シルヴァーからMJQまで、白人にはないブラックのソウルとフィーリングに満ちあふれたファンキー・ジャズを中心に、J・J氏が熱のこもった口調で語りかける快著。ジャズがもっとよくわかる一冊。
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「街の中を歩きながら、ああ、きょうは古本をだいぶ買ったなと思うと、うちへ帰るまえにコーヒーが飲みたくなるものだ」。ジャズ喫茶でコーヒーをゆっくり飲みながら、買った本をパラパラとめくる。オーネット・コールマン、チャーリー・ミンガス、セロニアス・モンク……モダン・ジャズってなんとすばらしいものだろう。
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奇想天外なメカニズムを描きつづけて有名なヒース・ロビンソンから、残酷なユーモアでみる者を唸らせたトミー・アンゲラー、そしてアンダーグラウンド・コミックス界の曲者ロバート・クラムまで、世界のユニークなコミックスが続々登場。海外の雑誌、漫画本に目を通していた植草さんならではの愉快なガイドブック。
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文学に映画に音楽に、つねに新鮮なものとの出会いを期待してやまないわがJJ氏が、ニューロックを見逃すはずがない。ジャズとロックの境界線を気軽に越えて、ドアーズやストーンズからフランク・ザッパまで、ロックにおける「フリー」の魅力を語り、ロック革命の真実を衝く。
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アメリカの黒人たちは何を考え、どのように生きてきたのか? 黒人が生み出したと言われているジャズの世界でも人種差別が問題になっている。ハーレムの暴動やコロンビア大学のストから、文学やニューミュージックの話題まで、ブラック・パワーの熱い爆発を語る。
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生まれ育った人形町界隈の思い出話から、若者の集まる新宿まで、変わりつづける街の表情から我らがJJ氏は何を読みとったのか__。半世紀以上にわたる東京とのつきあいや、親しい友人たちの姿を、独特の散歩術にのせて、いきいきと語りかける植草甚一自伝番外篇。
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ミステリ・ファンにとっては、いまや幻の『クライム・クラブ』。JJ氏が監修し、米・英・仏の新作をいち早く紹介して、その意欲的編集で日本の推理界にも大きな影響を与えたのがこの双書だ。驚くべき精緻さで綴られた全巻の解説を収録。
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現代アメリカ作家のことなら、みんな友達みたいによく知っている我らがJJ氏──ジョン・オハラやテネシー・ウィリアムズの話をはじめ、集めぬいた本の山から選んだ心躍る読書案内「ぼくの好きな50冊の小説」など。ほかにV・ナボコフについての一章も収録。
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