いい映画を見たときは、「映画館を出ると、とたんにみんなに吹聴したくなる。見てない人に早く見せたくなってくる。そう言うのが嬉しい。」と語る生粋の映画中毒者J・J。懐かしのマルクス兄弟をはじめ、半世紀にわたる映画とのつきあいを集成!
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映画の基本は実験精神にある。かずかずのアヴァンギャルド映画の話から、ヌーヴェル・ヴァーグ、ビート・シネマ、アンダーグラウンド・シネマまで、新しい映像の創造に挑んだ世界の若いシネアストたちの冒険を語って飽きることを知らない。シネマディクトJJの真骨頂を発揮。
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ともにビ・バップから出発し、一つの時代を築いたモダン・ジャズのリーダー2人。つねに最新の音をつくり出すマイルス。突然の死によってぼくたちを悲しませたコルトレーン。アメリカばかりでなくイギリスやフランスのジャズ誌までふんだんに引用した、植草さんならではのユニークなジャズ・エッセー。
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「直立猿人」をはじめて聴いたときのあの新鮮な驚きが忘れられない! 力強く温かいサウンドで、つねにぼくたちを勇気づけてくれた巨人・ミンガスをはじめ、セロニアス・モンク、エリック・ドルフィーという三人の強烈な個性を持った音楽家たちの魅力を語りつくす。きわめつけ植草式ジャズ論。
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「バード」ことチャーリー・パーカーの生きざまと死にざま。それにまつわるジャズ・シーンとその時代。ジャンキー、麻薬密売人、ミュージシャンといった、さまざまな個性が織りなすストーリー。評論や批評を超えて自分だけの「空想の場」から投げかけるジャズ・エッセイ。植草さんの「ジャズへの喜び」が溢れる。
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四十九歳になって、突如モダン・ジャズにとりつかれた植草さん。六〇〇時間もレコードを聴き、またたくまにジャズをマスターしてしまった。レコードの買い方からジャズ喫茶での勉強のしかたまで、もっとも人間的な芸術のよろこびを、ここにお披露目する。
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トリップ・トゥ・アナザー・ワールド! ヒッピーやアングラ文化、そしてウーマン・リブまで、老いることなきJ・J氏の眼がとらえた若者たちの世界。ハックスリーやカスタネダ…… おなじものをちがったふうに見ることで、新しい感覚を手に入れようとした人たちの記録を読んでみよう。
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ぼくは流行に先行する流行にしか興味がないんだ。J・J氏の卓抜なおしゃれ感覚が選びだした、着るもの、はくもの、使うもの、食べるもの、飲むもの、遊ぶもの。ボクシングやコラージュや切手の話など、「ぼくの街・ぼくの部屋」をいきいきと再現する。植草流、男性に必要なダンディズムへのガイダンス。
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オリンピア・プレス版のヘンリー・ミラーをあさった時代までさかのぼるから、J・Jの禁じられた文学とのつきあいは古い。おびただしいハード・ポルノや前衛的性文学を論じ、ホモ・セクシャルの世界まで探索する。エロス的観点をつらぬく、極めて独特な二〇世紀文学論!
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「乱歩さん」と話しかけると、「うん、なんだい」と気軽に答えてくれた、懐かしき巨人の思い出にはじまり、メグレ警部や007にいたる、内外のミステリーに関する読みごたえのあるエッセイや研究を集成。読んで気に入った本の話をするときは、実にうれしそうに顔がくずれる根っからの推理小説好き、J・J氏のミステリー論集。
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スマートな詐欺師、盲目のトランぺッター、超能力をもつ透視者たちの伝説、奇妙な味のショート・ショートや公衆便所百科など、甚一おじさんが、世界中の本や雑誌から拾いあつめてきた、一読三嘆、たのしく、美しく、奇想天外な物語集。ユニークな挿絵を随所に配した魔法のおもちゃ箱。
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本こそわが世界──生まれたときから本の虫だったみたいな植草さんの、きわめつけ本とつきあう法。古本屋めぐりの日録から洋雑誌の買い方、ペーパーバック談義、めずらしい本や美しい本についての話題など、書物をめぐる楽しいエッセイ満載!
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映画の魅力はサスペンス技法にある。イギリス特産のスパイ・スリラーから、フランス野郎ならではのギャングものまで──シネマディクトJが舌なめずりしながら語る職人芸の世界。スクリーンを見つめながら、暗闇のなかでハラハラしたいすべての人びとに贈る楽しめる本。
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