海薔薇
小手鞠るい(著)
/講談社
作品情報
ニューヨークと倉敷、距離を隔てた大人の恋は、年に一度の、せつない逢瀬だけでつづけられる――。老舗デパート「菊本屋」のニューヨーク店に勤務する柘植波奈子は、仕事で訪れた倉敷で陶芸作家の栄森徹司と出会う。徹司の作品、それを生み出す指、そして海のような徹司自身の大きさに、波奈子は惹かれていく。夫がいる身の波奈子はその気持ちに抗おうとするが、ふと徹司に伝えてしまう――「一年後のきょう、また会いたい」と。
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この作品のレビュー
平均 3.4 (14件のレビュー)
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最後にいろいろ詰め込んだ感は否めないけど、「はっ」とさせられるフレーズがいくつもあって、読んでよかったなと思えた。
公と私、これからの自分の人生、ちゃんと考えて整えて進んでいきたいなと思います。
投稿日:2021.09.02
ふとしたきっかけで再会して、1年に1回会うことにすると約束した男女。
女は結婚して子どもこそいないけどキャリアもある。
男は陶芸家で何回か結婚をしているし、子どももいる。
確かに不倫だけど、ドロドロ感…はなく、なんか普通に終わったと思う。
ただ、1つだけ分からないことがある。
公私混同をするな、意味は私のなかに公を入れるなという女の恩師の言葉。
いつか分かるときが来ると願う。続きを読む投稿日:2016.05.22
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