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幕末動乱の京で、鬼が哭く!義なき志士は許すまじ――孤高なるヒーロー・野晒唐十郎、ここに帰還。「……こいつが、おれたちの出迎えか」京は三条大橋の袂に打ち捨てられた凄惨な死体。その脇には『天誅、夷誅隊』と記された板片が。江戸で暗躍していた尊王攘夷を叫ぶ浪人集団・夷狄誅殺隊を討った狩谷唐十郎。だが、夷誅隊の生き残りがまだ京で暴れていることから、再び殲滅すべく伊賀者・お咲とともに京へと! 幕末、風雲の京洛での新たな戦い!
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「あやつは、おれが斬る!」鬼の洋造と呼ばれる男と対峙した狩谷唐十郎は、これまで戦った敵以上の剛剣、神速の斬撃、そして凄まじい気迫に圧倒された。洋造らは攘夷志士の集団で、残虐な押し込みなどで江戸を恐怖に陥れていた。幕府は成敗に乗り出すものの、ことごとく返り討ちに遭っていた。最強の敵に出会った孤高の介錯人狩谷唐十郎の、最後の戦いが始まる――!
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奇妙な辻斬りが相次ぐ。死骸の顔が穏やかなため、町方は「眠り首」と名づけた。その鮮やかな斬り口から、唐十郎に嫌疑がかかる。だが、それは唐十郎を陥れる罠だったのである。町方に執拗に追われ、さらに「眠り首」の下手人の必殺剣「鬼疾風」が襲ってきた。唐十郎に迫る最大の危機!
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切腹に臨む侍が唐十郎に投げかけた謎の言葉「うぬも、虎の餌食になるがいい」。その男は、誅殺組と称し、旗本を惨殺する一派であった。「虎」とは何か?やがて、幕府の小人目付や目付が次々と斬られていく。背後に渦巻く幕閣の陰謀。鬼刻の剣も及ばぬ必殺剣「虎伏」とは!手に汗握る緊張、全編凄絶なる闘い。剣豪小説の白眉!
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闇に浮かぶ白い貌に紅をさした口許。白皙異形の浪人が瞬く間に二人の侍を切り捨てた。無造作に剣を下げた秘剣下段霞は、太刀筋が読めない。それを遣う最強の刺客・石神喬四郎が唐十郎の前にたちはだかる。藩の内紛に巻き込まれた、唐十郎、師範代弥次郎、助造の壮絶な闘いの行方は?
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「そこもとなら蝶も切れたであろう」切腹に望む武士の呟きを耳にとめ、訝しんだ。改革派と保守派に割れた大藩の内紛。その不可解な言葉は保守派の謎の刺客「影蝶」を指していたのだ。姿なき刺客を追いつめる唐十郎に、逆風のごとく襲いかかる最大最強の難敵現る!
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唐十郎の叔父が惨殺され、将軍への献上刀「鬼切丸」が奪われた。刀を追う仲間が次々と刺客の手に落ちる中、唐十郎の前に最強の敵が出現。「こやつに、鬼哭の剣は通じぬ」唸った。剣気には覇気すら感じられないのに、なぜか、切っ先が喉元に穂先のように鋭く迫ってくるのだ!
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「こ、この傷口は!」唐十郎の体に衝撃が走った。首筋には鬼哭の剣の斬り口が刻まれていた。ふとある兄妹の顔が浮かんだ。同門である天才剣士と唐十郎との将来を約束しながらも自害した妹である。十年の苦い思いを秘め、“鬼哭の剣を超える”べく秘剣開眼に命をかける!
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かっての門弟が郷里から、幼き息子を連れてやってきた。お家騒動に巻き込まれ、一時匿ってほしいという。そして追手が迫ってきた。その中に居合最強の武者・市子畝三郎の姿があった。神速の太刀筋、最強の居合が!?小宮山流居合・唐十郎に襲いかかる。不可視の抜刀術とは……。
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信州松田藩のお家騒動の発端となった妖刀「月華」。小宮山流居合の達人・狩谷(通称・野晒)唐十郎は、その刀を密かに国許へ運ぶように依頼され、中山道へ旅立ったが、次々に謎の剣士たちが彼を襲った……。乱歩賞作家が贈る大人気シリーズ、躍動の第7弾!これぞ正統派剣豪小説!
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武家の娘に兄の敵討ちを依頼された介錯人・野晒唐十郎は、思い詰めたその娘の悲痛な表情に、尋常でない女の執念を感じ取った。一方、敵相手はお役御免を願い出たが許されず、自害もならず、餓死を望んでいた。はたしてふたりをここまで追い詰めたものは何か……。武士の悲哀漂う、大人気シリーズ第6弾!
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夜陰にひびく甲高い金属音と骨を砕く鈍い音。刃を頭上で受けた藩士は刀身ごと斬り落とされた。剣を断ち折って迫る“雷神の剣”――小宮山流居合術の達人・野晒唐十郎は剛剣の使い手といかに対峙するのか!?唐十郎、危うし!人気シリーズ第五弾。
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