小説
スキャンダル!
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★前の夫を殺したうえにボスと不倫を・・・・・・。私はなんてひどい中傷の的になっているの!★オリビアとネイサンは、お互いの過去をほとんど知らないまま、劇的な出会いから三週間後に結婚した。ところがある夜、ナイトクラブで二人はとんでもない中傷を耳にする。オリビアは最初の夫を殺し、そのあとすぐボスの愛人になったのだと。悪辣な噂を振りまいているのは、オリビアの雇い主の弟ヒューだった。ヒューは、かつてオリビアに言い寄って拒絶されたことを恨み、また、兄が仕事で成功を収めたことにお嫉妬していた。ネイサンはヒュー・・・
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★あのときのことを愛なんて呼ばないで。愛と呼んだら、この人を拒めなくなるから。★六年前の冬、ロンドンでひどい暮らしをしていた十九歳のクレアは、ふとしたきっかけでジャック・ストレイカーと一夜をともにした。出会ったばかりの二人だったが、父親の死を嘆き悲しむ彼を慰めたいと思った末の行為だった。だが、肌を合わせることの喜びを初めて知り、満たされたクレアに対し、翌朝、ジャックは小切手を差し出した。ぼくには妻がいるといって。屈辱と怒りにクレアは彼と別れ、あとになって妊娠に気づいたのだった。そしていま、クレアはアンティークショップの経営者として、思いがけなくジャックと再会してしまった。妻とはすでに離婚していたジャックは、五歳の息子トビーの存在に驚き、自分の事業を継がせたいと、親権を要求して調停に持ち込んだ。そんなこと絶対に許せない!クレアはどこまでも闘う決意を固めた。
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★思い出すたび痛みを感じる卒業パーティの夜。彼の胸にも苦いかけらが残っているかしら?★シドニーの北に位置する海沿いの町、サンライズ・ポイント。アンバーは、この町きっての実業家である父の会社で働いている。目下の最大のプロジェクトは、大規模な複合施設の建設だ。ところが、それまで快く買収に応じるかに見えた農場の持ち主パールが、土地は絶対に売れないと強硬な態度に出た。この裏にはなにかある。そう、シドニーにいるパールの孫のベンが絡んでいるに違いない。アンバーとベンは高校の同級生だった。その卒業パーティの夜のことは忘れようにも忘れられない。あの屈辱的な経験・・・・・・。ひそかに惹かれていたからこそベンの思いを遂げてやったのに、彼はアンバーを”あばずれ”とののしったのだ。金持ちの娘として相応の相手と結婚したけれど、愛がないから長くは続かなかった。恋は激しくなくては・・・・・・。ベンとの対決を待ちながら、アンバーは一秒ごとに燃え始めた。
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★わたしの仕事はモデルよ。体なんか売ってない。この人は、それを信じてくれるかしら?★ヨーロッパでトップモデルとして活躍しているアレックスは、ある日、とんでもないスキャンダルに巻きこまれた。後ろ暗い金儲けに手を染めている男の経営するクラブにいたところ、警察に踏みこまれ、男の愛人とみなされたうえ、売春行為を働いていたという理由で逮捕されてしまったのだ。まったく身に覚えがないのにタブロイド紙に書きたてられ、アレックスは逃れるようにイギリスからアメリカに渡った。ワイオミング州の大牧場に彼女の兄グレッグがいて、そこの娘マーゴットと結婚していたからだ。誰にも事件のことは話さず、しばらくしばらく休暇を取ろう……。だがアレックスは、マーゴットの兄、牧場主カルの男っぽい魅力に、最初は反発するものを感じながらも、しだいに惹かれていった。
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★世界中に醜聞として流すわけにはいかない。そのためには恋する人とでも闘うわ。★アナベルは、ついに大蔵大臣の汚職を暴く記事を書きあげた。これで、彼の政治生命も終わりだと達成感に浸っていたとき、双子の妹イザベルから電話が・・・・・・。妹はパニック状態だった。一緒にモーテルに来た男が心臓発作で急死してしまったのだという。イザベルは結婚していて子供もいる。夫はまじめな政治家だ。情事がばれたら家庭が崩壊するのは目に見えている。だが、そんな心配を吹き飛ばすようなことをイザベルが告げた。情事の相手は、アナベルが追及していた例の大蔵大臣だったのだ。うまく対処しなければ!アナベルはモーテルに駆け付けた。妹の代わりに警察の事情聴取を受け、取材のため会ったとごまかした。幸い、一卵性双生児の二人はそっくりで、見破られずにすんだ。ところが、ただ一人疑いを抱いた人物がいた。大蔵大臣の弟ダニエルは、その後アナベルの休暇先に姿を現した。
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★前の夫を殺したうえにボスと不倫を・・・・・・。私はなんてひどい中傷の的になっているの!★オリビアとネイサンは、お互いの過去をほとんど知らないまま、劇的な出会いから三週間後に結婚した。ところがある夜、ナイトクラブで二人はとんでもない中傷を耳にする。オリビアは最初の夫を殺し、そのあとすぐボスの愛人になったのだと。悪辣な噂を振りまいているのは、オリビアの雇い主の弟ヒューだった。ヒューは、かつてオリビアに言い寄って拒絶されたことを恨み、また、兄が仕事で成功を収めたことにお嫉妬していた。ネイサンはヒューを告訴しようというが、オリビアは反対する。彼女は前夫の死に対してある罪悪感にとらわれていた。絶対人に言えない罪の意識に・・・・・・。そんなオリビアに不信をいだいたネイサンは、不倫の噂は本当ではないのか、仕事もすぐに辞めろと迫ってきた。
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