ライトノベル
風の王国
シリーズ内の平均評価:
(240)
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リジム亡き吐蕃に謀反が起きた。「協力していただければ、唐に帰してさしあげます」という申し出をきっぱりと拒んだ翠蘭は、ガルやディ・セル、ケレスやジスンたちに支えられながら、死力を尽くして戦い続けるのだが。王都ツァシューは豪火に呑まれ、敵も味方もわからない混乱状態に陥ってしまい…!? リジムがこの王国に築いたものは、私が必ず守ってみせる! 翠蘭の願いは天に届くのか!?
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リジムが戦地で崩御――。突然の報せに愕然とする翠蘭。リジムの面影を求めて、城内を夢うつつに彷徨う……。しかし国王亡き後、最高権力者となった幼き皇太子ラセルの名代として、王国をまとめる立場となった翠蘭は、気丈にも悲しみをこらえながら政務に集中し始める。そんななか、侍女ロナアルワが倒れる。リュカは彼女が妊娠しているのではないかと言うのだが。荒れ狂う運命の波に翠蘭は…!?
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王太子ラセルの家出の原因は、彼の出自に関して流された心ない噂だった。「ぼくがいなくなればいいと思ったんだ」と話すラセルに、リジムは前妻ティカルとの真実を明かし……。噂の責任追及で揺れる王宮の水面下では、ケレスが提案した「ある計画」のため、出兵の準備が始まっていた。そんな中、翠蘭は予定より早く出産の時を迎えて…!? 動き始めた運命の歯車…もう誰にも止められない!
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翠蘭の懐妊、朱瓔とサンボータの婚約で祝賀ムードに沸く王都ツァシュー。城内は議会や聖寿大祭の準備で慌ただしく、翠蘭自身も訪問客への応対や、新しい侍女選びなどに追われていたが、久しぶりにリジムとともに過ごせる幸福な日々に充実感を噛みしめていた。そんな中、王太子として岐路に立つラセルが、朱瓔とサンボータの婚約式の余興である試練にさらされて…。歴史ロマンますます佳境!
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翠蘭の幼なじみで武人の慧は、サマルカンドを目指し西域を旅していた。そこで出会ったペルシアの姫君の秘密とは何か…? 表題作ほか、怜悧な頭脳を持つ吐蕃の宰相ガルと、彼を翻弄する美しい妻エフランの物語を綴った書き下ろし短編「しるしの石」を収録。人気シリーズ珠玉の短編集!※まんがは収録されていません。
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ソンツェン・ガムポ王が二人目の王妃を探しているというお触れに、吐蕃中の若い娘たちがヤルルンに集まっていた。モン家の娘、ティモニェンもそんな立候補者の一人。しかし本当の動機は、しつこい求婚者をふりきりたかったため。そして父を殺した王がどんな人物なのかを、じかに会って確かめたかったため…! 天真爛漫な彼女に周囲は驚きを禁じえなかったが、運命の少女は何をも恐れず!?
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翠蘭が懐妊! その知らせに矢も楯もたまらず、リジムは翠蘭が待つエウデ・ロガの城へと急ぐ。そこに朱瓔とサンボータ、ラセルとガル、コンポ王女リュカも駆けつけ、翠蘭はしばし安らぎの時を過ごす。そんな中、エウデ・ロガの城主イーガンが朱瓔を見初めて求婚。翠蘭に生涯仕えたいという理由で朱瓔はやんわり断るが、思わぬ事件に巻き込まれて…。虎臥す森で待つのは死!? それとも…!?
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セデレク謀反の処理中、シャンシュンの侵攻を受けたツァン・プーの領土を守るため、リジムは翠蘭をひとり王都ヤルルンに帰し、戦線に赴く。断腸の思いで帰京した翠蘭を待ち受けていたのは、ソンツェン・ガムポ王の寵妃ティツンの冷淡な出迎えと、次々に家畜が毒に倒れるという怪事件だった。真相が闇に包まれたまま、やがて魔の手はリジムの養母にまで伸びて…。怒濤の展開が翠蘭を襲う!
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酒楼『泉玉堂』に売られて、占い師として働いていた朱瓔と翠蘭の出会いとはどんなものだったのか。翠蘭の幼なじみで剣友だった慧が胸に秘めていた想いとは。翠蘭が唐の後宮で出くわした鸚鵡(おうむ)失踪騒動と、その事件に関わった忘れえぬ女性とは――。七世紀に政略結婚で吐蕃に嫁いだヒロイン・翠蘭をめぐる登場人物たちのさまざまな想いが織りなされた珠玉の短編集。※まんがは収録されていません。
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「女王の谷(ゲルモロン)」の後継者騒動のあと、翠蘭に今生の別れを告げた尉遅慧(うっちけい)は、赤兎と案内人のカロンとともに西域に向かっていた。シャンシュンの北の町タシガンで、少年セギンを助けた慧たちは、彼の姉ウィシスが営む宿に泊まることになる。しかし町中の人がセギンとウィシスに嫌がらせをしていることが判明。一人で抵抗するウィシスに慧は……!? さすらいの金狼、慧の人情物語を綴った番外編。
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吐蕃に嫁いで一年半がたっていた。翠蘭はリジムの父で大王であるソンツェン・ガムポに会うため、西の王都ヤルルンを目指していた。自分が偽公主であることを大王に告げなければならない。しかし翠蘭に覚悟はできていた。そこへ大王の使者が訪れ、途中リゥの谷に寄って静養中の二人の大王妃を連れて来るよう翠蘭とリジムに命じるが……。いまだかつてない危機に翠蘭とリジムは耐えられるのか!?
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翠蘭はリジムの父、ソンツェン・ガムポに会いにヤルルンへと赴くこととなった。途中立ち寄った小国コンポで、翠蘭たちは王女のリュカに出会う。彼女は、翠蘭の政略結婚の原因となった松州の戦いで、恋人を失った過去を持つ魔術師だった。あの人の死と引き替えに、自分達だけ幸せになるなんて許せない!! リュカの「復讐」が始まる。翠蘭はリジムへの愛を守れるのか…? 激動の歴史ロマンス。
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