【感想】堤未果のショック・ドクトリン 政府のやりたい放題から身を守る方法

堤未果 / 幻冬舎新書
(36件のレビュー)

総合評価:

平均 4.2
12
16
2
2
0

ブクログレビュー

"powered by"

  • pinoko003

    pinoko003

    このレビューはネタバレを含みます

    今の所今年1番の読んでよかった本かもしれない。9.11のテロ事件を受けて人生をリセットしジャーナリストとしての人生を歩まれたそうだがお父様譲りなのか適職に思う。9.11では現場の隣のビルにいた臨場感ある描写に思わず映像では流されなかった凄惨な場面に遭遇され一旦全てを巻き直したのも頷けた。本書では日本版ショックドクトリンで、3.11の東日本大震災以降のショックに乗じて政府がやってきたことを検証している。マイナンバーカード、太陽光パネル問題、地球温暖化対策に隠れた逆環境悪化現象。
    最後の15分都市の話しを読み、デジタル化社会とは国民が管理される社会になる可能性が高いことを思い知らされた。
    内容紹介(「BOOK」データベースより)
    「ショック・ドクトリン」とはテロや大災害など、恐怖で国民が思考停止している最中に、為政者や巨大資本がどさくさに紛れに過激な政策を推し進める悪魔の手法のことである。日本でも大地震やコロナ禍という惨事の裏で、知らない間に個人情報や資産が奪われようとしている。パンデミックで空前の利益を得る製薬企業の手口、マイナンバーカード普及の先にある政府の思惑など…。強欲資本主義の巧妙な正体を見抜き、私たちの生命・財産を守る方法とは?滅びゆく日本の実態を看破する覚悟の一冊。

    目次(「BOOK」データベースより)
    序章 9・11と3・11-私のショック・ドクトリン(さらに邪悪な者たち/ナオミ・クライン『ショック・ドクトリン』との出会い ほか)/第1章 マイナンバーという国民監視テク(コロナ禍が大チャンスだった/マイナ保険証はここが危ない ほか)/第2章 命につけられる値札ーコロナショック・ドクトリン(いつかきた道、感染症ショック・ドクトリン/健康をお金に換える錬金術師たち ほか)/第3章 脱炭素ユートピアの先にあるディストピア(地球を救う街は都市収容所!?/環境に優しい生き方が強制される!? ほか)

    レビューの続きを読む

    投稿日:2023.11.20

  • ライオン

    ライオン

    ショック・ドクトリン、そんな言葉があるなんて。でも確かに言われてみればそんな手口は巷に溢れている。仕事をしていても、曰く、バスに乗り遅れるな、と。

    投稿日:2023.11.14

  • こうき

    こうき

    評者は堤氏のファンである。しかし、新刊本を見かけても手に取るのを躊躇ってしまうことが多い。
    なぜなら、そこには「不愉快な現実」が説得力を持って提示されているに違いないからである。
    表題からして本書もその例に漏れないが、最後に希望も記されている。
    キーワードは「地方」。自分に何ができるかを考えてみたい。
    続きを読む

    投稿日:2023.11.04

  • K

    K

    このレビューはネタバレを含みます

    祖父からのお勧め本。
    新聞か何かにこの本にまつわる話が載ってたとかで感化され、読んでみるといいと手渡される。

    こういうジャンルの本は毛嫌いしているので読み切れた時点でつまらなくはなかったと思う。
    ただ、内容については二つの意味で呆れる。
    ひとつは、現段階の日本の陳腐化について。とくにマイナンバーカードをめぐる横行やコロナ禍を利用したスピード感のある利権は鋭い指摘だと感じた。

    一方で、著者の熱量の向かう先もまたなんだかしょうもないなと感じる。矢鱈にブロックする大臣だとか脱炭素はディストピアだとか「丁寧な裏付けがある子供の恨み節」に聞こえる。書くにあたっての原動力は私怨か…ってくらいに思える。
    多数に敵を作る必要はないので焦点を一つに絞って著者の考える解決策まで常に提示して欲しい。

    結局、多勢に無勢だから「私の味方になって」感が見え隠れしてきつい。「♯回転ドア」とか「私からのショックドクトリン」みたいな謎の位置付けでさりげなくフォロワー増やそうとしてる感じが否めなくて嫌い。

    いっそ、私と共に立ち上がりましょうとか書いてあればよかったのに。

    というか、シンプルに回転ドアという表現…わかりやすいか…?

    レビューの続きを読む

    投稿日:2023.11.01

  • kun92

    kun92

    うー・・・ん?

    ショックドクトリンというのは、非常事態発生時に、国民が一瞬パニック状態になったのを利用して、国が、多分「イリーガルな」法案とか状況を一気に作り上げてしまうこと。それを、民主国家でやる

    なんだろうこの違和感。
    陰謀論ではないというが。

    例えば、9.11後の国家の非常事態大権を認めていく動きのスピード感とか、用意されてたでしょうというが。

    なんだろう、この違和感。

    マイナンバーカードもいろんな事例あげてることも。

    確かに色々、なるほどなと思うこともあるんだが、多々の事象の一面色眼鏡で見てる感も拭いきれない。まさに、この本の書き方自体が、パニック感を醸成しようとするというか、占いって、いいことより悪いことが起きるって言った方が聞いてくれるんすよという感じというか。

    こういう解釈が正しいんですよというか。
    取材された根拠もあるんだろうが、あんまりそれが出てないというか。

    ただ、この見方は持っておいた方がいいと素直に思うし、眉毛に唾つけながらも、忘れないでおきたい。
    続きを読む

    投稿日:2023.10.31

  • yamabon1980

    yamabon1980

    マイナンバーカードをはじめ、いろんなことが国民不在で決まっていく昨今の流れを見ていて「おかしいな」と思うことは確かに増えた。それにしても「利害関係者は有識者会議に入れない」というルールがないことに驚いた。続きを読む

    投稿日:2023.10.29

Loading...

クーポンコード登録

登録

Reader Storeをご利用のお客様へ

ご利用ありがとうございます!

エラー(エラーコード: )

本棚に以下の作品が追加されました

追加された作品は本棚から読むことが出来ます

本棚を開くには、画面右上にある「本棚」ボタンをクリック

スマートフォンの場合

パソコンの場合

このレビューを不適切なレビューとして報告します。よろしいですか?

ご協力ありがとうございました
参考にさせていただきます。

レビューを削除してもよろしいですか?
削除すると元に戻すことはできません。