【感想】最後の祈り

薬丸岳 / 角川書店単行本
(82件のレビュー)

総合評価:

平均 4.2
28
33
13
0
0
  • も少し欲しかった…

    恋人の姉を好きになり、身ごもって
    いた妹である恋人は自ら命を絶った。

    罪悪感から牧師(教誨師)となった宗佑
    忘れ形見の由亜をおじさんとして
    見守っていた。

    そんなある日、由亜はサイコパスな
    暴漢石原の手に掛かり無惨な姿に。

    石原の収容された拘置所に教誨師と
    して潜り込み、死刑囚となった
    サイコパス石原に、改心させることは
    できるのか…。

    うぅ~む面白かった、がしかし
    長編にもかかわらず、細かく描写して
    ほしかった部分が割愛され過ぎ。

    ラストまで引っ張りに引っ張った
    目的もサクッと終わってしまった。

    もう少しドロドロしてても良かったなぁ。
    続きを読む

    投稿日:2024.02.03

ブクログレビュー

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  • りきまる♂

    りきまる♂

    石原と保阪。
    殺人犯と娘を殺された教誨師。

    二人の心情の変化で、ラストは少し物足りなさが。
    読んでいて所々、つらかった。

    投稿日:2024.04.21

  • mayuko

    mayuko

    とても良かったです。
    石原、保阪、小泉の心情の変化が丁寧に描かれていて、納得のできるラストでした。

    めちゃくちゃ身勝手な感想ですが、薬丸さんが人間ドラマだけで傑作が出せることが証明されてしまいミステリファンとしては戦々恐々してます。続きを読む

    投稿日:2024.04.19

  • DAIKI

    DAIKI

    最初から最後までとにかく苦しかったです。
    薬丸岳さんの作品はとても好きで発売したらすぐ購入して読むんですが、この「最後の祈り」はなかなか手が出せませんでした。覚悟してお読み下さいと薬丸さんもコメントされている通り覚悟が必要でした。

    大切な娘を暴漢に殺された。妊娠中だった娘を含む四人を惨殺し死刑判決に「サンキュー」と高笑いした犯人。読んでいて怒りに震えます。
    牧師である宗佑は受刑者の精神的救済をする教誨師として犯人と対面できないかと模索する。この犯人を地獄に突き落とすために。

    400ページの長編で犯行の描写もあり読み進めるのが辛かった。でも読まなければいけない、読みたいと思いました。犯人が憎くて憎くて仕方なかった。
    死刑囚と接する刑務官の苦悩も丁寧に描かれていて読み応えが凄かったです。
    ラストまで目が離せなかった。結末はなんとも言えない。タイトルの「最後の祈り」の意味がわかりました。
    続きを読む

    投稿日:2024.04.17

  • horinagaumezo

    horinagaumezo

    教誨師を務める牧師の男が、その娘(公には娘とされていない)を殺し反省の態度が全く見られない殺人犯と教誨師として向き合う物語。
    かなり重いテーマだが、ぐいぐいと引き込まれた。実際に反省の色がまったくない凶悪殺人犯にこんな変化があるものなのかとは思うが、まさに人間ドラマだった。死刑執行に携わる刑務官や教誨師の職責の重さにも思いを馳せた。続きを読む

    投稿日:2024.04.11

  • あゆみ

    あゆみ

    重かった。色んな人の感情が、私の中でごちゃごちゃになって、本当に疲れました…

    死刑制度ってどうなんだろう
    何が復讐になるのか

    実際に大切な人を犯罪で失った人と、それ以外の人では、考える重さが全然違いますよね。

    自分は赦せるのか。大切な人を殺されたら…
    イヤイヤ、ぜったい無理。想像するだけで辛い。

    そして、こんな職業があることも初めて知りました。
    殺人者に「神様はあなたを赦します。私もあなたを赦します」なんて言うなんて…

    一度間違いを犯した者は、やり直すことができないのか、と聞かれたら、私はそんなことないと思うけど…
    でも、でも。。。

    答えがないいくつもの問いに溺れて、辛い!
    でも、人は楽しいことだけじゃなくて、こういうこともたまには考えて生きていかなきゃいけないよなぁと思いました。

    とりあえず、次は明るめの話を読みたいけど。手元には違う、薬丸岳さんの本が待っています…!
    続きを読む

    投稿日:2024.04.11

  • ハルめめ

    ハルめめ

    自分の大事な人が理不尽にも惨殺されたら、犯人には死刑を望むし苦しんで死んでくれと願うと思う。それは願うだけで犯人と対峙することまでは想定していない。主人公は教誨師として娘を殺した犯人と対峙する道を選ぶ。自分を追い詰め苦しみもがく描写にこちらも辛い。刑の執行の場面では、そのまま送ってあげてほしいと思わせるような薬丸さんらしい作品だと思った。刑務官のお仕事って大変なんだなと改めて頭が下がる思いです。続きを読む

    投稿日:2024.04.06

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