【感想】プロジェクトマネジメントの基本が全部わかる本 交渉・タスクマネジメント・計画立案から見積り・契約・要件定義・設計・テスト・保守改善まで

橋本将功 / 翔泳社
(13件のレビュー)

総合評価:

平均 4.4
7
1
3
0
0

ブクログレビュー

"powered by"

  • oto-san

    oto-san

    ▼感想
    ・これまで数冊プロジェクトマネジメントに関する本を読んできましたが、上位に値するくらい内容量もわかりやすさも良かったです。

    ・当方は、「PJ計画」、「要件定義(非機能要件含む)」、「テスト」が特に理解が深まりました!続きを読む

    投稿日:2024.03.13

  • ケビン

    ケビン

    評価3.5
    PMとはざっくりどんな感じなのかを知るために本書を手に取った。
    網羅的に基本的なことが紹介、解説されていて入門者にはとてもよかった。

    投稿日:2024.02.11

  • tamamushiiro

    tamamushiiro

    ・関係者(発注者/ベンダー/メンバー/関連企業)が対等に話し合える関係性を築く
    ・プロジェクトマネージャーが多忙もしくは能力不足で全体観を失わないようにする

    マネジメントは管理だけではない
     管理:状況確認(計画との差分)、作業アサイン
      →計画に固執する
     マネジメント:管理+目的達成に必要な判断、全体像の把握、事前調整
      →リスク把握し、アクティブな調整を行い、計画にフィードバックさせる
    ■交渉
     ・説明資料と議事録は文書化
     ・フォーメーションを組む:重要度、費用と進捗課題は人を分けるなど
    ■タスクマネジメント
     ・タスクを洗い出す→優先順位つける→メンバアサイン→振り返りKPT
     ★タスク名は「○○を○○する」で記載
      いつまでに、は期限ではなく工数で記載
     ・ガントチャートの欠点
      タスクの抜け漏れ、
      納期に合わせたスケジュールになりやすい(逆線表)
      追加、変更管理が煩雑
      メンバが「学生症候群=ぎりぎりにやる」になりやすい
     ・メンバアサイン
      背景、目的も伝える
      完了条件を認識合わせる(優先度、期限とともに)
     ★定期的な振り返り
    ■プロジェクト計画
     ・目的、前提条件
      座組(体制図)、意思決定者、利害関係者、予算、日程、要求
      を確認する
      (目的、前提条件を優先的に確認。後から変更難しい)
     ・開発体制
      スクラム(≒アジャイル)開発はメンバスキル必要、予算&日程が流動的
      →納期・予算厳守の開発には向かない

    ■見積
     ・工数見積もり→費用と日程を組み立てるが鉄則
     ・ざっくり見積もり:What(何を実現するか)
      通常の見積もり:How(どうやって)、Who(誰が)で見積もる
     ・プロジェクトバッファ 1.2~1.5の係数をかける
       リスク低い=やること明確 1.2倍
    ■契約
     請負契約 チェックポイント
     ・成果物の完成義務:成果物の定義
     ★検収の定義
     ・契約不適合への対応
     ・損害賠償事項:上限額の設定
      追完請求(補修)、代金減額請求

     準委任契約 チェックポイント
     ・作成資料、具体的作業、報告の共有
     ・善管注意義務:通常期待される注意義務
      (PMとして期待されることをやっているか)

    ■要件定義
     ・「要求=やりたい」と「要件=すること」を切り分ける
     ・ビジネス要件(Why)を固める
     ・実現することの軸足と概要を描く
      システムアーキテクチャ、機能要件一覧、非機能要件一覧
      画面遷移図、シーケンス、ER図(データ構造)、API一覧
     ・資料化
      できるだけ図で表現:draw.io
      正しさより伝わる資料
      BA(Asis/Tobe)を作る:現状把握を怠らない
     ・要件変更/追加要件は期限を切って対応
    ■デザイン
     ・ユーザーインタビュー
      既存のプロダクトの客観的評価に向く
      新規プロダクトには向かないことが多い
     ・ロゴ、フォント、トーン&マナー、顔を決める
     ★全体像をデザイン
      類似プロダクトUI/UXを学習する
      ユーザーにとってのメイン画面、機能を検討する
      →基本的パーツを作る
      検討内容をUIに落とし込む
      デザインを育てる:プロトタイピング
    ■設計
     ・技術スタックの決定
       言語、OS、ミドルウェア、フレームワーク、ライブラリ、インフラスペック
     ・開発作法の整える
       ソースコード管理、コード規約、開発環境
       デプロイ方法、コンテナ採用判断、仕様ツール
     ・設計書記載精度を決める
     ・技術的負債を見極める
    ■テスト
     ・ソフトウェアテストの7原則
     ★各テストの定義を確認する
      リグレッションテスト、受入(検収)テスト、負荷テスト
     ・テスト計画、マネジメント
      テスト全体管理者を置く
      責任の追及ではなく対策を追求する
      チケット(タスク)で管理する
      定期報告を行う
    ■リリース
     トラブル発生時の対応を検討する
    ■保守改善
     PJ目的は事業としての成功を実現する。QCD達成が目的ではない
     プロダクト改善費用
      保守運用のみ、保守運用+改善、保守運用+大型改善
      それぞれの対応工数を見積もる
     ファネルモデルを作る
    続きを読む

    投稿日:2024.02.03

  • to4iki

    to4iki

    プロジェクトとは、 いまある状態からあるべき状態にするために行う、スタートからゴールまで続く複数の業務 と本書では定義している。

    投稿日:2023.10.29

  • kuwataka

    kuwataka

    このレビューはネタバレを含みます

    プロジェクトマネジメントもプロダクトマネジメントも「ほぼ同じ」というザックリな視点ではあるが、「基本がわかる本」というコンセプトなのでこれで十分。プロジェクトを業務委託先と進めていく上で理解しておかなくてはいけないキーワードがしっかり盛り込まれている。

    プロジェクトマネジャーならば、この本をすべて頭に入れてからスタートしてほしいところだ。

    こういうプロジェクトマネジメントに必要な知識、手順がまとまっている使いやすいサイトって無いのかなぁ。経営理論やマーケティング理論もそうか。概念としては体系立てられているが、マニュアルレベルの個別対処となるとその時の状況、自社のリソース、自分やメンバーのスキルなど半分以上がケース・バイ・ケースの変数に依存するので動き方が異なってくるもんなぁ。プロジェクトも同じだよね。PMBOK(ピンボック)通りの手順だと石橋叩いてる途中でリソースが尽きちゃいます。

    僕はプロジェクト・オーナーの立場で携わるので本書の第6章「契約」は特に勉強になった。手元においておくとしよう。

    レビューの続きを読む

    投稿日:2023.08.13

  • pnictide

    pnictide

    プロジェクトを進める上で幅広く必要とされる知識やマインドセットをかなり幅広く抑えている。聞いたことのある概念や用語は多いが、それをスキルセットとして自分の中に落とし込めていないものがとても多いので、こういう本を手元に一つ置いておきたい。
    様々な局面でのコミュニケーション(同期・非同期)の取り方や、ウォーターフォールとアジャイル(の中でもスクラム)の開発の使い分けなど、参考になった。
    続きを読む

    投稿日:2023.07.31

Loading...

クーポンコード登録

登録

Reader Storeをご利用のお客様へ

ご利用ありがとうございます!

エラー(エラーコード: )

本棚に以下の作品が追加されました

追加された作品は本棚から読むことが出来ます

本棚を開くには、画面右上にある「本棚」ボタンをクリック

スマートフォンの場合

パソコンの場合

このレビューを不適切なレビューとして報告します。よろしいですか?

ご協力ありがとうございました
参考にさせていただきます。

レビューを削除してもよろしいですか?
削除すると元に戻すことはできません。