【感想】ロシア点描

小泉悠 / PHP研究所
(61件のレビュー)

総合評価:

平均 4.1
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  • 得体が知れないままじゃもったいない

    お隣なのによく知らない人と地域について、軍事研究者(オタク)でパートナーがロシア人の著者が徒然に綴った一冊。ウクライナ侵攻を様々な角度から見ておられることが分かる。また、前に佐藤優氏の本で読んだ20〜40年前の内容と重なりつつ、視点の違いと時の流れを感じた。続きを読む

    投稿日:2022.06.27

  • 参考になった。

    内容としてはブログやSNSを読んでいるような気軽さで読めた。

    一口にロシア人と言っても、日本では経験することが困難で、理解するのも困難を伴う大陸国ならではの多様な文化民族宗教価値観があると推定されるの中で、本書の内容はロシア連邦の中でもモスクワを中心にした話であるが、ウクライナ戦争を考えるにあたってはそのモスクワの考え方が中心となると思うので、本書は参考になると思う。
    しかし、モスクワ以外のロシア連邦各地についても広く知りたいという場合は、他の書籍や情報も併用する必要がある。

    本書の内容はとても軽妙で大変面白く読んだのであるが、著者のモスクワ滞在年数が2年ほどと短いこともあり、もう少し長く暮らしていると見えてくるだろう様々な部分の話が読めなかったのが少し残念だった。
    続きを読む

    投稿日:2022.10.21

ブクログレビュー

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  • errand

    errand

    今となっては悪の権化のようなロシアだが、拒絶してしまっては理解し合うことは絶対にできない。
    戦争を起こしてしまったとしても、ロシア社会には魅力的な面もあるということ、
    国家とそこに暮らす国民は分けて考えるべきということ。

    日本人とは全く異なる国民性を持っているようで、そこが奇異でもあり魅力でもあるのだろうか。
    続きを読む

    投稿日:2024.03.23

  • mow168

    mow168

    ウクライナでの戦争が始まり、ロシア人は、プーチンは一体何を考えているのだろう?どう言う生活をしている人達なんだろう?と読んでみた。
    北方領土問題がなかなか解決しない理由は、返したらそこに米軍基地を置かれる可能性があるから。そして日米地位協定によって、日本はそれを拒否出来ないからであると述べられていたのには目からウロコ。そりゃそうだわな。日本は独立国とはみなされていないようだ。
    ロシア人は相手を庇護の対象と認定するととことん親切になるらしいが、それが結果的に公私混同を生み、汚職、賄賂が当たり前の社会に繋がってしまう。
    ユーモラスなエピソードに交えてロシア人の心性が何となく理解出来、面白かったです。
    続きを読む

    投稿日:2023.12.16

  • くるくる

    くるくる

    ロシア人の特徴や、生活に関するところは面白かったのですが、政治的な話になるとこ難しくて飛ばしたところがあります。
    あんなプーチンにも、お茶目なところがあるのねーと、一瞬親近感を感じてしまいました。
    シア人のは基本的に他人を信じないけど、一度気にいると迷惑なくらい親切だと。曖昧な日本人には付き合いづらい人種かもしれないですね。
    情報操作とか、スパイ、盗聴、KBGなど、ちょっとスパイファミリーを想像してしまいました。確か昔のロシアが舞台設定だということなので。
    続きを読む

    投稿日:2023.10.16

  • あがり

    あがり

    巨大国家ロシアは様々な人種の集合体であり、簡単には理解できない。モスクワでは白人かつロシア正教徒がもっとも人口が多いのだろうが。

    そういうロシアを少しでも理解する努力をしなければならない。ウクライナ侵攻で悪魔的なものとして理解せずに忌み嫌ってはいけない。

    本書は庶民の観点での考察がある。

    読了60分
    続きを読む

    投稿日:2023.08.21

  • ただのほんだな

    ただのほんだな

    2023.08.02読了。

    2023年、31冊目。

    「ウクライナの200日」に次ぐ小泉作品2作目。

    氏との最初の出会いは

    投稿日:2023.08.02

  • ジェシー

    ジェシー

    ロシアが纏っている空気感やプーチンが見ている(だろう)視点などが述べられている本。
    特に私にとってはプーチンがなぜ今の権力の虜になっているのか(実際にはそこにすがりつくしかない可能性がある)という点が魅力的だった。
    またロシア人の豪快な気質も多分に描かれており、文化の違いとしてのロシアを知る意味でも良かった。
    続きを読む

    投稿日:2023.07.24

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