【感想】町人Aは悪役令嬢をどうしても救いたい～どぶと空と氷の姫君～　1

もうちょっとどうにかならなかったのか

乙女ゲームのモブに転生し悪役令嬢を救う、というさほど多くはないが少なくもない作品。で、その内容は正直言ってかなり微妙。

ストーリーは序盤からずっと「主人公がゲーム知識を語りながらアイテム集めや…レベル上げをする」という展開が続く、延々と続く、ひたすら続く。
目を見張るような意外性のある展開、個性的なサブキャラ等も殆どなし、主人公がほぼ一人でゲーム知識を語りながらレベル上げをするだけ。この退屈な展開がずぅーっと続く。
ライフル・拳銃・飛行機等が登場するという、悪い意味でなろうらしい荒唐無稽な設定・展開も当然のように完備。意外性のある展開といってもこんな白けるふざけた展開は望んでない。
あと、何故かやたらと主人公の裸が描かれる。本作は男性向けコミックであり、特に女性読者を意識した内容でないにも拘わらず、何度も何度も主人公の裸が描かれる。なんで？ 意味がわからない、どういう理由で？

4巻に入ってようやく各キャラクターが登場し、ストーリーにも緩急やメリハリが付き、少しは面白く読めるようになる。
ただそれまでが長い、ひたすら長い、本当に長い。1～3巻の展開があまりに冗長で退屈でつまらなさすぎるため、それまでにギブアップする人が殆どじゃなかろうか。
4巻でストーリーが動いたから一応☆2だけど、3巻までの評価は間違いなく☆1だった。続きを読む