新刊・予約
ランキング
セール
特集・キャンペーン
ジャンル一覧
詳細検索
0
瀬尾優梨, 一花夜 / 角川ビーンズ文庫 (3件のレビュー)
レビューを書く
総合評価:
ぽち
心から喜べなかった...
奇麗にまとまった良いお話でした。 が、気持ちとしては好きではない。好きになれなかったお話。 「落ちぶれ」の原因はまさかのヒーローの企て。 ヒロインを救いたかったヒーローの気持ちは分かるのでそこは…良い。 ミュリエルが死んだ事も、エルヴィスが死んだ事も自業自得感があるので気にはならなかった。 が、聖奏師の仲間が何人も亡くなったことは釈然としなかった。 しかも戦闘で亡くなったのではないって事がより残酷に思えた。 ヒロインに「1人で罪を背負って、1人で地獄に落ちるなんて...」ってセリフがあるけど、いくら自分も死ぬつもりだったとはいえ、ヒーローの「罪」は本当に重いと感じた。 自分達の行う「敵討」で起こりうる事の予測も出来るだろうに... グリンヒルでヒロインとまったりできる時間が1か月もがあったのに... ヒロイン以外の聖奏師も、もっと救えたのでは!?と思えてならなかったので、2人の幸せを心から喜べなかった。 ★4つにしましたが、気持ち的に色々引っかかたので評価は★3.5くらいかなと。続きを読む
投稿日:2021.12.08
報告する
"powered by"
いこ
このレビューはネタバレを含みます
予想以上に過酷な物語だった。 認めてもらいたくて、自分で自分の身を縛っていることに気づかないまま陥れられたセリア。 恋したと思っていた相手エルヴィスには裏の顔が。 幼稚な考えで周囲を引っ掻き回していたと思っていたら、実は強かだったミュリエル。 そして、終盤ではセリアの後輩たちが命を落とす場面も。 驚かされる展開や設定が多数。 そして、何よりデニスの裏の顔、彼がやったことに一番驚かされた。 中盤に明かされた件にセリア以上に動揺したのは、読んでいるこちらの方だったかも。 セリアに降りかかったことはデニスの言う「事故」で済ますには前述通り過酷。 明かされる真実にもその先の展開にもめげず、それでも彼女は好きな人を救うべく奔走する。 筆頭聖奏師だった頃の余裕のない状況では、きっと折れていただろう場面でも乗り越えられたのは、グリンヒルでの2年があったからこそ。 子供たちと、デニスと過ごしたあの日々があったからこそ。 そこで培われたものが、国をそしてある者の命すら救うことに。 息を呑む展開だった。 辛い展開もありつつも、最後はハッピーエンド。 ただ無条件なハッピーエンドではない。 救うためにセリアは代償を払わされたし、彼女の愛する人は罪を背負って生きて行くことに。 その罪をセリアは許さない。 でも、一人で背負わせもしない。 恋人は結ばれて安直に終わりではない、ちょっぴりビターな雰囲気も漂う終わりだった。 幸せであるけれど、一般的な幸せと一言では片付けられないと言うか。 全体を通しての雰囲気に、あの終わり方はマッチしていたと思う。
投稿日:2022.11.13
lovenovels
正しいことをしているのに周りの人から反感を持たれたり、その正しさを認めてもらえなかったりするセリア。それでも自分が信じることを曲げず、自分にも周りにも厳しくあり続けているセリアは強い。だからこそ、聖奏…師から慕われているのだと思う。立場も恋人も失ってしまったセリアが、この場所から逃げられたのはよかったのかも。傷ついたセリアが、自分を認めてくれない人たちの中にいるのは、辛かったと思うから。再会したデニスと楽しい日々を過ごせたのはよかったし、お互いをちゃんと理解して認められたのは嬉しくなった。今までの分も楽しく幸せに暮らせるといいな。と思った。続きを読む
投稿日:2022.03.27
ポイントが追加されました。ポイント明細ページからご確認いただけます。
クーポンコードの形式が正しくありません。半角英数12桁で入力してください。
エラー(エラーコード: )
本棚を開くには、画面右上にある「本棚」ボタンをクリック
スマートフォンの場合
パソコンの場合
このレビューを不適切なレビューとして報告します。よろしいですか?
ご協力ありがとうございました 参考にさせていただきます。
レビューを削除してもよろしいですか? 削除すると元に戻すことはできません。