【感想】【電子限定おまけ付き】 みのりの森

まりぱか / リンクス
(5件のレビュー)

総合評価:

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ブクログレビュー

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  • まる

    まる

    作品の雰囲気もテーマも嫌いじゃないと言うかむしろ好きなんだけど、どうしてだか余り響かず… 帯やレビューを見て、かなり期待しながら読んだせいもあるかも。

    密かに好きだった親友の死、寂しさや悲しみのあまり人肌が恋しくて…ってのは理解できるし、勢いってのもわからんことはないんだけど『ん?昌典はゲイってこと?』ってところが腑に落ちなかったからかなぁ… 親友のことが好きなんであって男が好きって訳ではなさそうに見えたんだけどな〜 『あの流れでの誘い受けならありなのか?』と思いつつも腑に落ちないまま読み進んでったからか、感情移入するほどにはなれずでした。
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    投稿日:2022.10.23

  • みかん

    みかん

    このレビューはネタバレを含みます

    初読時は自身の精神が人生で一番最悪の状態だったからか、帯文句通りにはならなかった。
    けど、数ヶ月経ってちょっと落ち着いてから2回目に読んだときはちょっと泣けた。
    3回目の読後に、今後大事に大事に扱っていきたい作品になった。

    置いて行かれたふたりが恋愛に発展する話

    戻るんじゃなくて、進む。追うんじゃなくて、何歩でも多く前に一緒に歩いてください

    桜の花がかわいかった

    BL描写求めてるーーー!!!て人にはちょっと重たいかも

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    投稿日:2022.05.22

  • ゆう

    ゆう

    このレビューはネタバレを含みます

    役所勤務の青年×謎の青年。

    う〜ん…表紙とあらすじ、
    そして試し読みで続きが気になったので、
    購入しましたが、ハマれませんでした(-_-;)

    なんだろう?
    受が隠してること、黙ってることに対して、攻と受の間にすれ違いや誤解による亀裂が発生しなかったからかな?
    慎太郎の母が出てきたときにそんな展開になっていくかと思いましたが、すぐに和解。
    夜な夜な出掛けることも問題にならず解決。
    遺書も最終的に攻があっさり見つけて終わり。
    そこは受が見つけてあげないと、思い詰めてた受が何のために来たのか分からないのでは?

    なんていうか……山あり谷ありの谷の部分をもっと深くして欲しかった。

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    投稿日:2021.10.29

  • Risys

    Risys

    そこで生命線が切れているかのように
    ぷつん、と切れることがある

    BL漫画で、BL要素はもちろんあるし、エロもあるけれど
    それよりも、自殺した友人の存在が大きすぎる

    田舎で幼馴染として家族のように育った昌典と慎太郎、成長してそれぞれ地元と東京で日々を過ごしていく――

    慎太郎の葬儀に、東京の友達だったと名乗る「みのる」は、昌典の悲しみを背負うかのように、ただ傍に居て将典の生命線を繋げてくれるが、彼には昌典には隠していることがあった。。。

    以下、ネタバレです。

    「残された」人たちが、大事な人の自殺をどう受け止めていくのか。
    BLというジャンルでは、勿体ない作品です。
    エロ要素もあるので、万人受けしないかもしれないけれど、個人的にはいろんな人に読んでもらいたい作品です。

    「生きるのに疲れた、というよりも、死ぬことを決めて安心した」
    という母へ向けた慎太郎の手紙が、すごく切なくて苦しくて、「死ぬ」ことを考えたことがある人にはすごくわかり過ぎる内容じゃないでしょうか。
    いきなり、ぷつんと切れそうな時があって、そのタイミングで死んでもいいよっていう言葉があったら、死んでもおかしくないような、そんな時が私にはあります。
    慎太郎にとって、「死んでもいいよ」のタイミングが実との出会いだったのかなって。
    だからこそ、この作品はいろんな人の想いが、どの視点から見ても、もどかしく切ない気持ちが込み上げる作品だと思う。
    誰も悪くないけど、悪くないからこそ、もしかしたらッていう気持ちが、拭えないんだろう。

    また、この作品のすごいところは、1冊という短い中で、すべての想いを入れ込むために、すべてのタイミングをきちんと「想像させる」ことも含めて、構成が組まれているところだと思う。
    「これから何しようかな」の実の言葉の次に、慎太郎の自殺したんだろうなっていう描写とか。昌典の手紙を慎太郎の描写で描くところとか。手紙を探した帰りに落ちた崖の、ふとした昌典の表情からの慎太郎へ語り掛けるところとか。

    「昔のように背中を追えない」
    もし、実がいなかったら、背中を追ってたかもしれないなぁ。

    すべての言葉、描写が繋がる、繰り返し読むというより、繰り返し思い返し、「は!」って気づき、「死」を受け止めることについて、「死」というものについて、考えさせられる作品です。

    ここまでべた褒めして、4なのは、
    何故、「みのる」と名乗ったの?SNSで出会って、ハンドルネーム「みのる」だとしてもよ、慎太郎にも本名名乗らなかったの?確かに最後に実は~が欲しかったからなのかもしれないけど、ちょっと腑に落ちない。
    あとは、表紙がさ~攻めと受け逆だと思ってたので、まぢで、おぉ?そっち?っていう?単純に好みの感じじゃなかったというそれだけ。で1引いた。。。
    続きを読む

    投稿日:2021.10.24

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