【感想】悪魔に取り憑かれたけど私はとっても幸せです。

九田こすも / KADOKAWA
(2件のレビュー)

総合評価:

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  • 主人公が奇人タイプのスラプスティックコメディ

    ラブコメだしほのぼのもしてるけどずっとテンションと勢いがおかしい
    疑似家族ほのぼのする~^^って思って読んでる場面でも常におかしいことが起こり続けてる

    投稿日:2021.09.02

ブクログレビュー

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  • 『黒犬』の優樹(2)

    『黒犬』の優樹(2)

    このレビューはネタバレを含みます

    結論から言っちゃうけど、私は続きが読みたいです。
    普段から、自分が最高の漫画を読んでいるって確信と自信を持ってますけど、これは結構な大当たり。
    やや理不尽なギャグが織り交ざった日常コメディで、実にテンポが良く、一気に読めてしまいます。
    日常的に面倒事が増え、人との付き合いが減ってしまった事で溜まっている鬱屈さを、漫画の力(技)で吹っ飛ばしたい人がいたら、ぜひ、読んでみてください。
    不幸が散らばり、降りかかる毎日を、強い心で生きていくコツを、この『悪魔に憑りつかれたけど、私はとっても幸せです。』が教えてくれます。
    内容はタイトル通りで、とある美人(?)OL・幸子が、魂を狙うイケメンの悪魔にロックオンされ、色々と災難な目に遭うも、一切、絶望せず、それどころか、悪魔が好みド真ん中で、幸せな毎日を送る、そんな感じです。
    この内容なら、別にどこでもあるだろう、と思うでしょうが、ところがどっこい、このOL、只者じゃありません。悪魔に狙われる毎日を送っているのに幸せと思えるメンタルも強靭ですが、その心の容れ物だけあり、肉体もレベチで頑強かつ戦闘力がバリ高めです。冗談抜きで、人間としての枠から逸脱しています。
    そんなヒロインの「ありえなさ」に、他のキャラたちが振り回される面白可笑しさが、この作品の楽しみどころじゃないでしょうか。
    ヒロインとしてのキャラは、バリバリに立っているんですが、読み続けるのが辛くなるようなくどさはありません。この辺の絶妙な匙加減は、九田先生が天性のセンスを、より輝かせようと磨いているから為せるんだな、と私は思いました。
    それだけに、ぜひ、続編を描き、紙の本で発売してくれたら、一ファンとして嬉しいです。

    この台詞を引用に選んだのは、人生を楽しく生きるコツってのは、こういう風に、自分のエモポイントをしっかりと把握し、それを見つけた時、心から素直に喜ぶことかもしれません。
    ニッチってほどではないにしろ、ここに注目するあたりが、幸子たる所以なんでしょうね。
    しかも、手首足首鎖骨を見れる嬉しさで、ただでさえ高い身体能力が倍以上になるのだから、素直におっかない。
    コツ云々を上記したけど、さすがに、ここまで人間を止めちゃう羽目になるなら、このコツは使わない方が良いのかも知れない。
    「ところで、今日の私は元気いっぱいです。なぜなら、そこに手首足首鎖骨があるから」(by倉下幸子)

    もう一つ、名言というか、迷言を。
    これまで、様々な漫画を読んできて、「立ってるなぁ」と思うような負けフラグ的な台詞に触れて来たけど、こうも判り易いものがあるとは。
    幸子さんの「ありえなさ」が作品を(ギリギリで)破綻させていないのは、ラキのこういう迂闊な部分が、中和能力を発揮しているからでしょうか。
    「反撃防止講習を受けてきたし、先輩と兄貴に訓練もしてもらった! 今の俺は強い!! これで、もう、あんたのピにも捕まらねぇから!」(byラキ)

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    投稿日:2021.09.05

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