【感想】小林秀雄の政治学

中野剛志 / 文春新書
(3件のレビュー)

総合評価:

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  • "たんと反省してみるがいいさ"

    小林が戦争について語った有名な文句「私たちは政治的な失敗を経験したのではない、悲劇を演じたのだ。だとすれば悲劇の反省など不可能ではないか」「国民は黙って処したのであり、後悔はない。一部の人達の無智と野心さえなければ,起らなかったとか、そんなお目出度い歴史観は持てない。利口な奴はたんと反省してみるがいいじゃないか」がすべてで、「政治というものは虫が好かない」と言う通り、あえて語らるのを拒んだものをつなぎ合わせても、彼の真意は見えてこないし、『無常といふ事』などの残された名作だけで十分だという気がしてきた。続きを読む

    投稿日:2021.06.15

ブクログレビュー

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  • hiro-9

    hiro-9

    一見、関係のないように思われるところを、全体的な観点で捉え直し、特に丸山眞男との比較がとても興味深い考察だった。

    投稿日:2021.12.01

  • 文藝春秋公式

    文藝春秋公式

    【「文芸批評の巨人」像が一新される!】「政治嫌いの文学者」というイメージが強い小林秀雄。だが著作を丹念に読むと、政治、戦争への深い関心と洞察が。新しい小林像。

    投稿日:2021.05.13

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