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八又ナガト, fame / 角川スニーカー文庫 (1件のレビュー)
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総合評価:
凛
読むに堪えなかった
現代世界にダンジョンが突如として現れ一変、冒険者という職業が生まれた、この世界観は好きなので買ってみたけれど。 なろう系の作品の魅力は、文章力はプロに劣っていても世界観、設定が彼等だからこそ出せる面…白さにあると思うのだけど、あまりに文章力が低すぎないかなぁと、最初の200字読んで思った。 テンプレだらけの構成は悪いとは言わないけど、描写やセリフがあまりにあんまりだ。 例えば、ダンジョン内でパーティー仲間に見捨てられた美少女を主人公が助けるシーン。ここだけでもテンプレすぎてむしろ今どきめずらしい、それはまあいいんだけど、主人公が少女を囲む魔物を次々と倒し、最後の1匹に「おまえで最後だ!」ってセリフ。酷すぎないかな。 それと世界観も。ダンジョンの魔物は、現代の最新兵器でもどうにもならない程強いとのことだが、冒険者として下の下あたりの主人公が、短剣でばっさばっさと倒す。現代兵器が通用しないのはどこらへんなんだろう? その辺の解説がない。解説できないからおざなりにしているんだろうな。 また、主人公のオリジナルスキルがどんなものかは書かないけど、バレないようにこっそり行動しているという設定だが、ダンジョンを国が管理しているとのことなので、管理側にバレないはずがない。 書けばきりがないけど、その辺りの設定を、おざなりにしすぎ。 たぶん、お試しでタダ読みできる数十ページで、このあたりは判断できると思うので、試し読みすればよかった。 とはいえ、おいらが最高に面白いと感じた作品が3巻程度で打ち切りになったりもするから、自分の好みはズレてるのかもしれないけど。続きを読む
投稿日:2021.12.31
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