【感想】ONE PIECE novel LAW

尾田栄一郎, 坂上秋成 / ONE PIECE magazine
(10件のレビュー)

総合評価:

平均 3.7
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  • ONE PIECEらしいお話

    ローは結構好きなキャラですが、ストーリー自体もONE PIECEらしくて面白かった。

    投稿日:2021.01.16

ブクログレビュー

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  • とろり。

    とろり。

    このレビューはネタバレを含みます

    ロー、ベポ、シャチ、ペンギン達の出会いから、4人が海に出るまでのストーリー。
    コラソンと死に分かれてからローがどのような生活をしていたのか、気になっていたので読めてよかった‼︎

    いまや、たくさんの仲間を従え、元王下七武海になったり、ルフィ達と死闘を繰り広げるローが、まさかベポ達と街で働きながら平和に暮らしていたとは!

    街の小さな診療所で白衣を着てるロー…
    めっちゃ見たい!!

    ローはヴォルフと出会えてよかったなぁ
    きっとこの人と過ごした時間はローの人生をずっと支え続けると思う。

    そして、ほんとに思うのはヴォルフ…死ななくてよかった。笑
    コラソンがいなくなって、そのうえヴォルフまで死んでしまったら、もうローは立ち直れなかったんじゃ…

    私のなかのONE PIECEあるあるで、“恩人死んじゃう説”があるから、ドキドキしながら読んだ。笑

    ローがずっと自分の目的を探し続け、それを実行するのは『今』なのか名残惜しさを優先させて先延ばしにするのか悩み、流されず見極める決断力が大事だということをきちんと自分で気付けていたが、それって生きてる私たちにもとても大事なことだなぁと勉強になった。

    これ、アニメ化して欲しい。

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    投稿日:2023.05.09

  • はるほる

    はるほる

    このレビューはネタバレを含みます

    珀鉛病で弱っていつ死んでもおかしく無い状態のローがコラさんと別れて約束のとなり町までの三日間を飲まず食わずで歩き続けられたのも、命の危機に瀕してオペオペの実を扱えるようになったのも、自分自身への苦痛が伴う手術をやり遂げられたのも、病気を治して生きる事がコラさんからの愛に報いる事だと言う強い意志があったから。
    助けてくれたヴォルフに自分の生い立ちからコラさんのことまで全て話せたのも、食事と温かい風呂と白いアザの無くなった開放感で心が軽くなっていたからなのはあるけど、コラさんの存在が「もう何も信じてない」と言っていたローの心を溶かしてくれたから。
    コラさんからの愛がローを生かしている。
    街に入るのはまだ怖くても自分を助けたくれたヴォルフに少し心を開けるようになって、それでもまだオペオペの実の事は言えないのは、相手のことが十分に分かっていない状態では賢明な判断でもあるし、後にヴォルフや仲間たちに自分から話すようになっていく変化が嬉しい。
    コラさんからのローへの愛は、ローの心の扉を無理やりこじ開けるような力技の愛情の掛け方で、全てに絶望して信じられなくなっていたローにはそれくらい力技で無理やり押し付けられないと受け取れなかったと思う。
    それはそれとして、意地っ張りで負けず嫌いで捻くれてるローに、必要以上に踏み込んでは来ないけど側にいて頼れば全力で助けてくれるって信じられるヴォルフの接し方はすごく合っていて、ローが受け取りやすい形で愛情を示してくれた信頼できる大人が、コラさんと別れた後にローの側にいてくれたのはとても大きい。
    完全に善意だけだとローは受け取れなかったと思うので、ギブ&テイクという言葉でローが一方的に借りを感じる状態でなかったのも受け入れやすかったポイントだと思う。

    ベポたちに初めて会った時にシャチとペンギンがベポをいじめていたのは、悪い大人から逃げて二人で生きていくために気を張って攻撃的になっていたんじゃ無いかと思う。
    ベポがはベポで話しかけてくれたって理由だけで自分をいじめてくる二人と仲良くできるかもって無抵抗だったのは、ゾウからノースまで一人で彷徨って心細くて寂しかったんだろうな。
    ローが13歳だから当時ベポ9歳で、ミンク族なんて珍しいから気味悪がられるだけならまだしも捕まって売られてもおかしく無い状況で助けてくれたローの存在はとても大きい。
    ベポを連れて帰った後のヴォルフの様子見ながら、鼻を鳴らすのはちょっと嬉しい事があった時だってローが分かるのもすごく良くて、ひと月の間にヴォルフとの距離が縮まってるのと、ローが相手のことをよく見てるのが分かる。
    シャチとペンギンが大怪我をした時に、自分をいじめてたはずの二人をベポが助けたいって言った優しさはローにとってもシャチとペンギンにとってもすごく大切なモノだと思う。
    四人の中で一番年下なので、みんなの弟みたいな。
    命を救われた事とローの強さに惹かれてシャチとペンギンは子分になるけど、絶対一緒に生活する中で年齢の話になったと思うし、「ローさん」って呼んで慕ってる相手が年下なのすごく良い。
    ペンギンが四人の中で一番年上なので、ローに強さでは敵わなくても、おれがしっかりしなくちゃみたいなのがあると良い。
    シャチとペンギンはニコイチだと思ってるけど、子供の頃の1歳差って結構大きいからやっぱりペンギンに守られている部分があったりして、状況の説明とか話してたのもペンギンだし矢面に立ったりするのはペンギンで、思ってる事をきちんと言葉にして相手に伝えられるのがシャチ。
    ベポに謝って助けてくれたお礼を言ったりヴォルフの手術しようとしてるローに、ローなら出来るって背中を押したり、言うべきときに言うべきことを言葉にして伝えられるのがシャチ。
    手術の時ローが「天才」って言葉をヴォルフの真似して使ってみるのもすごく良かった。
    コラさん以外にも心の支えになる存在が増えている証拠だと思う。
    二人を助けたことを「単なる気まぐれ」だって恩に着せないところがローの捻くれてるところだし優しさで、ヴォルフによく似ているところでもあるし、そんな捻くれてるところをみんながちゃんと分かって受け入れてくれている事がどれだけローにとって得難い大切なものか伝わってくる。
    「この世界も、なかなか悪いもんじゃない」なんて、コラさんが聞いたらそれだけで号泣しそうな事を思えるようになったのがとても尊い。

    フレバンスで幸せに暮らしていた頃のローは医学の勉強に励んでいて祭りに行くのが30分だけなのに不満すら持ってない優等生だったし、全てに絶望してファミリーにいた頃は世界を壊す為に残りの命を削っていて、コラさんとの旅も大切な時間ではあったけど命のリミットが迫っていて余裕がなかったから、ローの子供時代に同年代の仲間とバカなことやって笑い合えた時間がある事がとても嬉しい。
    町に行くことになった時も、ローは色々ありすぎて捻くれちゃってるけど、元々お兄ちゃんで面倒見が良くて優しいから自分が守るべき子分がいる事で自分を奮い立たせて前に進む事ができるようになったのが読んでいてすごく嬉しかった。
    三人が怯えているときに、自分も怖いのに珀鉛病の事を自ら打ち明けてそれでも自分は大丈夫だとカッコつける事で三人の背中を押すローが愛しい。
    ローが頼ることのできるヴォルフと言う大人がいるから、子分を抱え込める余裕ができたように思う。
    町の人が優しく受け入れてくれたとこも四人にとってとても大きな出来事で、その環境を作ってきたヴォルフにとってもすごく救われたんじゃないだろうか。
    訳ありの自分たちを受け入れてくれて、手術の時は躊躇いもなく大量の血液を提供してくれて、シャチとペンギンの問題を片付けてくれて、ヴォルフからの掛け値のない愛情が傷ついた子供達を癒してくれて、信用できる『大人』もいるって分かったって言えるようになって。
    ヴォルフにとっての後悔が実を結んだ結果がローたちのように思える。

    ヴォルフや町の大人たちと言う安心を手に入れて、その上でそれぞれが自分に合った場所で働いて稼ぐ事が出来るようになったのも、順調に人としてみんな前に進んでいるのが嬉しい。
    バラバラのことをしていても朝と夜のごはんは一緒に食べるのもお互いがお互いを大事に思ってその時間を大切に思ってるのが分かる。
    ハートの海賊団の人数が増えてからもこの習慣続いてたら良いな。
    実際に診療所で医療に携われるようになって直接患者を相手にしたり実地で経験を積めるようになった事で医者としても成長できたおかげで事故を起こしたヴォルフを助ける事ができたし、大切な人を自分の手で救えたことはコラさんに守られるだけだったローにとってとても大きな事実だと思う。
    オペオペの実があっても魔法のように全てを救えるわけではないからこそ、「DEATH」の刺青を自分から見える位置に掘って戒めることにローの真面目さや医術に対する誠実さが表れている。
    刺青入れてヴォルフに怒られるかもってビクついてるところは可愛い。
    ヴォルフにとってギブ&テイクと言いながらどう考えても持ち出しの方が大きい行いはおそらく町の人たちに対しても同じで、過去に自分の息子を止められなかった罪の意識から来ていて、だからこそギブ&テイクの外にある「友達」と言う存在にローたちを置いたのは守るべき子供ではなく一人の対等な人間と認めた事でもあるし、対等な立場を罪人である自分に許した事になるんじゃないだろうか。
    ローがオペオペの実の真の能力を知ってすぐに三人に話に行くのも泣けてくる。

    全編を通してコラさんからもらった「自由」とは何か、その答えをローは探していて、強敵との死と隣り合わせの戦いの中で"本当の自由"と向き合う覚悟を決める。
    人としても、医者としても、必要な経験をきちんと積めて成長できたから巣立って行く事ができたんだと思う。
    ベポたちにとっても、虐げられて助けられて守られていただけじゃなく、実戦を経験して自分たちで敵を"悪い大人"を倒して、自分たちに優しくしてくれた人たちを守る事が出来た事はとても大きな自信に繋がっただろうし、それを為せる力をくれたローについて行く決断は決して軽いものではないけれど、とても心が躍る決断だと思う。
    ヴォルフにとっても過去の後悔に決着をつけて、ローのおかげで実の息子を手にかけずに済んで、守ってきた子供達の成長をしっかりと確認した上で送り出す事ができて、親としての役割をやり直した上でギブ&テイクを超えた友達を手に入れらたのがすごくよかった。
    エピローグで少し寂しくなった生活をヴォルフが充実して過ごしているのが嬉しかったし、ハートの海賊団として名を上げてるローが「単なる気まぐれ」を続けている事も嬉しい。
    ローやベポたちの成長の物語でもあるけど、ヴォルフの再生の物語でもあった。

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    投稿日:2023.03.22

  • じゃくりん

    じゃくりん

    このレビューはネタバレを含みます

    じいさんの不器用な優しさが詰まってる.....
    不器用だけど、優しさも愛もちゃんと伝わってて、健やかに育っていく子どもたち.....

    治ってよかった....
    ローさんは戦闘力ももちろん強いけど、メンタルの強さが尋常じゃない...コラさんんんんんんん!!!

    そりゃ町に入るの怖いよね.....
    最初に入った時のお姉さんは、なんて声掛けようとしたんだろう。

    百聞は一見に如かず。
    こいつらには多くを聞かせるより、体験した方が良いって判断したのすごいな。ローさんとベポは知らない場所で怖いし、ペンシャチは知ってる場所だからこそ、もっっっっっと怖いし.......
    悪事の片棒担がされた事実は変わらないと伝えつつ、秘密裏に集めた確たる証拠をもって怖さの根源を絶ってくれるのカッコイイがすぎない???それも、ギブ&テイク(思った以上の働きをしたボーナス)とか言うし、なんなのこのじいさんっ!!!!!!!(褒めてる)
    ローさんより先に拳が出たとこも好き.....

    じいさん治療する時のローさんが『俺は天才外科医だ!!!』って自分を鼓舞するの、じいさん由来で良い。

    じいさんの発明がホントに天才的なのすごい。
    “天才発明家”は伊達じゃなかった.....

    親子バトルはしんどい。
    このじいさんめっちゃ強いし、世界中を回ってたって言うから元海軍かと思ってたのに、まさかの海賊!!!息子の海賊団の一味!!!
    元々気性が荒い我が子の歪みを正す為に一緒に船に乗って、でもやり方(金品食糧強奪)が気に食わなくて一味を抜けて、親子の縁も切って....
    暴れる海賊団を止められず、町も救い切れなくて、悔しさが計り知れない.....20年も抱え込んでたの......
    「おれたちはもう、ガキじゃねぇ!!!!」って。
    心強かっただろうな。じいさん自身が鍛えたんだもの。
    “おれたち”の強さは折り紙付きよっ!!!!!!!
    ローさんがトドメを刺す手を止めて“くれた”のも、じいさんの親心は救われたんじゃないかな.....ローさんは「もう見たくねェ」って自分が嫌だから止めた様に見えるけど、じいさんも縁を切ったといえど親だし20年拗らせてるからね。複雑極まりないのよ。
    ....そう、止めて“くれた”なのよ。
    トドメ刺す!!!って時はローさん視点で書かれてるから、静かに泣いてる事しか分かんない。その涙が今度は町を、町の人たちを守れた安堵なのか、我が子を思う複雑すぎる親心なのか、全く別のものなのか.....
    エピローグの「全部覚えてる」の回想で、じいさんが“止めてくれた”って言ったの。
    じいさんの『やらにゃいかん』は『(再襲を防ぐ為にも)やらにゃいかん、(でも出来ることなら、やりたくない)』だったのでは........

    スーロン化して大活躍だったのに、なんにも覚えてないベポ...力を過信しないから、日頃の鍛錬も身が入るし、素で強くなっていくんだろうな。

    潜水艦にこっそりマーク入れちゃうのずるくない???
    ローさんがマーク考えてたのバレバレで、まだまだ敵わないんだなって思った。笑

    お別れのシーンで
    駐在氏が『海賊でもなんでも構わん!!!!!!ここまで育ったことが嬉しいうぉぉぉぉぉぉぉぉ!!』ってしてたのも過ごしてきた日々が見えて好き。
    だって駐在だよ???
    海賊とか目の敵じゃん。自由に生きろとは思うけど、定職に就いてるんだから、わざわざ危険を侵すことなくない???他の島に出稼ぎ行って
    経験値上げてきます!!とかならまだ良いけど、海賊だよ???.....流石に止めたくない???
    町の人達みんな見送りに来てくれてる辺り、『この子たちは、町を襲ってきた奴らみたいにはならない』って信頼があるのかな.....ローさんもじいさんに言ってるし、信頼が町の人ともしっかり築けてるの嬉しいねぇぇぇぇぇ!!!!

    エピローグで新聞と手配書持ってきてくれるの優しい。
    きっと朝イチで見て自転車すっっ飛ばしてきたんでしょ??
    じいさんもじいさんで、人前だと素直に喜べないからって駐在氏を追い返してからじっくり読むし....
    ローさんの不器用な優しいは、じいさんの影響が強そう。
    じいさんも『ドライだな』って言われてて、ローさんの「うちはドライだ!!」って言うのが、根本は「じいさんのギブ&テイク精神による不器用な優しさ」から来てるのかなと思いました。笑

    あんなに『じいさん』とか「ガラクタ屋」とか呼んでたのに、別れ際に「ヴォルフ」って!!!!!!!!
    ローさんほんとそういうとこだよ!!!!!!!!!

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    投稿日:2022.11.22

  • 1990

    1990

    ローの目指す“本当の自由”とは。

    ハートの海賊団メンバー、そして新しい“友だち”との出会い、そして、スワロー島での戦闘ののち、潜水艦との船出。

    ローはワンピースの中で好きなキャラクターの1人だけど、コラさんとのストーリーを知って、さらにその人物について知りたくなる存在の1人だった。

    今、立ち向かう覚悟。
    見習わなければいけない。
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    投稿日:2022.10.30

  • 啓輔

    啓輔

    このレビューはネタバレを含みます

    2022.05.08読了
    ロー主観で進む、ローがコラソンと別れてからハートの海賊団を旗揚げするところまでの話。
    ローの語りで展開するわけだが、成人したローを知ってる分、少し幼い印象を受けた。でもまだ海賊にもなってない少年の覚悟なんて決まってるわけがないんだよなぁ。

    13で最初のDEATHタトゥー、16で身長190近くまで成長したっていう情報。

    バッカの能力で心を溶かされた住人達の救出リミットは二十四時間で、バッカ達が攻めてきた→退却→潜水艦で再出撃までだいたい四時間って書いてるのに、バッカの「こないだ逃げ帰ったガキ」の台詞は矛盾では……?と気になった点。

    デロデロの実は察するにロギアなのかな?
    応用力がありすぎて、本編に出てきたら普通に最強クラスの能力なのでは……。でもデロデロ=溶解人間と言ってるわりに、攻撃方法が光線なのは何故なのか……名前的には酸のようなものを出すイメージなんだけどなあ。

    初登場時とんだ厨二発言でどんなやべーやつなのかと思ってたローだけど、なんやかんや街の人やヴォルフに対してちゃんと人間らしい感情を抱いてるところが凄く良かった。コラソンに救われたってことと、ドフラミンゴへの復讐だけじゃあ辛い人生になってしまうから……。
    原作ではあまり感じられないローの人間らしい優しさ。友情というより家族愛に近い信頼。最後の方の別れは優しい気持ちになる。

    ベポのスーロン化は本編でも是非やって欲しい。

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    投稿日:2022.05.08

  • sora0713

    sora0713

    20210622読了。
    面白かった!!ローさんが仲間たちに、こんな風に会ってたと思うと、とても胸熱…!!ハートの海賊団の今後に、とっても期待してます!!

    投稿日:2021.06.22

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