【感想】さるのこしかけ

さくらももこ / 集英社文庫
(147件のレビュー)

総合評価:

平均 4.1
51
57
28
2
0
  • 水虫の次は痔で始まりました、抱腹絶倒のエッセイ集

     様々なニヤリ!とする珠玉のエッセイ集ではありますが、ホロリとさせるものもあります。「いさお君がいた日々」は、読んでいるこちらも涙がにじみます。
     沢山の人々の触れあいの中から、このようなエッセイやちびまる子ちゃんが生まれてきたんですね。
     数々のエピソードが紹介された後に掲載されている「その後の話」が相変わらず興味深いものでありました。
     また、巻末の「お楽しみ対談」も面白かったです。今回は、周防正行監督でした。
     それにしても、さくらももこ先生が「飲尿療法」を実践していたとはねぇ。
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    投稿日:2019.07.03

ブクログレビュー

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  • tama_chan

    tama_chan

    何でもない日常に楽しさや発見を見出せる人なのだと感じた。これこそ幸せに生きるために必要なスキルなのかもしれない。この本の中では「ぐうたらの極意」がすごく好きだった。何でもない日々を幸せに生きるために、私たちは日々あくせく働くんだろうなと思う。続きを読む

    投稿日:2024.05.05

  • isutabi

    isutabi

    [1]著者の私生活はほとんど何も知らなかったのですが夫がどういう人かは知れました。離婚したことも。あと実家の仕事が八百屋だったってことも。
    [2]私自身、笑いの要素がないものには興味がないんで(p.284)。笑いは難度が高い。大阪に住んでいるのですべての価値観の最上位に笑いが位置しておりあらゆるものを犠牲にして笑いを取りにいくことが瞬間瞬間で求められるのでセンスのない者は精進するしかない。さくらももこさんは生得のセンスを持っておられそうなのでうらやましいことです。
    [3]ぜひおもろい婆さんになってほしかった。

    ■簡単なメモ

    インドの犬は眠るために生まれてきたのだ。(P.58)

    王様というのは一体何の仕事をきているのですか(p.63)

    誰も信用してはいけないこの国を、大麻さん、あんたはなんでそんなに好きなのだろう。(p.64)

    「そこにいる人」というだけの、何もかも超えた圧倒的な存在感が彼にはあった。(p.184)

    彼の書いたものの中に、私の失いかけていたもの全てがあった。彼の眼は全て映している。浜辺の石も水筒もそのまま映している。選んでいない。(p.188)

    つまりものすごく何もわからないモノだということのみがわかった。(p,231)

    年寄りには、インドは向かないですから(笑)。(p.285)
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    投稿日:2024.04.20

  • 樹那

    樹那

    多分日常の出来事をちゃんと自分事として捉えているから、しっかりエッセイとしておもしろく書けるんだろうなあすごいなあ。
    インドの話笑っちゃうけど、とても好き。

    投稿日:2024.04.07

  • いお

    いお

    このレビューはネタバレを含みます

    さくらももこさんの、何気ない日常を愉快に切りとる感性が好きで何冊かエッセイを読みました。
    「実際に帰る」は感動の一辺倒で終わらず最後にオチがあるところがさくらももこらしいなと思いました。
    全体的に面白いお話が多い中で、感動する話や考えさせられ話もあり読んでいて飽きがこないエッセイです。

    もう一度読みたいのは「インド駆けめぐり日記」「実家に帰る」「いさお君がいた日々」です。

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    投稿日:2024.03.13

  • しあ

    しあ

    痔になりかけてドクダミを肛門に詰める話、台湾で腹を下す話、飲尿健康法と朝井リョウが子どもの頃から読んでた理由がわかった。
    フケ顔の犬といさお君がいた日々はいい話。

    投稿日:2024.01.27

  • うんてるでんりんでん

    うんてるでんりんでん

    遠藤周作先生
    ミッキーマウスの繁殖力
    見当違いな熱血
    フケ顔の犬
    いさお君がいた日々
    実家に帰る

    が特におもしろかった

    投稿日:2024.01.16

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