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森 晶麿 / 朝日新聞出版 (18件のレビュー)
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ずっと付き纏う
モヤモヤした感覚が徐々に怒りに変わっていって、最後に近付くにつれて猛烈にイライラしました。 男とか女とかそうゆう括りでしか物を考えられない奴は沢山いる。別にいい。他人の考え方を変えようなんておこがま…しいことは思わない。でも押し付けんなってこの作品を読みながら強く感じたって事は今までにその行為で自分は不快だったんだなって、何となく思いました。 その時も今までも判ってなかったけれど。。 これからも別に否定はしないが、自分に押し付けられたら全力で逆らうし、その意思を持てる自分でありたい。続きを読む
投稿日:2023.03.28
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marumaruchan
理不尽なことがたくさんあって、読んでいて苦しくなる。やられっぱなしではなかったことが救いだ。 そうは言っても海外で新しい生活をするしか無かった?日本では彼女は救われないのか。改めて、日本ってもうだめな…のかななどとおもってしまった。なんとかできないのだろうか…続きを読む
投稿日:2019.09.15
あんみつ
このレビューはネタバレを含みます
一気に読んでぼんやりしている。 待機児童問題や、セクハラ問題や、人々の無関心が生み出すもの。田舎の人間関係。とても身近なものばかりで、背中がざわざわする。 例えば性差の問題。違和感を感じることはあるけれど、具体的に言葉にするのは難しい。そんなもの関係なく話をしているのに「女だから」「男のひとはこう」と言われると、なんだかどうでもよくなってしまう、なんてこともあるなあ。 でも、そういう感覚をなかったことにしたり、蓋をしてしまってはいけないのだ。そうやって無関心になることがいちばんダメなのだなあ、と思わされた。 「保守的なフェミニスト」って意味がよくわからないんだが、それはフェミニストというのだろうか。 結局、最後に依るものは自分しかなくて、何を信じるかも何を守るのかも自分で決めるもの。 「人に頼るな」という麻衣亜の母親の教えは、それほど悪いものでもない気がする。 麻衣亜にとって現実は悪い夢だったとして、辿り着いた場所もやはり夢の中のように思える。それでも、自分で決めて自分で選び取ったもの、ということに意味があるのだろう。
投稿日:2019.06.26
ちこ(´・ω・)
「目撃者たち」 久方ぶりのお客。 彼女は何怯えているのか分からないが、怯えているのに何故人気のない方へ向かっているのか気になるな。 「もう疲れました」 消えた妻の行先は。 確かに彼女は少しお節介過ぎ…るかもしれないが、それだけ気にかけたからこそ彼も疑問が浮かんできたのだろうな。 「真実を追う警官」 捜索願が出されて。 彼は彼女に嘘をついてまで、何故彼女が実家に帰ったなど嘘をつき真実を隠そうとしたのだろう。 「目撃者たち」 彼女が現れた場所。 何を思い彼女はそれを買いに行ったのか謎だが、挙動不審だった理由はこれのせいだったのかもしれないな。 「誰にも頼れません」 知り合いに話を聞いて。 彼女という人間が一人で全て背負うのは何かしら原因があるのは分かっていたが、まさか両親からの躾だったとは…。 「不幸の匂いのする方へ」 彼女を追った先は。 やはり彼女は自殺する為にこんな所に来たのか、それとも何かしら意図がありきたのか謎は深まるばかりだな。 「目撃者たち」 山を登る彼女。 彼女の疑問に普通に答えれば、それは今まさに死へと歩みを進めている彼女ではと思うが違うのかもしれないな。 「悪いのはわたし」 少しずつ見える生活。 これだけの中、頼れる人もなく一人で闘っていたのであれば彼女だけを責めることは出来ないだろうな。 「その先にあるもの」 見つけた痕跡。 本当に居るか居ないかと予測するよりも、限界まで進みやはり居なかったと安堵する方が後悔はないだろうな。 「帰る場所がないの」 誰も味方がいない世界。 家に帰り唯一頼れるはずの彼すら、あの様な状態では何処に居ても心が休まる事無く辛かったろうな。 「名もなき円筒」 見つけた車の中で。 多分後者の戻る気が無いからこそな気がするが、あの円筒の中身があれだとしたら何故残していったのだろう。 「これは夢よ」 現実の中で求めた場所。 あれだけ必死に彼女の事を一緒に探していた彼が何故こんな大切な事を隠していたのだろうか。 「追撃者を阻むためには」 彼女が逃げていた者。 あれだけ詳しく何処で調べてきたのか分からないが、彼女が怯え逃げたかった人物が警察に居たとは。 「さよなら、わるい夢たち」 全ての終わりは。 結局誰もが彼女の事など気にかけず利用された結果、頼る場所も居場所も失ってしまっただけだったのか…。 「どこまでもお逃げなさい」 彼女から逃げれた後。 警察官としてあるまじき行動をしているのに、何故彼女は自分が間違いなどなく当たり前の様に話すのだろう。 「夢のあと」 やっと分かり合えた心。 彼女の独りよがりな考えかもしれないが、これまでとは違う視点でこの事件を見る事が出来る様になっただろうな。 「わるい夢がとけるとき」 自分の世界に辿り着いた時。 滅茶苦茶な事をした彼女ではあるが、それにより自由を手に入れ笑顔で暮らせる様になったのであれば良かったのだろうな。続きを読む
投稿日:2019.06.19
moondrop421
三男が借りてきた本から拝借。 「面白かった?」と聞かれたが、君には色々まだ早いよ(^^; 私は面白かった。 登場人物が、どれも好きになれなくて… でもラストが個人的には気持ちよかった!
投稿日:2019.03.12
まいちー
不幸を寄せ集めるタイプ、いる。 そして同情は対価を要求するっていうのが、すごく身につまされる。 私多分やったことある、覚えもある。 意識的か無意識的かは関係なくこれは結構やってしまうことだなあ……ラストのウェイもいつかこうならないといいけれど。 読後も重たい感じが残る。 こういった毒々しい社会から脱却して欲しいと願っている。けど社会に存在する人間として人と関わる以上、私も悪夢を作っている一端であることはきっとやめられない。 いつでも自分の味方をしてくれる人間なんておそらく存在しないので、菜摘さんはいつその理想に折り合いをつけるのか。それとも理想を持って一人で生きるのか。ちょっときになる。
投稿日:2019.03.10
ぴょん
見た目と行動力にギャップがあったから最後に勝ち抜けたんだろうか? いつでもやられっぱなしってわけにはいかないもんね。 ほんと、さよなら、わるい夢たち、だ。
投稿日:2018.11.06
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