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夏川草介 / 小学館 (259件のレビュー)
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総合評価:
理科好き
ぐっとくる
地方医療を支える医師達の壮絶さは相変わらずですが,今回はそうして自分を犠牲にして支える医師と家族の葛藤が描かれています。 風邪で1日休んだ医師に向けた患者の家族の一言が衝撃でした。それはないだろ…う・・・自分だったら言い返しちゃうな・・。 自分の愛する家族とほとんど時間がとれない状況はやはり異常です。物語としてはぐっときてしまうポイントですけどね。 不器用な主人公の医師の学生時代のほろ苦い思い出(神様のカルテ0で詳細)もイイです。続きを読む
投稿日:2018.01.01
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2063476番目の読書家
1の時もそうだっだけれど、話の中で確実に何人かは亡くなっているはずなのにこんなに優しく温かい話ってあるんだなぁ。色んな人の間に紡がれた縁と絆が見えて、心臓がぎゅっとなりました。医療の世界が長年抱える、…医師の労働環境や不足の問題はたくさんの医療モノで描かれてきたけれど、この先もずっと正しい答えなんて出ないんだろうな。自分の命を削ってまで…とは思うけれど、そうまでしてでも他人の命を救おうとする医療関係者の方々に再度感謝です。続きを読む
投稿日:2024.05.16
yappinkun
シリーズ2年連続ノミネート。2011年本屋大賞第9位。本庄病院に栗原の大学時代の友人で医学部の良心と呼ばれた東京の病院のエリートである新藤が着任する。 医者が命を削り、家族を捨てて、患者のために働くこ…を美徳とする狂った世界。二十四時間受け持ち患者のために働がなければならないのか。彼らも人間なのだから。 クレソンの「良心に恥じぬということだけが、我々の確かな報酬である」との信念のもと、圧倒的な医師不足である劣悪環境で、週末医療に向き合っていく。 続きを読む
投稿日:2024.05.14
せ
凄く凄く良かった。1作目を読んで一止先生の話し方に慣れたからかな? 友達の進藤先生登場。医者と人間。その通り。医療のあり方を訴えかけてきます。あと古狐先生…。 また、一止とハルさん夫婦のお互い寄り添…いや言葉掛けがもう素敵すぎました。 映画もう一回観たいな。 続きを読む
投稿日:2024.04.24
しみず
こちらも再読です。 一作目より好きだし、すごい泣ける。 副部長さんの物語が素敵で睡眠前の読書で号泣でした。ひとのあたたかさを感じるストーリー、小説の中だけじゃなくて現実もこうやってひととひとがつなかっ…ていけたらいいな。続きを読む
投稿日:2024.04.09
きじお
1作目も良かったが2作目は更に良かった。 とくに後半、一つの文章をしっかり読ませる内容、表現でとても良かった。 イチさんの言葉遣いも全く気にならず、細君とのやり取りもホント前向きになれる。 解説に心…地よいと書いてあったのが、まさにその通りで、それ以外の感想が思いつかないほど適切な表現だと思った。 次作も読もう。買いに行こう。続きを読む
投稿日:2024.04.08
ひろ
好みすぎて何冊でも読める確信がもてた。 シリーズ2作目。 新キャラの医師(0巻で登場)が本庄病院に赴任し、院内に不穏をもたらす。 そこからいつも通り課題が積まれてゆくなか、古狐先生夫妻のエピソー…ドにうつる。 私的につらい話でした。 また本作も、いつもは冷静な一止が、熱が入った弁をする様があまりにも胸を打ってくる。 読む環境次第では本を一旦閉じてしまうくらい。 一止はやはり良い。 そして細君。 天使かよ。 この夫婦に悲しみなんて訪れませんように。続きを読む
投稿日:2024.03.09
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