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貴志祐介 / 文春文庫 (12件のレビュー)
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総合評価:
理科好き
なぜホラーなのか
「新世界より」を始めて手にして読み進めたときの衝撃をいまでもよく覚えています。これはヤバイと・・・(後のアニメ化は全くいただけない代物でしたが)。 そんな作家さんがどういうきっかけで作家となるこ…とになったか,また,なぜホラーという題材なのか,等々が語られるエッセーです。 何か作品を読んでからこれを読むとより楽しめると思いますよ。 星3.5というところ。続きを読む
投稿日:2018.01.26
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ss512(試)
このレビューはネタバレを含みます
タイトルに惹かれて。小説かと思ったらエッセイでした。でも面白かった。特に「日没の町」。ロンドンのとある町で一体何があったのか気になる(笑)小説における「悪役の特権」や「文学におけるヒューマニズムと悪について」など興味深い話も多数収録。「異形のまなざし」は凄かった。絵画にあまり興味なかったけど、こうやって紹介されると惹かれるところがある。なるほどなぁ~。恐いけど面白い。
投稿日:2023.01.11
minbook
作家・貴志祐介のエッセイ集。初っ端ちょっとしたホラーよりも恐ろしいリアルな恐怖譚から始まり、どんな怖いエッセイなんだろうとビビリつつ読み進めると他はそんなに怖くなかったです(笑)。海外に行った時の話や…野球の話、10枚の絵画についての筆者なりの解釈や、『新世界より』の時のインタビューなど色んなジャンルを詰め合わせた一冊でした。続きを読む
投稿日:2021.01.28
mk04
ホラー小説作家である貴志祐介によるエッセイ集。 著者の描くホラー小説は、超常現象や心霊といったものではなく人間の持つ狂気をテーマにしたものが多く、多くの現象が理論的な説明で根拠が示されている印象だが…、 エッセイの中では自らを超合理主義者と説明しており、なるほどという感じだった。 『新世界より』の発想が生まれた経緯が、『地球の長い午後』や動物行動学者コンラート・ローレンツの「悪=種内攻撃」という切り口から生まれているという内容が印象的。 作者がホラーを書く理由として、希望や光を描くためには、絶望や深く暗い闇が必要と述べる。 またこの世に存在する悪の存在をしっかり認識するべきで、本の内容を通した思考実験や登場人物が置かれた状況を擬似体験し想像力を育てる事が読書をする一つの意味だと説明する。 娯楽を目的とした「エンターテイメント」作品にはミステリーやホラー、SFなど様々だが、作者の言うように1つの思考実験としての読書体験は重要だと感じた。続きを読む
投稿日:2021.01.17
sinku.
ホラーSF作家、貴志祐介によるエッセイ集。 生まれ変わったら何になりたいか、早口言葉の創作など、こんなことを考えているのかという自由な発想が面白い。 個人的には「なぜ緑色の哺乳類はいないのか」というエ…ッセイが興味深かった。 考えたことはなかったが、言われてみれば確かにという着眼点。 日々疑問を持って過ごしていたら生活は豊かになるだろうなと思わせてくれる。続きを読む
投稿日:2019.11.10
(・∀・)
今まで色んなところへ書いたエッセイを集めたもの…みたいなのですが、作品しか読んだ事なかったのでどれも初めて。 しかもどれも大変面白い。 通勤中のお供で読んでいたのですが、マスクごしに何度ニヤついてしま…ったことか…笑 これからも手元に置いて、時折クスッとしたいと思います。続きを読む
投稿日:2018.12.24
GASP
普通のエッセイ。 所々作者の主義主張が見られるので反感を覚える人もいるかもしれない。 とりあえずエッセイよりも新作を早く。
投稿日:2018.06.12
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