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佐々木禎子, THORES柴本, 京極夏彦 / 富士見L文庫 (10件のレビュー)
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総合評価:
つたもみじ
原作の雰囲気に忠実なパスティーシュ。
薔薇十字叢書。著者さん二作目。前作「桟敷童の誕」同様、今回もオーソドックスなパスティーシュ。戦時中、日本軍が行っていた連合国向けのプロパガンダ放送ラジオのアナウンサー、愛称を「東京ローズ」。元GHQ職…員から、探偵・榎木津に「東京ローズを探してほしい」という依頼が来るが、手掛かりは声。見る事しかできない榎木津と探偵助手・益田。捜査はやがて、薔薇屋敷の人喰い蜘蛛から逃げてきたという少女の保護、刑事・木場が追うバラバラ殺人とも絡んでいく。原作の雰囲気もあり良かったです。個人的には前作の方が好みでしたけど…。続きを読む
投稿日:2017.07.13
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ともりぶ
佐々木さんの薔薇十字叢書2作目も好き!ちょっと榎さんのバカっぽさが過ぎる気がするが、しばらく本家も読んでないのでどうかな。益田と青木が良かった。関口も最後にいいこと言った。
投稿日:2021.11.03
珈琲と蜂蜜
相変わらずの榎木津の賑やかさが好き。 薔薇十字叢書ではこの作家さんの作品は桟敷童も含めて読みやすくていい。
投稿日:2020.12.11
yutan2278
薔薇十字叢書の佐々木禎子さんバージョンの2作目。『絡新婦の理』のあとにあたるお話でしたが、本家の作品、ずっと以前に読んでいるため内容をほとんど覚えておらず…。近々、そちらも再読したいです。
投稿日:2020.10.31
izumowol
このレビューはネタバレを含みます
物語世界の中でも確実に存在しなかった「桟敷童」と違い、 ひょっとしたらあるのかも、あるいはこれから妖怪として 名付けられ生まれるのかもと思わせる「風蜘蛛」。それゆえ か、その風蜘蛛の生態(?)と物語の「蜘蛛」のキャラクター が今一つ上手く結びついていない感じで、ピントが合って いない印象が残った。薔薇という要素が入ってきたことも 風に蜘蛛にさらに薔薇という感じで、まとまらない印象の 一因かも知れない。
投稿日:2019.09.09
minbook
薔薇十字叢書第二弾のうちの一冊。前回のシリーズがそれなりに楽しめたのと、京極堂に飢えていたので即購入。話自体は楽しんで読めました。榎さんの暴走っぷりも関口くんのどんよりっぷりもそんな感じかな、と思えま…したが、何かひとつ物足りない気がしてしまうのはやはり本家じゃないからですかね。今回はかなり益田さんと青木さんががんばってくれていて、それもまた本家と違ってはいても嬉しいところで、ソレはソレ、コレはコレ、と割り切って楽しむのが一番ですね。続きを読む
投稿日:2017.07.11
ひりき
面白い、面白くないで言ったら、後者。 原作は、知らないから何も言えないけど、いまいち登場人物の形が甘いというかバラバラで誰を基準に読んだらいいのか掴みきれなかった。 “東京ローズ”ってのがキーワードだ…ったし、もっと過去に遡ってとか時系列があれば分かりやすかったかなとも思うが…時代背景の末の結末、だったかな。 著者様の通常小説は、一度読んだことがあったけど、それも掴み所がなかったんだよな、私的に。 まあ、合わないんだと思う(苦笑)続きを読む
投稿日:2017.07.01
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