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東川篤哉 / 講談社文庫 (35件のレビュー)
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総合評価:
御殿まり
2
『珈琲店タレーランの事件簿』に似ている!?
春夏秋冬4つの季節に関する4つの猟奇殺人の短編です。 謎解きをするのは喫茶店の店主安楽椅子さん。 極度の恥ずかしがり屋なので人前には出ず、喫茶店で聞いた話だけで犯人をピタリ!と言い当てます。 …『謎解きディナーの後で』の影山ですね。 かなり残虐な殺人が起きますけど、不快感なく読め、十八番のコミカル感もたっぷり! でも、トリックは論理的なので本格ミステリーを堪能できます。 ただ、登場人物が歳をとる設定がなぜ必要なのかわからなかった。 表紙が綺麗だからそんな設定はいらないのに・・・。続きを読む
投稿日:2017.04.14
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1080magic
このレビューはネタバレを含みます
ビブリア古書堂の栞子さんをはるかにしのぐ超人見知りの喫茶店店主安楽ヨリ子さんのチェアーマン推理。かなり無理がある。特に第4話で致命的な脱出口論理の破綻で、突然無理くり時間設定をほかの春夏秋の事件も巻き込み操作し、30年前の事件にしている。事件解決自身についても、臭いが残ると思うが・・また、殺人事件としては時効か?
投稿日:2024.04.03
ちひろ
極度の人見知りの喫茶店のマスターの少女?が事件を解決していく安楽椅子探偵もの。 キャラが独特すぎて好き嫌いは分かれるかもですが、手軽に読めるのがいいです。 ラストでこれまで関わった人たちが談笑するエン…ディングがほっこりします。続きを読む
投稿日:2024.03.01
海と青硝子
鎌倉の何処か、古民家と見紛うレトロな純喫茶、その名は「一服堂」。そのオーナーこそ、名前どおりの安楽椅子探偵、「安楽椅子(あんらくよりこ)」さん、指折りのクセ強探偵です。探偵のキャラが濃いだけでなく、四…つの猟奇的殺人のエグいトリック、事件の繋がりに仕掛けられた驚愕のトリックに唸らされました。続きを読む
投稿日:2024.01.22
ラミラミ2022.5
2014刊行 安楽椅子→アンラクヨリコ 一服堂の店主 普段はオドオドした感じで 人付き合いが苦手 殺人事件の推理が始まると (グラスやカップが割れて) 高飛車な態度で 鮮やかな謎解きが始まる この謎解きは面白かった 4つの殺人事件の話 登場人物が話す感じで物語が進む ミステリー小説初めて読む人の “犯人の見つけ方“の教本みたいだと思った 喫茶店☕️のカップは 素敵な物が多いので 毎回ガチャンと割れるの ちょっと嫌だった 事件は磔や頭等の切断 猟奇的だけれど 軽い感じで進み コメディみたいな感じもする 最後の話で 春夏秋冬に起きた事件が 30年かかって起きていた とわかりビックリ!する 冬の殺人事件のトリックが "トイレ”で..便..尿..出てきて 喫茶店のコーヒーの香りと ..糞尿の香りと.. 鼻に残り カップの割れる音が 耳に残り.. "春夏秋冬時間のトリック“の驚きが 大分削がれた 結構面白かったんだけど..
投稿日:2023.09.02
ss512(試)
「猟奇殺人×安楽椅子探偵」と聞くと硬派なミステリーという感じだけど、これはそうじゃない。どんなに猟奇的な殺人が起きようがその場の空気が重くなることはない。寧ろ盛り上がってくる。相変わらずのメタ臭もするが、「一服堂」のコーヒーの香りとはベストマッチ。安定の味。「喫茶店」・「安楽椅子」・「猟奇殺人」・「衝撃トリック」などなどなど、いろいろ詰め込まれて狙いすぎなような気もしなくはないが、なんだかんだ嫌いじゃなかった。最後の事件でやられたし、オチの雰囲気も良かった。彼女は生まれながらにして安楽椅子探偵だったのだ。
投稿日:2023.01.14
棚からぼた餅
純喫茶「一服堂」の女主人ヨリ子さんが、安楽椅子探偵として事件を解決。 事件自体は猟奇的で本格ミステリ的であるけど、ユーモア溢れる軽妙なやり取り、ライトな文体でとても読みやすい。 最後の話は騙された。
投稿日:2023.01.09
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