【感想】村上海賊の娘（５）

一枚岩とはほど遠い、村上水軍3家の腹の内。

本願寺に兵糧を持ってきた毛利方の村上水軍と
織田方の泉州が大阪湾上でにらみ合いを続ける最中、
能島に帰った景は着物を着て戦には二度と行かないことを誓うなど
不器用ながらも丸くなってしまいました……。

5巻では景よりも村上水軍内の3家の考え方の違いが鮮明になります。
今のところ内紛は起きていませんが、一枚岩でないこの状況がアキレス腱にならなければいいんですけど…。

天王寺合戦のような戦はないので退屈する方がいるかもしれません。
でも、この戦の背景を知ることで村上海賊というものをもっと知ることができます。

僕にとってはかなりおもしろい巻でした！
続きを読む