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まさきとしか / 幻冬舎文庫 (94件のレビュー)
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総合評価:
ことく
8
救いが…ない
いや~重かった。タイトルからしてザワつく感じがしてましたが、想像の斜め上いく重さでした。この作品には複数のお母さんが出てきますが、どのお母さんも辛い。そしてその子供たちもまた辛い。 ただ、それぞれの…物語は正しく丁寧に描かれていました。読み終わったいま、綻びはどこにもないという印象です。天晴れ。 でも救いがないんです。この負の連鎖、途中で絶ちきることはできなかったかな…。なんだかそれぞれ「そっち行っちゃダメって言ったのに~…」ということになっていて、読み終えた後心底ホッとしました。親が子に与える影響って、半端ないですね。お父さん、お母さんは惜しみない愛を子供に与えてください。 しかし、お父さんの影薄っ。続きを読む
投稿日:2017.04.25
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お砂糖
第一章の完璧な家族、その構成員である母親であろうとする知可子と、愛する「はるちゃん」の関係性ややり取りが歪で、息苦しくなりながら読みすすめていたものの、第二章からラストにかけての展開や人間関係の相関図…にあまりのめり込めず少し不完全燃焼感がある読後でした。 誰かに必要とされる、誰かのお腹を満たすためにご飯を作って幸福を感じる、言葉にすれば尊いのに、隣人に渡すためのおかずを作るシーンは、波琉子のことを思うとなんだか切なくて、お母さんは完璧?はるちゃんは幸せ?お母さんはいいお母さん?とすがりつく知可子も、あの事件からもう心のどこかかがかけたままなのかも、と印象に残りました。続きを読む
投稿日:2024.04.11
1953675番目の読書家
まさきとしかさん、期待をして読み始めただけに、少し期待はずれだった。登場人物の視点がコロコロ変わり、いまいち入り込めなかった。ミステリー好きとしては物足りないストーリーだった。
投稿日:2024.02.11
たこやき
毒親小説でした。この作家さんの本は、あの日君は何をした というのも読んだことがあるのだけど、それも毒親ミステリだったので、この路線が得意なのかな。
投稿日:2024.01.07
ずんだちゃん
しんどくて、どうしても前向きになれないような悲惨な事故や事件って現実にあるな…と思うと、全然他人事の話じゃなかった 「私は母親だから◯◯じゃなきゃいけない」 この呪縛は沢山の人にあると思うし、私も将来…気をつけなきゃいけないと思う 良い母って一概に言えないのに、"良い母像"が世の中にありすぎる気がした 改めて、「家族」ってそのものが特殊だ 私にとってはとても大切なものだけど、人によって考え方は自由で、こうだって決めつけるべきじゃない続きを読む
投稿日:2023.08.16
ayakage
1人の男の子が亡くなった事で、3人の子供の人生が狂っていく。ミステリー感が薄くてラストも不完全燃焼に感じた。
投稿日:2023.08.05
ぷぅ
第1章はとても興味深く、どうなるのかと思いながら読み進めていたが、第二章以降の人間関係と接点が少し強引な感じがした。 波琉子と涼太の二家族でストーリーを進めていってもよかったのではないかと思った。終盤…になるにつれて、涼太の母親の存在意義が失われていってしまったのが残念。続きを読む
投稿日:2023.07.02
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