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江戸川乱歩, 湊かなえ / 文春文庫 (7件のレビュー)
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総合評価:
AkiraF
16
幻想的なテイストの本格推理小説
文句なしにおもしろい。湊かなえさんが選んだ珠玉の江戸川乱歩作品。幻想的なテイストの本格推理小説ばかりを集めてある。特に、「石榴」は裏の裏をかくトリック、「人間椅子」は不気味さが爆発。どれも、大正、昭和…初期に書かれたと思えない新鮮な印象。後世に読み継がれるだけのことはある。続きを読む
投稿日:2017.01.29
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akarin.
久しぶりの江戸川乱歩!!! どんどん話の中に吸い込まれていく、、、。 事件の内容が怖いけど それより結末にいつも震えが止まらなくなる。 まだまだ色んな本が読んでみたいと思った!
投稿日:2023.03.20
おさき
はじめての江戸川乱歩作品。短編集だがぐんぐん引き込まれる。古い作品なのにどれも人間心理を上手く利用していて共感、そして驚嘆する。 殺人を犯す登場人物たちの語り口調も独特。皆に共感を誘い、自分がどれほど…愚かなのかを理解しつつも読み手(聞き手)にも理解してほしいと叫んでいるよう。 なにをしても退屈で仕方ない、というのはわたしも同じだ。だが暇つぶしで殺人トリックを考えたり、ましてや実行したりすることはできない。だから興味深い。ひとつの作品に2つも3つもトリックがあり江戸川乱歩の手数にも驚いた。 明智小五郎や少年探偵団など他作品も読んでみたい。続きを読む
投稿日:2022.07.16
km
「人間椅子」という一短編のために借り、読み終えた。あとは編者解説に目を通すだけにしようと、当該箇所を開くと「必ず、本編読了後にお読みください」 湊かなえが、わざわざこう書いたってことは、本編の後に解説…を読んだほうがおもいしろいのだろうと考え、結局全部読むことにした。 行替えが少なく読みにくく、時間がかかった。続きを読む
投稿日:2019.04.19
Morris
このレビューはネタバレを含みます
人には言えないが、心の片隅に眠っている 人間の倒錯した欲望が一種幻想的ないろどりを加え 作品に単なる事件、トリック、探偵ではない ねっとりとした空気を纏わせているのだろう。 全て明らかになったかと感じた直後に真相が明らかになる 収録作2、3、4、真相が明らかになっていない可能性の 余韻が漂う収録作1、5、推理小説ではない収録作6 に随筆3本。 やはり収録作5『人間椅子』 気味の悪い恐怖のどん底に陥った直後、 できすぎたタイミングで真相が明らかになった、 かと思うのだが、、、では、なぜそんなにも気味の悪い 手紙を書けたのだろうか。いやいや、まさか、もしかして。
投稿日:2018.04.04
橘
既読の作品が多かったですが楽しく読みました。「赤い部屋」「人間椅子」がやっぱり好き。わたしも、乱歩の長編で一番好きなのは「孤島の鬼」です。作家さんが選ぶ乱歩作品も興味深いです、他のシリーズも読みたいで…す。続きを読む
投稿日:2016.12.10
toca
『湖畔亭事件』『心理試験』に代表される、乱歩の『謎解き』を主題にした探偵小説と随筆3編を収録。編者は湊かなえ。 乱歩は何度読んでも面白い。光文社文庫の全集を引っ張り出してみようかな……。
投稿日:2016.02.12
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