【感想】恋する寄生虫

三秋縋 / メディアワークス文庫
(141件のレビュー)

総合評価:

平均 4.0
35
63
31
3
0
  • 寄生虫の仕業で惹かれ合うっと。

    発想がすごく面白かったです。寄生虫がいると生きづらい。寄生虫がいないと深刻な事態に。終わり方には賛否両論あるでしょうが、私はこれで最高だと思います。佐薙の時は止まり、高坂は充足を得ることのないまま、元の生活に戻っていくのでしょう。続きを読む

    投稿日:2017.06.24

ブクログレビュー

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  • まや

    まや

    このレビューはネタバレを含みます

    頭の中の寄生虫によって振り回される男女の物語。
    途中までは引き込まれるように読んでいたのだか、最後は2人が幸せに暮らしましたとさ!ってハッピーエンドで終わって欲しかった、、。

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    投稿日:2024.05.24

  • りゅす

    りゅす

    このレビューはネタバレを含みます

    虫がいることで苦悩が軽減されていたという事実が面白かった。
    人を嫌うも好くも本当に自分の意志なのか?
    高坂も甘露寺も虫の存在がほのめかされるだけで揺らいでしまうほど意志という概念は曖昧なんだと思う。だから虫にによって意志は簡単に曲げられてしまうし、曲げられたことに気づかない。

    高坂への好意が虫の役割を果たすことを願います。

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    投稿日:2024.05.20

  • mashon

    mashon

    設定として、寄生虫が恋愛物語にどのように組み込まれるかがユニークだった。寄生虫は登場人物の行動や感情に直接的な影響を与え、二人の恋が虫によって操られているかのように描かれている。テーマは愛と自由意志。寄生虫が介在することで、「自分の意志で愛しているのか、それとも何かに操られているのか」という問題が投げかけられていた。人間関係の本質を考えせられる。続きを読む

    投稿日:2024.05.12

  • フジこ

    フジこ

    タイトル通り、脳に巣食った"虫"によってもたらされた恋のお話。
    一見 とてもまともではなくて不毛に思えるけど、
    これまでまともではない人生を歩んできた二人には
    またとない経験で、かけがえのない贈り物のようで。
    まるで操り人形。だけど、それがなんだというのか。
    真実を知ったときには色んな葛藤や抵抗はあったけど
    すべてを分かってた上で、操られるのを"受け入れる"
    それはすなわち自分の意思だと胸を張って愛し合う二人は素敵だなぁと感じた
    寄生虫の生態だけでも興味深い内容で、
    なかなか感慨深い作品でした
    続きを読む

    投稿日:2024.03.28

  • うたえなが

    うたえなが

    すごく素敵な話だった。もし、自分が恋をしたとするでも、その恋は「虫」によってもたらされた恋だったら。操り人形の恋の話です。途中で小難しい話が混じったけど読みやすい文章構成や心理描写、初めての読書にもいいと思う。続きを読む

    投稿日:2024.03.16

  • yukaiyurari

    yukaiyurari

    読みやすく面白かった!
    タイトル見て、一体どんな内容なんだ???と検討もつかなかったけど、タイトルからは想像できないほど、綺麗な透明感のある恋愛の話でした。
    寄生虫によって恋をさせられる、、、それは自分の意思ではない?じゃあ恋愛ってそもそも何なんだろうって考えさせられた。人を好きになるのは脳なのか、心なのか、感情なのか、計算なのか、意思なのか。寄生虫に支配された恋だって立派な恋なのかも、って最終的には思った。でもそこに葛藤があり、切なさがある、今までに読んだことない斬新な切り口の小説でした。映画も見てみたいな。続きを読む

    投稿日:2024.02.06

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