【感想】神様の裏の顔

藤崎翔 / 角川文庫
(267件のレビュー)

総合評価:

平均 3.7
41
95
106
9
0
  • すごーい

    面白い!人望厚い元教師のお通夜の席での話。一人称の語り手が次々にバトンタッチして物語が進む。それぞれが故人の思い出を語っていくのだが、いつの間にか話が繋がっていく。え?そこがそうなるわけ?え?ここはそういう事かー、と思っていると「そうなの!?」と度々驚かされる。テンポが良くて一気に読める。
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    投稿日:2019.02.02

  • ほんとうの裏の顔は・・・?

    横溝正史ミステリ大賞を取ったという事で購読したが、
    大変面白く作品に引き込まれ一気に読んでしまった。
    物語は、生前神様のような人だと言われていた人の通夜があり、
    そこに参列した人々の各々の回想・心情が一人称による手法で
    書かれており、新鮮味さを感じた。
    そして、時が進むに従い題名にあるよう故人の裏の顔が次々と
    暴かれていくのだが、はたしてそれは真実なのか・・・それとも
    そして、驚愕のラストへとほんとうの裏の顔が・・・。
    アッ・・そういう事なのかと思う瞬間であり、
    そして、もう一度読み返そうと思ってしまう。
    当作家の作品を又、読みたいものである。
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    投稿日:2018.09.04

  • 面白かった

    どんでん返しに驚きながら一気に読み進めました
    最後はえっ!?て感じでしたが楽しませてもらいました
    作者が元お笑い芸人てことで笑える描写もちらほらありで良かったです

    投稿日:2017.11.26

  • 読み切れなかった

    まぁ,タイトルからも想像がつくように,何度もどんでん返しがあります。今日葬儀を迎えているあの聖人のような人は実はどんな人だったのか・・・。
    疑いだすと全く違う印象が・・・・

    そして,またどんでん返し・・・・。

    無理があるところもありますが,推理小説の古典好きにも楽しめる内容だと思いますよ。
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    投稿日:2017.11.13

  • 面白い

    好きだわ。とても面白くて一気に読んでしまいました。
    激安だったし、内容も最高で言うことなしです。
    買って読んでください。オススメです。

    投稿日:2017.10.20

  • 神様のようないい人。でも本当は??

    ある教師の葬式の場から物語は始まります。
    そこに集まった同僚や教え子、教師が持っていたアパートに住む住人など、面識のない人たちそれぞれの視点から物語は進行していきます。
    はじめは、その教師「坪井先生」に感謝の気持ちを持ち、葬儀に参列していた面々ですが、それぞれと会話をするうちに、「もしかしてこれは、坪井先生が裏で関与していたのでは?」という疑惑が多数生まれます。

    そして、中盤から関係者全員が集まり、疑惑を集めると、どんどんパズルのピースがはまっていき・・・・。


    という展開で、正直最初から話に引き込まれました。
    坪井先生はいい人なの?悪い人なの?どっちなの?犯人は誰なの?とパズルのピースがはまる気持ちよさと、テンポのよい笑いも相まって、一気に読んでしまいました。
    回想シーンはありますが、ほぼほぼ葬儀の場だけの出来事です。多くの登場人物、そして問題となる事件がありながら、葬儀の場だけで完結させ、そしてそれぞれの関係までパズルのピースとして構成しているのは、本当に見事でした。まんまとやられました。
    ただ、ちょっと長いかなと感じたところと、最後の結末が、好みの問題ですが、私はちょっと、という感じはありますが、エンタテイメントとして、良質のものを読んだなという感じです。
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    投稿日:2017.08.15

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ブクログレビュー

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  • えつお

    えつお

    坪井誠造は元教師で、生前多くの人に慕われていた。彼の葬儀に出席しているほぼ全員が泣いている。
    「ここにいるみんなは、心から故人の死を悲しんでいる。そんな風景は今まで見たことがない。きっと故人は素晴らしい人だったのだろう」という、葬儀社のスタッフの心の声が綴られた章からこの物語は始まる。

    坪井は誰からも慕われ、尊敬されていた。読経を聞きながら、それぞれの胸に坪井との思い出が蘇ってくる。
    売れないお笑い芸人のアパートの住人
    近所のおばさん
    スーパーの店長をしている元教え子
    不登校、家出をしたギャル店員
    ゴリラ顔の教師
    年齢も性別も立場も違う5人のエピソードを線でつなぐと、浮かび上がったのは善人の裏にある恐ろしい顔だった。

    いい人が本当は嫌なヤツだったというのはよくある話だから、それで終わるわけはないと思っていたけど、想像していたよりはるかに後味の悪い終わり方だった。だけどそこまで不愉快にならなかったのは、いい意味での軽い文章のせいか。
    続きを読む

    投稿日:2024.05.20

  • まいし

    まいし

    語り手がコロコロと変わっていく手法。
    亡くなった聖人君子が、本当はどんな人だったのか。どんどん皮が剥がれていって、ゾワッとしたり、クスッとしたり、面白かった(^∇^)

    うーわそういうこと?!→なるほど、そういうこと?!→えーそういうこと?!
    て感じ(笑)
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    投稿日:2024.05.20

  • あさ

    あさ

    普通におもしろくて一気読みでした。皆んなが疑心暗鬼に陥る流れがよくできていて、散りばめられたパズルが後半集められ、これまたよくできているコントって感じの会話劇が繰り広げられ、クスりと笑ったり、どんでん返しには見事にゾクっとさせてもらいました。個人的には好き展開でした。軽く読める最高のエンターテイメント作品でした。続きを読む

    投稿日:2024.05.20

  • ぴず

    ぴず

    複数人の語りから、神様のような教師の裏の顔が明らかに…
    視点がどんどん変わっていくけどすんなり状況が入ってくる読みやすさ
    語りに読み手も翻弄されつつ、最後はそういうことかと概ね回収されるので読後感良し
    個人的にはもっと抉るような真相が出てきても良かったかな笑
    続きを読む

    投稿日:2024.05.19

  • yonda?

    yonda?

    このレビューはネタバレを含みます

    それぞれキャラクターの視点があり最終的にヤバいやつなんじゃ?と疑惑を膨らませて実は多重人格でした、というオチ。
    わかってしまえばそこまでどんでん返し感はない。

    レビューの続きを読む

    投稿日:2024.05.11

  • しろ

    しろ

    このレビューはネタバレを含みます

    神様のような清廉潔白な教師が死んだ。葬儀の夜に7人がそれぞれある事件について語る、実は犯人は教師だったのでは…?

    1人の女性の教師への盗聴疑惑から始まり教師が関わっていそうな事件を次々に語る参列者達。
    各々の事件と当事者達が知らなかった教師の情報が共有されるにつれて疑惑が確信に。手のひら返しで教師を罵る集団心理の恐ろしさ。

    所詮、神様も人の子。

    オチはそういうね〜って感じ。

    話は会話が多めだしサクッと読めた。
    忘れたくらいにもう1回読み直すのもあり。
    どんでん返しをあおり文句にはしなくてもいい気が…

    レビューの続きを読む

    投稿日:2024.05.07

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