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重松清 / 講談社文庫 (128件のレビュー)
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総合評価:
トビ3
移動中読んではダメ。重松節全開かよ、最初から涙腺ゆるみっぱなし。
やっと電子で出てくれた。待った。再読。 昔、四六版が出たときに 『重松さんの母子もの、最強じゃねぇか。』、と手に取った記憶があります。 各章にはそれぞれのかあちゃん、おふくろ、ママ、お母さんがいて… とにかくその存在の大きさ、子を想う姿に心打たれる作品でした。 自分の母親の強くて優しい部分と重なって、終始涙をこらえながら読みました。 知り合いだけじゃなくて、いつか会う自分の子供にも読んでほしい。読んでよかった。 そういう風に思える素晴らしい本です。続きを読む
投稿日:2016.10.25
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planets13
忘れないということを機軸にした償いと赦しの物語。赦すことも赦されることも難しいけれど、それぞれに成長が見えて目頭が熱くなる。
投稿日:2023.12.24
Telegnosis
様々な家庭の『母』がみせる親子関係に、惹き込まれました。 『償いとは何か』、『優しさとは何か』。 各章で描かれる母親の姿に胸を打たれました。
投稿日:2023.10.08
kimmyjapan
かあちゃんを軸にした、赦すこと/赦されることの短編8作。そしてイジメをテーマにした作品でもある。説教臭くもなくご都合主義でもない、まっすぐ心に届く。こういう作品を教科書に載せてほしい。
投稿日:2023.06.19
りんご
最近重松清さんの本にハマっているのですが、この本にはいじめられている方も、いじめている方も最終的には苦しくなってしまうのだな、と思いました。親が失望してしまうのも、わかる気がします。でも、それでも優し…くしてあげる事が大切なのではないかと思います。 私が親になったら、子供に優しくしようと感じさせました。 重松清さんの本はいろいろな大切なことを教えてくれました。続きを読む
投稿日:2023.06.10
さえ
『精いっぱい「母ちゃん」を生きる女性と、言葉にできない母への思いを抱える子どもたち。』(紹介文より) 母親の立場で読んでいたり、子供の立場で読んでいたりしていた。 自分自身の母親と重なってしまう部分も…あって、泣かされました…。 子どもたちの心理描写はさすがです。 続きを読む
投稿日:2023.06.06
はなちゃん
作者の重松清さんのあとがき曰く「ゆるす/ゆるされる」という人間関係を描いた3部作の1つだそうです。 全8章で様々な母子関係が登場します。 全編でメインとなる「かあちゃん」が瀬戸内方面の方言だった為、…どことなく懐かしく感情移入してしまいました。 「産まれてきた瞬間に一番そばにいてくれる人は、どんな人間の場合も母親なのだ… その深い記憶を忘れずにいるかぎり、ひとは、どんなに寂しい毎日を送っていてもひとりぼっちではないのかもしれない。」 長編小説ですが、人生の大半を償いに欠けた「かあちゃん」と、その生き方に影響を受けた人々の、時に逞しく、時に切なく、そして温かい人間模様が心に響きました。 本作を読みながら亡き母を偲び、何度も涙が出ました。次の里帰りの時に、私の知らない若かりし頃の母の話を、父に聞いてみようと思います。続きを読む
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