【感想】小説の神様

相沢沙呼 / 講談社タイガ
(149件のレビュー)

総合評価:

平均 3.5
29
39
46
11
7
  • 良質の青春ストーリー

    早熟で不器用な少年少女の姿を描いた青春物語という感じ。
    若くして成功したが、その後伸び悩んでしまっている少年と、
    (傍目からは)より順調に成長している、少女作家の物語。

    内省的な主人公は、ともすれば年齢にかかわらず、思い悩む人の気持ちに重なるところも多く
    ぐぐっと惹き付けられて読み進めました。

    反面後半の展開が若干急ぎ過ぎたと感じましたので、☆一つ下げました。
    とはいえ、いい青春ストーリーだったと思います。
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    投稿日:2016.08.01

  • 良いところもある

    全体的に、いいところもあり、それなりに評価できます。この時代の若い小説家としての苦悩もよく表現されているし。

    ただ、イラッと来るところも多いので、途中で投げ出しちゃう危惧もありでしょうか。

    投稿日:2020.07.05

ブクログレビュー

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  • にんにん

    にんにん

    メディウムと、インバートを読んで、同じ作者なので読みました。
    小説家の2人がお互いにきずつきながら乗り越えていく、ボーイミーツガールです。
    後半ぐらいから面白くなってきて、終わるんか、これ?と思いながら読んでました。
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    投稿日:2024.02.25

  • おがわ

    おがわ

    小説を書くってことがどれだけ辛いかって言われても。。。
    読者サービスの悪い小説でした。
    まるで、批判するなって先に予防線を張っているように感じました。

    投稿日:2024.02.22

  • れな

    れな

    小説に力はないと負の感情を持つ売れない作家の千谷一也と、小説には力があると信じる人気作家の小余綾詩凪。 二人で共作をすることになり、衝突しながら、物語を作り上げていく。
    自らの生み出す物語が売れないからこそ鬱屈な想いを払拭できない千谷は、小説が売れないことは自分が否定されているように感じ、陽向で生きる小余綾のことを受け入れられず、衝突を繰り返す。しかしその中で互いの苦悩を理解し、合作を作り上げる過程が、苦しみと成長を感じ、不器用な青春を感じた。
    言葉の持つ負の力、言葉の不器用さ、言葉の遅さ。これらを感じる中で、言葉を積みあげることで完成される物語を編むことで伝わるものがあると訴えかけるような物語だった。
    生きるための養分を小説から摂取している心に、小説を愛する心に刺さる小説だった。
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    投稿日:2024.02.11

  • 芥川治

    芥川治

    おそらく、主人公を受け付けることができないという理由で低評価を付ける人がいるだろう。正にこの主人公、千谷の本の評価コメントで書かれたように。正直、私も好きとはいえない。よく周りの登場人物は、千谷を見捨てないなぁとも思った。
    千谷の本で描かれた世間から不人気の主人公を、千谷自身がこの「小説の神様」の主人公として表している。作品中に出てくる名のないその他大勢役を、私たちが体験できるというなんとも面白い仕掛けで、私としては大変楽しめた。さらにこのダメな主人公がなぜ書かれるのか、どのような思いで書かれるのかを解説されて、なおこの主人公が受け付けられないとはとても言えないはずだ。
    続きを読む

    投稿日:2024.01.18

  • 海と青硝子

    海と青硝子

    小説を書く人は、何故書いたのか、何故書いているのか、そして何故これからも書くのか…? 主人公たちが紆余曲折、試行錯誤を延々と繰り返しているようですが、そういうプロセスの苦悶に苛まれずに書くことはできないのだということなのですね。書き上がった小説が本になったのか、売れたのかは書いてありませんが、そういう結果はどうでもよくて、ただ、小説を書き上げ、これからも書き続けていくということでいいのでしょう。続きを読む

    投稿日:2023.12.26

  • ほんむら

    ほんむら

    小説を介して本気でぶつかり合う様はとても印象的だった。高校生がここまで小説のことで熱く本気になれているのがとても新鮮で青春を感じた。これからも小説から心が元気になる養分を摂取していきたい。

    投稿日:2023.12.16

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