【感想】魔導師は平凡を望む 13

広瀬 煉, ⑪ / アリアンローズ
(1件のレビュー)

総合評価:

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  • 誘拐事件編、始まり!

    貴族令嬢誘拐事件解決のため「最適で最強な囮」として捜査協力の依頼を受けた鬼畜ドS魔導士ことミズキ。
    令嬢になりすまし「ちんまりと小柄で非力そうな囮」として「大人しく」するミズキではなく。
    悪だくみと悪戯、策略、罠がこれでもか!と、たーくさん張り巡らして、誘拐されるのを嬉々として待ち構えている始末。
    ミズキに「敵」とロックオンされた哀れな敵達の結末はいかに。もはや幸せな未来はやってはこまい。
    主人公なのに。ええ、主人公だけど・・・正真正銘、本物の悪役よりもさらに非情な外道っぷりが今回も半端ない!
    親猫もとい魔王様(や近しい身内)のため、黒猫は牙と爪を研いで罠を仕掛け、暗躍する。これもこの物語の一番の「スカッとする」楽しみの一つであったり。
    笑い、遊び、恐怖(敵とその他が一方的に感じる)、報復、脅し、腹の探り合い等々のドロドロが、見もの。
    読みながら「フッ!」と笑いが自然と出てしまう、今回も。しかも度々。
    「夜中に本書を読む時は気を付けよう」と思う、これからは!・・・経験者は語る。
    でも夜中の一気読み、誰にも何にも邪魔されず集中できて楽しいんだよね。


    超有能な珍獣は、今日も己の道をひたすら突き進む。「悪質・世界の災厄」等々を始めとする「ほめ言葉」を引っさげて。
    という事で、誘拐事件編14巻も楽しみだ。

    余談。この書籍は「小説家になろう」様サイト記載の内容に、より掘り下げて加筆されてあったのでわかりやすかった、こちらも読んで良かった。
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    投稿日:2016.09.07

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