【感想】BISビブリオバトル部1 翼を持つ少女 下

山本弘 / 東京創元社
(21件のレビュー)

総合評価:

平均 4.2
7
8
3
0
0
  • いよいよバトル

    伏木空の初バトル。そして、双子沢高校とのバトル。良い本と良い解説があってバトルに勝てる。だけどバトルに勝つ事が目的じゃない。やっぱり本を楽しむ事が最終目標なんだと思う。下巻の巻末に、登場した本のー覧が載っています。「翼を持つ少女」の中で読みたい本があったので、これを参考にしたいと思います。それから、あとがきで山本弘先生が「SFを読んでいない人にSFの魅力を伝える」ために、この本を書いたとありました。でも上巻でSFのタイトルと作者名が伏木空によって語られる部分が、SFを読んでいない人にとっては退屈かもと心配になりました。私はこの部分が一番ワクワクしましたが。続きを読む

    投稿日:2016.10.22

  • 本,本,本

    いよいよ,ビブリオバトル本編。(上巻は,導入)
    本の紹介というビブリオバトルの本筋はあるのだけど,それ以上に山本弘さんの思いというのが伝わってくる気がする。
    それにしても,とにかく本,本,本。よくもこんなにたくさんの本が出てくるものだと感心してしまう。続きを読む

    投稿日:2016.11.21

ブクログレビュー

"powered by"

  • 文盲あたた

    文盲あたた

    上下通して

    本を紹介し合うという本好きによる本好きのための内容。
    学園ものでどっちかというと本来の意味でのオタク的な会話が目立つが、気になった本だけあとで存在を確かめながら読める。

    ストーリーはともかくこの舞台装置で
    星の数ほどある本をひたすら紹介する本を別に作れそう。

    物語として捉えると展開は本を紹介するのを通して
    作者の押し付けがましい教訓に終始している。

    主人公のヒロインが解説するSF
    出てくるのはどれも絶版ばかりなのはいかがなものか。
    というか古典SF以外紹介する余地がないほど進歩がないジャンルとも言えるのでは
    個人的には好きですが
    続きを読む

    投稿日:2023.07.28

  • まめけんし

    まめけんし

    ネットで真実を知ったレイシストを叩きのめす話になったときは著者のケンカ好きなところが出たのかと正直辟易しました。スポーツ小説の1巻目は楽しい話をしてくれると思っていたので。
    なので主人公の空が「そんなのは楽しくない」と言ってくれたときは心底よかったと思いました。そして、クライマックスである『フェッセンデンの宇宙』のプレゼンはとても素晴らしいものでした。他の誰でもない一人に向けて贈られる翼の話は何度も読み返したいです。
    だから、私がこの物語で覚えておきたいのは「あなたに読んでほしい本がある」という情熱です。
    続きを読む

    投稿日:2022.03.01

  • ますたぁ

    ますたぁ

    他校とのビブリオバトル
    偏った思想を持つ相手に対してどうするか?

    三益先生がいなくなった後の部長の変わり身がウケる

    途中まではザマァ!と思って読んでいたけれども、朝日奈先生の言葉で読んでいた自分もぶん殴られる
    正義の究極は悪なんだよなぁ……
    自分が正義だと思っている奴ほど歯止めが効かない
    だって、正義なんだもの
    悪を自称するのであれば罪悪感という言葉があるけど、正義にはないものなぁ
    その正義の根拠は何だっていう話ですよ


    朝日奈先生の指摘の通り、楽しそうに発表してた伏木さんの発表が一番読みたくなった
    いや、一番は「小学4年生の世界平和」なので、2番目かな

    概要を聞くだけでゲームが複雑なのがわかるけど、小学4年生ができるものなのか?
    しかも今までの全てのゲームで成功しているって、マジか?
    なんか、途中で先生からの恣意的な関与が疑われるなぁ……
    でも、まぁ子供への教育という面で見ればいい方法なのかもね


    そして、「フェッセンデンの宇宙」
    上巻で伏木さんが紹介してたときにはそんなにも読みたくならなかったけど、今回は読んでみたくなったんだよなー
    なんでだろうね?
    やはり、本の紹介って難しいっすなぁ

    僕も読書会でよく本を紹介するけど
    ただ単に自分の語りたい内容を語ってるだけな気がする
    如何に聞き手に「読んでみたい」と思わせるかは考えてないかも
    今後は紹介の仕方を工夫してみようかね?


    あと、アンネの日記を読んだことがあるけど、改訂版は読んでない
    でもまぁ、そこまで赤裸々な内容が含まれるんだったら読まなくてもいいかなという気もする


    さらに余談だけど、朝日奈先生は仮面ライダー響鬼は前期派なのかね(笑)
    全29話ですとかねw
    プロデューサーと脚本家の交代と路線変更で、ファンの間でもそれぞれに否定派肯定派がいるという不思議な作品なんだよな
    僕としてはどっちもアリだとは思うけど、桐矢の存在は「こいつウゼェ」と思いながら観ていた記憶が
    ただ、ストーリーの転換としての役割としては十分な働きしてたなぁ
    明日夢君の響鬼さんへの弟子入りエピソードという意味では進展があったわけだしね
    あと、平成ライダーはライダー同士の戦いという要素があって
    響鬼に関しては鬼同士の戦いはないので、弟子同士の競い合いでそれを表現してたんだろうかとも思う
    ま、桐矢のやり口はとても認められないがね

    と、本のストーリーと全く関係ない話題でもそれて盛り上がろうと思えばどこまでも盛り上がれるw


    やっぱ、詳しい人と話をするのは本当に楽しいんだろうなぁと思うよ
    続きを読む

    投稿日:2021.04.27

  • kikko999

    kikko999

    深刻な社会問題への言及も語り口のせいであまり重くならず、テンポ良く話は進む。差別批判がいささかくどい感はあるが、それも“らしさ”。最後H.G.ウェルズに着地させるところは巧い。続編も読んでみたいと思った。続きを読む

    投稿日:2020.02.06

  • ai

    ai

    ビブリオバトルというものを知ったのは、比較的最近のことである。
    その時は「なんて面白いバトルがあるのだ!」と興奮した。
    しかし、いまだそのバトルを生でみるチャンスなし。いつかみてみたい。

    さて、本書は高校のビブリオバトル部で起こる物語。

    何よりこの舞台であるBISという高校が素晴らしい。
    校則もなく、服装も自由。授業も選択制で、生徒たちの出身国もいろいろ。
    あぁ、こんな高校で学生生活を過ごしたかった!

    ビブリオバトルではきちんと本の紹介もされている。
    私も10代のころはSFが大好きだったことを思い出し、読んだはずの本もすっかり忘れている今、また読んでみたくなった。
    続きを読む

    投稿日:2016.12.14

  • よおこ

    よおこ

    上巻を読んだら古いSFを読み返したくなった。
    下巻を読むと古いアニメの主題歌が聞きたくなる。
    結局、YouTubeで探して聞き、懐かしすぎてちょっと泣いた…。

    巻末の参考資料リストが素晴らしい。

    投稿日:2016.11.13

Loading...

クーポンコード登録

登録

Reader Storeをご利用のお客様へ

ご利用ありがとうございます!

エラー(エラーコード: )

本棚に以下の作品が追加されました

追加された作品は本棚から読むことが出来ます

本棚を開くには、画面右上にある「本棚」ボタンをクリック

スマートフォンの場合

パソコンの場合

このレビューを不適切なレビューとして報告します。よろしいですか?

ご協力ありがとうございました
参考にさせていただきます。

レビューを削除してもよろしいですか?
削除すると元に戻すことはできません。