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松岡圭祐 / 講談社 (2件のレビュー)
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総合評価:
mune_leopard
6
人の死なないバイオレンス
万能鑑定士Qから入りました 「万能鑑定士Q」「特急添乗員α」からの流れで読み始めましたが、 これはこれで 前作とは毛色が違いハードなアクションが次から次へと(でもなぜか人は死なない^^) 描写が…結構ハードですが、語り口は軽く すいすい読み進められます。 次は「水鏡推理」かな~続きを読む
投稿日:2016.12.17
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本って、やっぱりいいですね!!
松岡さんの軽めのが好きな人は、少しきついのでは?
「人が死なないミステリー」というスタンスで、松岡さんはいくつか作品を残しています。その代表作が(私の勝手な評価ですが・・・)、万能鑑定士Qのシリーズだと思います。万能鑑定士Qは、壮大なストーリーに機知…に富んだリコさんがばっちりはまり、読み終えた時に、爽快感に似た気持ちになりますね。この気持ちのまま、探偵の探偵シリーズを読むと、えっ?と思われるかもしれません。なにせ、暴力、殺人、レイプなど、万能鑑定士Qにはほぼ出てこないテーマがちりばめられているからです。私も、びっくりしましたよ。全巻読みましたが、松岡さんが、ただただ楽しい機知に富んだ小説だけを書いているのではないのですね。人の恨みつらみ、暴力、殺意、人を貶めたいという欲望のような、人間の影の部分に焦点を当て、人間の在り方を掘り下げます。そして、この目を覆いたくなるストーリーの中に、ヒロインが登場します。ヒロインも美しくは描かれません。自らもひどい目にあうのです。そしてその描写が惨く、かつ生々しく、そして不快感すら覚えさせるのです。それでも、その中で強く生き抜くヒロインの姿に、人間の生きる本能を感じさせる小説になっています。万能鑑定士Qと探偵の探偵は、人間の表と裏のような感じが致しました。 私自身は、あまり暴力的なのは好きでないので、星4つにしました。続きを読む
投稿日:2017.01.23
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