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柏木ハルコ / ビッグスピリッツ (22件のレビュー)
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総合評価:
たま仙人
万人に薦められる漫画
絵も内容も中身の濃い、一切の手抜きがない正にプロの漫画…という印象。 「生活保護」という難しいテーマなので、どうしても説明的な会話が多くなってしまいますが、 一人一人人間味のある登場人物と、様々な家…庭環境、主人公の心の葛藤などなど、 うまくミックスされていて、かつ緩急がある展開のため飽きさせません。 趣味嗜好は千差万別ですが、万人に自信をもって薦められる漫画です。続きを読む
投稿日:2016.03.01
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hakaishon
考えさせられる
連載開始当初からすごいテーマの漫画が始まったなと気にはなっていました。連載雑誌の方は見ていなかったのでコミックで一気読みしました。ものすごく取材したんだろうなと思い調べてみると作者の方は2年取材された…そうです。不正受給編が3巻で完結していますが、不正受給という言葉だけ聞くと「悪い事」としか思っていませんでしたがこういうケースもあるのだと考えさせられました。中古ギターのくだりがはっきり描かれていませんでしたが、ちょっとすっきりしませんでした。すっきりさせないのも演出でしょうけど。私的にはハッピーな感じで締めてほしかったです。話題がハッピーで終わるようなものではないですが。今後も読み続けていきたい、おすすめの漫画です。続きを読む
投稿日:2016.03.03
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daiyuuki24
福祉事務所に配属された新人公務員・義経えみるは、 ケースワーカーという、【生活保護】に関わる仕事に就くことに。 そこでえみるは、生活に困窮している人々を支援することの難しさに直面。 悩みながらも、「ち…ゃんと人の相談に乗れる人間になりたい」と感じ、日々奮闘している。 そんな中、日下部さんという4人世帯の担当となったえみるだっだが、なんとそこで、高校生の欣也君が母に内緒でアルバイトをしていることが発覚。 アルバイトの収入申告がなされていなかったため、生活保護の「不正受給」となり、欣也君のアルバイト代を役所に返さなければならないことになり!? 果たして、緊迫の【不正受給編】の行方は!? 生活保護や申告もれのための徴収金の仕組みの説明をミスし、日下部さん一家の信頼を傷つけてしまったえみるが、どのように傷つけてしまった欣也くんや日下部さんの感情に寄り添って、信頼関係を立て直すかを、同僚や上司の手助けをしてもらいながら葛藤しながら苦闘するかは、ケースワーカーと生活保護受給者の信頼関係をどう作っていくかが、しっかりした生活保護制度などの知識と受給者の感情に寄り添ってしっかり制度について説明したり受給者が困っていることにどう対応するか、しっかりとした専門性と人間力がケースワーカーに必要であることがよく分かったケース。 後半は、2組の親子と扶養照会が、テーマ。 感情的に確執がある肉親と受給希望者の関係をしっかり調査した上で、生活保護受給申請を受理するか決めなければいけない難しさ、扶養照会の為に調査する為に受給者の肉親に聞き取りするやり方次第では受給希望者との信頼関係にひびが入り受給希望者のメンタルを傷つけてしまう難しさが描かれた3巻。続きを読む
投稿日:2024.02.12
dokutoku
親子には扶養の義務がある。普段は当然のことと受け入れていることが、法でも縛られているのを知ると恐ろしくも感じる。親子の縁は切れない。何があっても、憎みあっても、恨みあっても。改めて受け止める。そうはい…ってもいろいろな親子がいる。生活保護を申請するほど困っても助けない関係もある。拒否するのは扶養する側の時もされる側の時もある。実態上縁が切れていても行わなければいけない手続き「扶養照会」。そのとき突き付けられる情と法と現実。親子とは?家族とは?福祉とは?…などと考えることなく自然に過ごせているのがよい。続きを読む
投稿日:2022.09.03
tsukasa26
苦しい中徴収金を払っていかねばなりません 扶養照会はしないでほしい 労多くて益少なし 費用対効果の薄い作業 あずま雷 扶養義務に於ける感情問題 長年疎遠で関係性が悪いなどの事情があって回避する場合もあ…ります続きを読む
投稿日:2022.08.12
みちゃ
2016年2月3日発売。 第18話ㅤ関係 第19話ㅤこれから 第20話ㅤ夏の終わり 第21話ㅤミス実施要領 第22話ㅤ家族というもの 第23話ㅤ扶養照会 第24話ㅤ迷える青年 第25話ㅤ重点的扶養能力…調査対象者 第26話ㅤ父親登場続きを読む
投稿日:2022.03.28
Showji_S
社会から取り残されてしまった人々を丁寧に描いていて好感が持てるものの、内容は重たい。モデルとなったであろう方々の「幸福」を祈りたい。
投稿日:2022.02.12
inutaku
父親から追い込まれて精神的にも病んできている(らしい)島岡さん。 その胸が詰まる感じがコマからよく伝わる。 第4巻がとても気になる終わり方。 その手前に差し込まれる、えみるの同期の女子・栗橋が引…き出せなかったラブレターの話をえみるが聞けていた、というエピソードもよい。 この栗橋も、同じく同期の七条と同じで、イラッとするよりも「こういう考え方をしちゃうのも分かるよな〜」となるのがうまい。続きを読む
投稿日:2021.10.05
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