【感想】櫻子さんの足下には死体が埋まっている 狼の時間

太田紫織, 鉄雄 / 角川文庫
(28件のレビュー)

総合評価:

平均 3.3
2
7
11
2
1
  • 正太郎 対 花房

    今回のお話は2つのストーリー。
    1つ目は「集団自殺」、2つ目は内海さんの「部屋さがし」がテーマです。
    さて、1つ目のストーリーは正太郎と花房の直接対決。花房が正太郎に集団自殺をする人たちの中から、
    とりの女性を救い出せという難題を出してきます。
    内容はネタバレになるので省きます。なかなかスリリングな展開でした。

    そして2つ目のストーリーは内海さんの部屋探し。
    ちょっとした幽霊騒動に正太郎は巻き込まれてしまいます。
    ラストはなかなか感動的です。
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    投稿日:2016.05.09

ブクログレビュー

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  • ハルヒ

    ハルヒ

    このレビューはネタバレを含みます

    正太郎が1人で頑張る話。読んでいる自分も花房に騙されそうになる。そんな話の後の内海さんはなんだか安心する。

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    投稿日:2023.09.28

  • masabox

    masabox

    巨悪の直接(ツール的には間接だが)接触から始まる。そして案の定の誘導されっぷりではあるが、そこは根底の想いがあるわけで、仕方なしというステージ作りは上手です。で、なかなかのヘビーなお話です。様々なところで題材にされている裏サイト的なものは、きっちりと登場人物をからめ、一つの章として作ります。結末としてどうこうよりも果たして巨悪の思惑はと言うところに疑問符の残る展開。で、もう1つのお話はちょっと日常ミステリーとなるわけですけど、前巻とはまた違ったサブキャラクターをメインとし、輪郭を作っていきます。続きを読む

    投稿日:2022.05.11

  • 金糸雀

    金糸雀

    館脇の家に送られてきた差出人不明の封筒。中身は愛犬ウルフの無惨な写真。花房の仕業だと疑うが、とうの本人からある娘を救ってほしいとメールが届く…。

    まさかの花房との急接近に少し驚きました。また、館脇が探す娘は、集団自殺をしようとしている人達の中にいると花房から告げられます。一人一人の死にたい理由も細かく書かれていて、納得するものもあれば、そんなことで?と思うものもありました。しかし、感じ方や心の持ち方など人それぞれなのだから、しょうがないのかもしれないです。

    最後に内海さんの話も少しありましたが、ほっとする内容ではありませんでした(笑)少し涙が出てきました。
    続きを読む

    投稿日:2022.02.17

  • ハルモヤ

    ハルモヤ

    今回のメインの話は、櫻子がほぼ出ないし、色々それは早々にバレるだろうという点もあり頂けなかった。が、短編の内海の話は面白くて、さらに内海はトイレットペーパーは高いのを使うという設定で満足した(内海のモデルは大泉洋ちゃん)。続きを読む

    投稿日:2021.05.21

  • nyonboo48

    nyonboo48

    このシリーズを読むのは約2年ぶりだったけれど、今回は櫻子さんの活躍の場が少なくて残念。ミステリで探偵の能力が高ければ高いほど、登場とともに事件が解決してしまうので登場が遅くなる法則と似ているのかも。鴻上さんや阿世知さんの活躍ももっと見たい。続きを読む

    投稿日:2020.05.27

  • ちこ(´・ω・)

    ちこ(´・ω・)

    「狼の時間」
    潜入した先で彼が助けるべきは。
    phantomとの連絡が何故途絶えたのも気になるが、彼もしくは彼女が傍に居たからこそ最後まで何が起きたのか多分理解していたのではないだろうか。
    あのゲームの勝者が誰で実際に人質だったのは本当に彼女だったのか、謎しか残らない結果になったが独断で動いたせいで多数の人に心配をかけた事だけは確かだな。

    「午前四時のノック」
    お試し期間の間に聞こえた音。
    事故物件と聞くといい印象は持たないが事件性も無く、自然死だとしても同じ様に扱われるのは賃貸の持ち主としては酷な時もありそうだな。
    彼が聞いた音は今でも元気だよと伝えてくれる彼女に対して、正義感や義務感の強そうな彼は次の人が現れるまではと返答していたのかもしれないな。
    続きを読む

    投稿日:2020.01.24

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