【感想】はっちゃん、またね 多発性骨髄腫とともに生きた夫婦の1094日

池沢理美 / BE・LOVE
(4件のレビュー)

総合評価:

平均 4.3
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  • こんな夫婦で、最後まで一緒にいたい

    基本的には、作者の視点で話が紡がれています。そして現実の中で起こった出来事が(ほぼ)赤裸々に描かれています。
    何度も泣けたのは、(私が)寄る年波に涙腺がゆるくなっただけでは無いでしょう。
    これを読んで正直なところ、ツレに対してタイトル表記のように思いました。
    後は、もう少し子供側の話も伝えて欲しかったでしょうか…いや、この話の主人公は『彼』であり、『彼女』(作者)なので、これはこれで完成しているのでしょう。
    また、ちょっと違う角度からですが、別の作者さんの『さよならもいわずに』も読まれると、女性と男の考え方の違いが良く分かるように思えました。
    続きを読む

    投稿日:2016.05.31

  • 家族が不治の病になったら

    家族が不治の病になったら、とても悲しい。どうしたらいいのか途方に暮れると思います。
    でもはっちゃんは、全力で生き抜いたわけで、病気になっても可哀想ばかりじゃないんだって、勇気もらいました。もしも、病気に負けそうになったら、また読みます。続きを読む

    投稿日:2017.03.10

ブクログレビュー

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  • waterperiod

    waterperiod

    THE GOOD-BYEのベーシストな方の奥さまによる看取り闘病記。Kindleで読了。自分が病気してから闘病記に目が行くようになりました。
    はっちゃんこと加賀さんの55歳という若さでの訃報を耳にして驚いた記憶はありましたが、まさかこれほどまでに壮絶な「多発性骨髄腫」との闘いがあったとは思いもよりませんでした。
    ギリギリまで生と音楽を諦めようとしなかった夫を支え続け、その身体が限界を迎えるまでを見つめ続けた、奥さまの池沢さん。この作品の執筆の原動力となったのは、もちろん漫画家としての性もあるでしょうが、やはり何よりも愛する夫について描き残したいという、夫への夫婦愛、そして共に音楽に関わった者としての同志愛の強さに他ならないと思います。
    読後、緩和ケアの難しさについて考えずにいられなかった作品でもあります。身内だけで穏やかに最期を迎えられる環境をいかに整備するか? また、死を迎えようとする身体の、患者により少しずつ異なる苦痛をいかに汲み取り軽減するか? いずれも口で言うのは容易いですが、決して簡単ではない。では、自分が患者あるいは患者家族として問題に直面した時いったいどうすれば良いのか? 悔いのないよう看取れる(看取られる)ことができるのだろうか? など、普段から頭の片隅で考えておいた方が良いのだろうという考えに至っているところです。
    続きを読む

    投稿日:2017.03.20

  • 唸るバクテリア

    唸るバクテリア

    最近、iBooksで買うマンガはエッセイマンガばっかだな・・・

    でまぁ、人前で泣きながら読んだわけだ。
    人の生き死にではあるけど、それより、そこに捧げられた感情に泣くんだよ。

    投稿日:2015.12.12

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